桜井玲香(乃木坂46)、藤間爽子主演舞台「半神」を観た感想

どうも公認会話士です。

このたび、乃木坂46の桜井玲香さんが主演する舞台「半神」を観てきました。

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公演時間は約2時間です。

作品情報

数々の名作を世に送り出してきた漫画家・萩尾望都の「半神」は、1984年1月号の「プチフラワー」(小学館刊)に掲載された異色の傑作短編漫画です。この短編漫画をもとに、萩尾望都と、劇団夢の遊眠社時代の野田秀樹が共同で舞台脚本化し、誕生したのが戯曲『半神』です。結合双生児の姉妹を主人公にした衝撃的な内容は1986年に劇団夢の遊眠社で初演されて喝采を浴び、88・90年にも上演、さらに99年には演出に大幅に手を加えNODA・MAPで再演されて注目を集めました。

演出を手掛けるのは、劇団「柿喰う客」代表・中屋敷法仁。2006年の旗揚げ以降、劇団の全作品の作・演出を手掛けるほか、さらに、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」や舞台「黒子のバスケ」、舞台「文豪ストレイドッグス」シリーズなどの著名2.5次元舞台まで、数々の作品に脚本家・演出家として関わり頭角を現す注目の次世代クリエイターです。少女漫画界を牽引し続ける萩尾望都と演劇界の巨星・野田秀樹が創作した舞台『半神』を、初演から30年以上経て、次代を担う才能が新たな解釈と演出で、今を生きる若いキャストたちと共に現代の“人間”そのものを描きます。
(公式ホームページより)

というわけで、結構昔の漫画が原作の舞台ですね。舞台化の歴史もかなり長い人気作品のようです。

公演スケジュール

7月11日(水)~7月16日(月)天王洲・銀河劇場
7月19日(木)~7月22日(日)大阪・松下IMPホール

人気の舞台の割りには公演日数がかなり少ないです。
東京と大阪で数日ずつしかありません。
追加の見切れ席なども販売されていた公演なので、恐らくチケットはほとんど無いと思いますが、どうやら当日券を多少残してあるみたいです。
私が観た日は開場1時間前から抽選を受け付けてましたが、日によって違うかもしれないので、興味のある方は劇場に問い合わせてみましょう!
公式ホームページ

ちなみに7月11日はプレビュー公演(本演開幕日の前に行われる試験公演)だったんですが、運良くチケットに当たりました。
1階席の後ろの方でしたが、センターブロックだったのでまぁまぁの席です。

銀河劇場

さて、乃木坂メンバーの出演する舞台ではお馴染みの天王洲・銀河劇場ですが、一応紹介しておきましょう。

天王洲アイルのシーフォートスクエア内(2階)にある円形の劇場で、2階席、3階席もあり、比較的どこからでも観やすい形をしてます。
でも1階席後方や、2階席、3階席はオペラグラスを持っていかないと表情まではよく分からないと思います。

私も1階席後方だったので持っていきました。やっぱり細かい表情などを観るにはオペラグラスがあった方が良いです(視力1.0)

あらすじ

痩せこけて醜い容姿ながら高い知能を持つ姉のシュラ(桜井玲香)と、誰からも愛される美しい容姿だが知能が低く話すこともできない妹のマリア(藤間爽子)。だが、2人の身体はつながっている結合双生児の姉妹だった。姉のシュラは、いつまでも愛らしく無邪気で周りの人々の寵愛を一身に集める妹のことを疎ましく思いながらも、マリアを支えつつ2人で生きていた。
しかし、10歳を目前にして2人の身体はその負担に耐え切れず衰弱してしまう。救う方法はただ一つ、2人を切り離すこと。果たして、2人のゆく先は……?

