どうも公認会話士です。
乃木坂46の生田絵梨花さんが主演するミュージカルを観てきたので、感想を述べたいと思います。
スポンサーリンク
5月26日~6月28日 帝国劇場
7月5日~7月18日 梅田芸術劇場
8月1日~8月19日 御園座
という事で、東京・大阪・名古屋の3都市公演です。
生ちゃんが去年出演した「レ・ミゼラブル」の半年間には及ばないですが、3ヶ月間に渡るロングラン公演!
※ちなみに「レ・ミゼラブル」は来年再演される事が決定してます。
チケットはもうあまり残ってないと思いますが、恐らく当日券を多少残しているはずなので、興味のある方は劇場へ問い合わせてみましょう。
公式ホームページ
ただ、今回もやはり役によってはダブルキャスト、トリプルキャストとなっているので、自分の目当ての役者さんの出演スケジュールのチェックをお忘れなく!
ザルツブルクの宮廷楽士であるレオポルト・モーツァルト(市村正親)とその娘ナンネール(和音美桜)は、錚々たる名士たちが集まる貴族の館で、今、幼い息子がピアノを弾くのを目の当たりにしている。5歳にして作曲の才が花開いたその子ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、”奇跡の子”と呼ばれていた。
歳月は流れて、ヴォルフガング(山崎育三郎/古川雄大 Wキャスト)は故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。傍にはいつも、奇跡の子と呼ばれた頃のままの“才能の化身・アマデ”が寄り添い、作曲にいそしんでいた。しかし、青年ヴォルフガングは、ザルツブルクの領主であるコロレド大司教(山口祐一郎)に仕えて作曲をすることに嫌気がさしていた。「大司教に逆らうな」という父と意見が衝突。ついに自分を束縛する大司教に、怒りを爆発させてしまう。
そしてヴォルフガングは名声と自由な音楽活動を求めて、母親と共にザルツブルクを出るが、幼い時のように持て囃されることはなかった。逆に旅費を使い果した上に、旅先で母を亡くしてしまう。失意のうちに故郷に帰ってきたヴォルフガングは、幼少からヴォルフガングの才能を見抜いていたヴァルトシュテッテン男爵夫人(涼風真世/香寿たつき Wキャスト)の援助を受けて、ウィーンで音楽活動をする決意をあらたにする。ヴォルフガングはウィーンに移り住み、知人のウェーバー一家の三女であるコンスタンツェ(平野綾/生田絵梨花/木下晴香 トリプルキャスト)との愛情を急速に深めていく。しかし、コロレド大司教の謀略によって、演奏の機会をことごとく絶たれてしまう。ヴォルフガングは再び大司教と対決。二人の関係はついに決裂する。
大司教との決裂後、ヴォルフガングはウィーンの社交界で話題を呼んでいた。コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなし、ヴォルフガングにとって、故郷に残してきた父と姉の存在がどんどん薄くなるのだった。レオポルトは息子の成功を誇りに思う反面、その思い上がりを感じ取る。しかしヴォルフガングは父の苦言を聞き入れようとしない。二人はついに心を通い合わせることなく、レオポルトはウィーンを後にする。そしてオペラ『魔笛』を成功させ、音楽家として頂点を極めたヴォルフガングの前に謎の人物が現れ、『レクイエム』の作曲を依頼する…。
という事で、モーツァルトの生涯をそのまま描いた物語ですね。
生ちゃんはモーツァルトの奥さん、コンスタンツェ役で登場します。
劇場は舞台やミュージカルでお馴染みの帝国劇場です。
舞台と客席の間にオーケストラピットがあるので、まさにミュージカルに打ってつけの劇場ですね。
すぐ近くに【東京ミッドタウン日比谷(日生劇場と東京宝塚劇場の隣)】も完成して、今まで以上に周囲が賑わってます。
去年帝国劇場に来た時は日比谷公園の前を通りましたが、そういえば何やら建設中だったのを思い出します。
今思うとあれがミッドタウンだったんですね。
「GINZA SIX」とか「ミッドタウン」とか「ヒルズ」とか、個人的にああいう商業施設の楽しみ方がいまいち分からなかったりしますが、それはきっと私がお金持ちではないからでしょう。
と、それはさておき、帝国劇場はとにかく広い劇場なので、なるべくオペラグラスなどを持っていった方が良いと思います。
売店で貸出しサービスもありますので、一度自分の席についてみてから使用するかどうか選択するのも手です。
ちなみに私の場合ですが、今回もチケット運に恵まれました。
流石に前回の「レ・ミゼラブル」の時のような最前列とはいかないですが、前から3列目!
