家が変わるのだけが引越しではない?恐ろしい人間関係に巻き込まれる引っ越しとは

ブログネタ:引越しの思い出

ミッキー
引越しって経験が無いんだけど、どうなんだろうな
ミニー
あら、どういう事かしら?
ミッキー
うん、家の荷物を移すのも大変だろうし、学校とかが変わるのも大変だろうし、どんな気持ちなのかな、と思ってさ。僕は生まれてからずっと同じ家だから引越しにちょっと興味があるんだ
ミニー
あらそう。わざわざ家を変えたりしなくても学校の中で引越しみたいな事は結構起こるんじゃないかしらね
ミッキー
ああ、なるほど。クラス替えがあれば今まで仲が良かったクラスメイトとも離れ離れになるし、例えば席替えだって新しい人の隣になるわけだからな。実際に引越して転校する緊張感とはずいぶん違うだろうけど、多少はそういう雰囲気を味わってるわけか
ミニー
違うわよ。クラスの中で比較的当たり障りの無い平穏な場所にいたのに、突然クラスメイトの標的にされて気が抜けない環境へと引越してしまう事がよくあるじゃないの。実際に引越して全く新しい人間関係から始めるよりも余程深刻な引越しじゃないかしら
ミッキー
そ、その引越しはしたくないな……っていうか人間関係が変わるのを引越しって表現にされると話がややこしくなるぞ
ミニー
あらそう。だったらその価値観を引越せば良いじゃないの。今あなたのいる場所だけが常識で正しい場所だと思ったら大間違いよ。世界中の全ての人間が全く違う価値観を持っているのに、自分だけが常識だと信じて他人をその範疇に押し込めようとしているような世の中だから上手くいくはずが無いわね。でも少なくとも毎晩夢の世界へ引越しているあなたは私と比べてずいぶん引越し上手なんじゃないかしら
ミッキー
うーん、何だか何もかも引越しって表現になるようなカンジだな……僕としては家を引越す意味での話をしたかったんだけど……
ミニー
何をごにょごにょクラスでの人間関係がどうも上手くいかずに悩んでいたタイミングでたまたま父親から引越しの話を聞かされたので、この際もうお別れになるクラスメイトになんて思い切り嫌われても構わないからと全員に今までの文句をぶちまけたところ、よくよく話を聞いてみたら引越すのは仕事が転勤になった父親だけで、母親と自分はそのまま今の家に残るというのを知ってしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。それで結局今日は一体何の話をしたいのかしら?話題がどこかへ引越してしまって何が何だかさっぱりわからないわ
ミッキー
いや、だからまぁ引越しってどんなものなんだろうな、と思ってさ。僕もお前もずっと生まれ育った家に住んでるわけだしな。新しい環境に変わるのってどんなカンジなんだろう
ミニー
さぁ、どうかしらね。お店が潰れたりオープンしたり、近所の人が引越したり引越してきたり、区画整理があったり、学校が統合されて無くなったり、ただ自分の家が動いていないだけで、周囲の環境はどんどん変わっているわよ。確かに引越しは一気に色々変わるでしょうけれど、引越さなくても常に新しい環境で過ごす事には変わりは無いんじゃないかしら
ミッキー
なるほど。まぁ確かに僕が子供の頃と比べると、近所の人とか近くの店とかも結構変わってるな。でもまぁ今回はあくまで引越しで一気に変わるとどうなるのかを訊きたいんだけど……
ミニー
しつこいわね。良いか悪いかなんてその人の気持ち次第だから何とも言えないわよ。変わって嬉しい要素もあるでしょうし、変わって欲しくなかった要素もあると思うわ。でもいざ引越すと決まった以上は早めに気持ちを切り替えた方が上手くいくんじゃないかしら
ミッキー
そっか。じゃぁお前はどうだ?もし今引越すとしたら、嬉しいと思うか嫌だと思うか、どっちだろうな
ミニー
あら、それは凄く嬉しいんじゃないかしらね。気持ちなんて簡単に切り替えられるわよ。何もかも捨ててあなたとも一生話さない生活になるもの
ミッキー
こら!そんな簡単に切り替えられたらたまらないぞ!しかもそれが嬉しいなんて酷いじゃないか!
ミニー
違うわよ。何もかも全てあなたと一緒で離れない生活……って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
うっ、そ、そっか。いつかお前が引越すとしたらそういう状況になると思うわけだな……うーん、早く引越しの時がやってこないかな。楽しみだな
ミニー
あらそう。こんな事で浮かれているのが知れ渡ったらクラスメイトから標的にされる日も近いんじゃないかしら
ミッキー
そっちの引越しじゃないぞ!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • ネット環境で、居候をやめて引っ越そうかと思ったのですが、踏ん切りがつきませんでしたね。

    • 「あらそう。何でも自分でやる方が自由度は高いものね。と思いつつ何もかも自分でやらなければならない面倒な事も多いんでしょうけれど。一長一短かしら。一町の土地なら一反の家は建つでしょうけれどね」

  • 僕も東京砂漠に引っ越してみたいのですが、
    ラクダにうまく乗れるか心配です。

    • 「あらそう。ラクダよりも勝ち馬に乗る技術の方が重要かしら。その代わり生き馬の目を抜こうとする人も多いから注意が必要ね」

  • 引っ越しでは、レコードが心配ですね。
    曲がったりしないかどうか?
    引っ越し屋もイヤだそうですし。

    • 「あらそう。つい面倒になりそうだけれど、取り扱い注意な品物は結構たくさんあるんでしょうね。今までの人間関係とこれからの人間関係も取り扱い注意かしら」

  • クラスが離れたら、話さなくなった友達がいたなあ・・。少し寂しい感覚でした。    今は、古いクラスでのライングループとかで関係が残るのでしょうかね。

    • 「あらそう。教室を引っ越すと記憶も他人への認識も引っ越してしまう人がいるんでしょうね。というか意外とそういう人ばかりだったりするんじゃないかしら」

    • 「あらそう。今はあっという間に5、6年過ぎてしまうカンジなのかしら。聞いた話では歳を取ると10年くらいほとんど記憶もないくらい早く過ぎてしまうらしいものね」

  • 引っ越しはいろいろ手続きが面倒ですね。
    引っ越し祝いはフライドポテトで
    お願いします。そしたらがんばれるかも。

    • 「あらそう。引っ越しフライドポテトを売れば流行るかもしれないわね。というかフライドポテトを売ればどのお店も流行るんじゃないかしら。不況の救世主になると良いわね」

  • 両親が死んだら今の家から引っ越そうかな、と思っています。それまでに結婚でもして子供でも出来れば、話はまた違ってきますが。やっぱり年寄り一人で暮らすには不便な土地ですよ。こんな風にして、さらに過疎化していくのかもしれないですが…

    • 「あらそう。人それぞれ色々な事情があって今の場所に住んでいるんでしょうけれど、事情が変わればまた住む場所も変わるかもしれないものね。人生は最後の最後まで何が起こるか分からないという事かしら」