設定からして結構奇抜ですね。美しいマリアではなく醜いシュラを桜井さんが演じるのがまた面白いです。

舞台の感想

ではネタバレしないように舞台の感想です。

主人公の設定が奇抜な以上、もちろんその主人公を通して何か伝えたい大きなテーマが存在するわけです。
というより、身体が繋がった双子だからこそより伝わりやすいテーマなわけです。
といったところを期待して観ましたが、まぁテーマ自体はそこまで難しいものではなく、結構ありがちなものだったと思います。

むしろ化け物とからせん方程式とかを絡めて無理やり難解にしているような?

台詞回しや幻想的な世界観も結構独特ですが、そこは観ているうちに徐々に引き込まれていくカンジで悪くなかったと思います。
ただ、役ではなく本人として登場したりとか、舞台の裏側の話とか、メタ的な展開がちょっと多いかなー、と思いました。
それをやると簡単にウケるのは分かるんですが、そうじゃなくて物語の中で笑わせて欲しいな、と思います。

ちなみにW主演の藤間爽子さんは今回が初舞台(しかも初日!)だそうですが、そんな事を感じさせないくらい堂々としてました。
既に他の舞台への出演も決まってるらしいですし、今後注目の舞台女優かもしれませんね!

さて、今回はイープラスでチケットを購入したんですが、初めて「スマチケ」での入場になりました。
スマホ画面を見せるだけで入場出来るのは便利で良いですね。
まぁ紙のチケットを手にした時のワクワク感も悪くないですが。

乃木坂ファンとしての感想

では次に、桜井玲香さんの感想を。

舞台経験豊富な桜井さんですが、実は今回が初めての観劇です。
今まではスケジュールが合わなかったり、チケットに外れたりしてて、ようやく今回観れました。

いやはや、美形ですし顔も小さいですねぇ。って、今回の役としてはそうじゃいけないわけですが。
でも物語が始まると醜い憎まれっ子の表情に変化するのは流石です。

日常では使わないような言葉遣いや単語も多く、演じるのは難しかったと思いますが、普段ポンコツキャプテン扱いされている桜井さんの片鱗はなく、素晴らしかったです。
今年はミュージカルにも出演するみたいですし、今後益々の活躍に期待したいです!
ミュージカル「レベッカ」公式ホームページ

買ったもの

戦利品はパンフレットとポストカードのみ。

というかそれくらいしか売ってなかったです。
公演が進むと他のグッズが作られる可能性もありますが、今回は公演日数が少ないから追加グッズは無いかも。

以上、舞台「半神」の感想でした!



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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 勝手な思い込みかも知れませんが 結合双生児とか 1980年代だから出来た?事で 今の時代難しいかも知れないなって思いました(出来ない事はないと思いますが)
    私も 1度舞台というものを体験してみたいですね(中学の演劇ではなくて)

    • 「あら、そうね。ニュースで聞く事すらないという事は、現代ではそう簡単に生まれないんでしょうね。自分がもう一人いるという感覚なのか、あくまで他人の感覚なのか、どちらなのかしらね」

    • 「あら、そうね。今はバラの種類もたくさんあるから、何色になるかでずいぶん変わるのかしら。毎日真っ黒というのもそれはそれで落ち着いて良いものだけれどね」

  • 萩尾望都さんの作品が好きで、「半神」持っています。わずか16ページほどしかない物語の内容は、一言でいえば「半身」ですが、会話士さんも思ったように他のネタを入れないと間が持たないでしょうね。

    • 「あらそう。そんなに短い物語だったのね。それで2時間の物語をよく作ったわね。半分原作で半分創作というカンジかしら」

  • 複数の舞台をこなす女優さんの演技が実は次のミュージカルのものだったりしてないか半信半疑です。

  • おはようございます。

    劇場まで行くのに暑いですね。
    舞台を見て熱くなりました?(^-^)/

    • 「あら、そうね。こういう施設の中に入っている劇場なら涼しく待てる可能性が高いけれど、劇場の外で待たされるようなところだと厳しい季節と言えそうね。舞台は結構ひんやりした雰囲気だったみたいよ。でも演者の熱は伝わってきたみたいだけれどね」