手先が器用な人になるにはまず口先から

ブログネタ:手先は器用?

ミッキー
ハイジは手先が器用そうだな
ハイジ
ポカパカポキカッ!
ミッキー
痛てー!いきなり蹴るな!何なんだ一体!
ハイジ
むっ?何か問題があったのかも?でも言われた通りにしただけなんだよ
ミッキー
おい、手先が器用そうって言っただけでどうして蹴られなきゃならないんだ。わけが分からないぞ
ハイジ
んー?私の手先を起用して行動しただけかも。そうなのかも?違うかも
ミッキー
いや、起用じゃなくて器用だぞ。不器用とか器用のき……
大地を切り裂く多いなる力、右足!
空気を切り裂く闇の力、左足!
左足に負けない脅威の力、右足!
右足に勝る圧倒的な力、左足!
口だけではない真の力、右足!
他の何も勝負にならない力、左足!
ぬぬぬ、うるさい左足!
お前も黙れ、右足!
左足が右足って言うとややこしいだろ、右足!
右足だって左足って言ってただろ、左足!
右か左か全然分からないぞ、右足!
右か左か全然分からないぞ、左足!
ミッキー
人が話してる最中に誰なんだよお前らは!同じ人の足なのに仲が悪過ぎるぞ!ヒーローが戦おうとしてるのに言い争いしてる場合じゃないぞ!って、それは良いとして、僕は手先って言ったのにさっきはどうして蹴ったんだ?
ハイジ
んー?だからさっきも言ったように、私の身体は全て私の手先、要するに子分みたいなものなんだよ。だから何でも私の手先として動きまくるのかも!しゅしゅしゅっ!
ミッキー
なるほど……足もハイジの思い通りに動く手先ってわけか……そう考えると結構分かりにくい日本語ってあるもんだな
ハイジ
むっ?言葉は口先だから今回の手先の話とは違うのかも。ミッキーも少しは先に頭で考えてから発言した方が良いんだよ。要するに【頭先】とか【脳先】みたいなカンジかも。そうなのかも?違うかも
ミッキー
いきなり【ずさき】とか【のうさき】なんて新しい言葉を作られても困るぞ。手先が器用って話をしようと思っただけなのにどうしてこうなるんだ……
ハイジ
手先のへさきが穂先なんじゃないかと手羽先が言うので先んじてお先にどうぞと沙希さんに言ったら、先に行くのは先々妃になるための刃先のような正木、じゃなくてまさかき奉納だというからまさかそんな事が……
ミッキー
ちょ、ちょっと待った。今はお互い自由に独り言を言う時間じゃないんだぞ。とにかくハイジは手先が器用そうに見えるんだけど、自分ではどう思うんだ?
ハイジ
右向け右!
ミッキー
え?どうしたんだ突然
ハイジ
むっ、回れ左!
ミッキー
おい、だからどうしたんだ突然
ハイジ
むむむ、やっぱり私はミニーほど器用じゃないんだよ。まだまだかも
ミッキー
いや、今の掛け声でどうやって器用かどうかを計るんだ?わけが分からないぞ
ハイジ
んー?だから手先のミッキー一人も器用に扱えないようじゃまだまだなんだよ。ミニーの域に達するには精進が必要かも
ミッキー
だからその手先の意味じゃない、って言ってるだろ!じゃなくて、僕がいつからお前らの手先になったんだ!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

  • 習った頃、「向かって右」(及び向かって左)と、こちらの右と左の区別がつかなくて、
    テスト用紙の中に入ろうとしていました。
    今も向かって右左の時は、いちいち、こちらが右だよな…とワンクッション置いてます。

    • 「あらそう。向かって右とか、こっちから見て右とか、見たまま右とか、色々あってややこしいわね。箸とか茶碗とかも当てはまらない人がたくさんいるものね」

  • ハイジ?の大地を切り裂く多いなる力…の言い回しが クリティカルヒットでした 脅威とか圧倒的とか 大好きな言葉です(笑)

    不器用です 不器用だから 力任せで物事を あ、あくまでも手先の話しだけど 力任せで 物事を終わらせようと その物をよく壊したりします(汗)綺麗に包装されている物を 包装を破ろうとして 物まで破った事あります(汗)
    仕事仲間には内緒だけど…

    不器用です

    公認会話士さんは 器用ですか?

    • 「あら、ハイジは手先も足先も舌先もよく動きそうね。あらそう、不器用な人というのは実は手先が不器用なわけではなくて、せっかちだったり横着だったりするのが原因の事も多いんじゃないかしら。逆に器用な人は気が長くて一つ一つを丁寧にしているだけかもしれないものね。あら、書き留めている人はどうかしらね。恐らく面倒臭がりだから色々なものを落としたり壊したりしているんじゃないかしら」

  • ふーむ、石の彫刻彫れる、器用な手を持つ人は、木の彫刻も素晴らしいのか、それはまた違うのか、気になります。

    • 「あら、どうなのかしらね。器用さと合わせて、そもそもの美的センスもあるでしょうからね。意外と何でも出来るのかもしれないわよ」

    • 「あら、ハイジも口先は器用だったかしら。足先もいつも器用そうね。あんなに速く回転しないものね」

  • 華麗なる俊才の甘露あふれる口先!
    でも、まわれ右はあっても、まわれ左は存在しないのです。
    左向け前へ進め!

    • 「あら、彼の場合はいきなり行動だけを指示されると、動くよりもまず意味を考えてしまうタイプでしょうからね。それなりに理由を付けて……って、何を言わせようとしているのかしら」

  • いろいろなことに興味がありますけど、モノになった試しがありません。良く言えば多趣味で幅広くですが、要は器用貧乏ですね(笑)。

    • 「あらそう。興味があっても実際やってみたら大して面白くない、という感想になるのは仕方が無いものね。興味を持ち続ける事もまた脳の器用さだったりするのかしら」