比較的平坦な客席ですが、前の方は舞台を見上げる形になり、後ろの方は舞台を見下ろす形になるので、恐らくどの席からも前のお客の頭が気にならないような配慮がされていて見やすいはずです。
さて、ではネタバレしないように舞台の感想です。
「好きな事を仕事にすると楽しくなくなる」というのはよく聞く話ですが、それは中世であっても同じ事だったのかな、と思いました。
様々な妨害や策略に巻き込まれた作曲活動は彼や周囲の人を幸せにはしなかったのかもしれないですが、今も多くの曲が親しまれ、人々の心を動かしているのを知ったらモーツァルトは喜ぶかもしれないですね。
生前に「私より努力して作曲してきた人間はいない」みたいな言葉を残してる事からも分かるように、彼は承認欲求が人一倍強いタイプだったはずなので。
さて、物語ですが、あらすじから「暗い話かな?」と悲劇を予想したんですが、意外と明るい曲調の歌も多かったと思います。
色々な曲があって飽きずに楽しめるんじゃないかと。
出演者の服装も面白かったですね。
中世っぽさを出してる人もいたり、現代っぽい服装の人もいたり。
生ちゃんなんて肩出しの普段着みたいな格好や短めのスカートを履いてるシーンもありました。
だったらウィッグじゃなくて髪型も普段の生ちゃんで良いんじゃないの?なんて思ってしまいました。
まぁとにかく休憩25分を含めて3時間15分にも及ぶ(カーテンコールがあるのでもうちょっと長い)壮大な物語を堪能して満足しました。
では次に乃木坂46ファンとしての感想です。
去年は「ロミオ&ジュリエット」や「レ・ミゼラブル」に出演したりと、生ちゃんはミュージカル女優への道を着々と歩んでいますね。
モデルや女優やタレントとして活躍するメンバーがいるアイドルグループは多いですが、乃木坂46は生ちゃんのおかげで「ミュージカル女優がいるアイドルグループ」という他にない個性を持つ事が出来てます。
ここ最近1期生の卒業が相次いでますが、今後も乃木坂に居続けて欲しいものです。
さて、では今回の舞台ですが、モーツァルトの奥さんという役柄上、登場するのは結構後の方だろうな、と油断していたらいきなり登場したので驚きました。
今までの清楚なお嬢様キャラと違って、今回は悪役っぽさもあり、気性の激しさもあり、という役どころでしたが、堂々と自信満々に演じてるのが伝わってきます。
良い意味で「こなれてきたな」といった印象です。
来年は「レ・ミゼラブル」の再演の他に、「戦争と平和」を舞台化した「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」の出演も決まり、今後も益々の活躍が期待出来ますね!
↓名前の前に「乃木坂46」の記述がないのが気になりますが……
あ、そしていつものキスシーン報告ですが、今回は5回以上はあったかな?
山崎育三郎さんの優しさなのか何なのか、3列目から観た限りではちょっとズラしてキスしてるケースもあったような。
買ったのはパンフレットと、前回サブレを買ったので、今回はクランチチョコを買ってみました。
というわけで以上、ミュージカル「モーツァルト!」の感想でした!
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
View Comments
愛する二人を引き裂く物語
「モッツァレッラ!」を書いてほしいっす。
「あらそう。溶けたり伸びたり絡みついたりするんでしょうね。食べ物も人間関係も発酵したら注意が必要ね」
陽気に打ち溶けるヨッパライ、ゲロって伸びるヨッパライ、絡むヨッパライ、など様々なヨッパライも登場
私知らなくて 聞くんだけど 広い劇場で 遠くから観る事になったとしても やっぱり生で観るのって迫力違ったりするのでしょうか?
公認会話士さん そういうところに よく行かれるイメージがあって なんかすごい行動的だなっていつも思っています
私は 恥ずかしいからあんまり行かないんだけど 9月に(チケット買う事できたら)仕事仲間と(やはり恥ずかしい でも行きたいという理由で お願いしました)ライブに行くかも知れません
私も(チケット買えたらだけど)楽しんでこようって思っています
「あら、そうね。どれだけ映像技術が発達したと言っても、やはりテレビや映画館で観るのと生身の人間が動いているのとでは全く見える情報量が違うみたいよ。それは遠い席だったとしても感じられるんじゃないかしら。でも生で観る人が増えてチケットが手に入りにくくなったらそれはそれで困ってしまうでしょうけれど」
モーツァルトですか、僕はバッハみたいだとよく言われましたよ(髪型が)
「あらそう。もうその気になれば誰の髪型でも出来そうね。声だの化粧だのはいるけれど、髪型のモノマネタレントはまだいないジャンルなんじゃないかしら」
野球と言い、前のほうが当たりますなぁ。
生田さんも周囲の騒音を黙らせるような実力派への道をまい進中ですね。
昔は「非実力派アイドル」何て言葉も流行りましたが、今の時代はそれが通用しそうにない、、。それだけ厳しい時代の中で、メンバーそれぞれどうあるべきなんでしょうね?
社会の中で、活かし活きる、そんな時代ではないでしょうか・・・。
「あら、そうね。本当に何も下地のなかった人もいたり、色々な才能を持った人もいたり、それがグループで一緒になっているのが面白いわね。それが全然面白くないと感じる人も多いみたいだけれど。ちなみに来月観に行く予定の舞台はかなり後ろの方の席になってしまったみたいよ」
おはようございます。
ミュージカル、観ると迫力あるので、
チカラが伝わってきますね。
「あら、そうね。今回はオーケストラピットよりも前に出演者が出てくる演出が何度かあったみたいで、かなりの迫力だったらしいわよ。終演後は帝国劇場の駐車場出口で出待ちをしている人達が結構いたけれど、その熱意の力も大したものね」
モーツアルトは僕はいやだ。これ凄い上手い!
>https://www.youtube.com/watch?time_continue=136&v=SL5TDxlB6tE
「あらそう。好き嫌いは誰にでもあるものね。有名になると突然知らない人から好かれたり嫌われたりして、それも結構大変でしょうね」
モーツァルトは大好きです。僕は映画「アマデウス」で目覚めたクチですが、これは切り口がだいぶ違うようですね。レクイエムの作曲を依頼してきた人物は、市長の息子だったという説もありますが…人それぞれ、思い入れのある作曲家ですから、どんな風に描かれているのか興味がありますね。
「あら、そうね。同じ人でも視点によって描き方が違うから面白いわね。喜劇でも悲劇でもミステリーでも何でも出来るんじゃないかしら。本人がどう伝えて欲しいかなんてお構いなしというところだけれど」