どうも公認会話士です。
半年間ほどコロナでチケットを取った舞台が全て公演中止になる、という憂き目にあってきましたが、ようやく久し振りに舞台を観に行ってきました。
三谷幸喜脚本・作詞・構成・演出。川平慈英、シルビア・グラブ主演ミュージカル「ショーガール」です。
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東京
2020年7月27日(月) ~ 2020年8月7日(金)
PARCO劇場
大阪
2020年8月15日(土) ~ 2020年8月16日(日)
サンケイホールブリーゼ
という事で2都市公演です。
実は最初は違う予定だったんですが、コロナの影響で一旦チケットは全て払い戻しになり、改めて日程が変更されました。
私は2列目のチケットに当たってたんですが、改めて当たったのは6列目。
まぁそれくらいの変更ならそこまでショックではないです。
コロナで騒がれている現在、当日券があるかどうかは分からないので、興味のある方は劇場に問い合わせてみましょう!
公式ホームページ
上演時間
第一幕 約65分
休憩 20分(換気のため)
第二幕 約40分
週末の夜は公園通りを上がった渋谷PARCOの8階で、ちょっと小洒落た大人の時間を。
1974年から1988年まで福田陽一郎脚本・構成・演出、木の実ナナ、細川俊之の二人の出演でPARCO劇場でシリーズ上演された『ショーガール』。本シリーズはPARCO劇場の歴史が語られる時には必ずこの『ショーガール』が話題にあがります。大人の恋の物語を歌と踊りでつづった「ショーガール」は多くのクリエーターにも愛され、そして影響を与えました。
その一人が三谷幸喜です。
そして2014年、三谷が尊敬する福田陽一郎氏への最大限のリスペクトを込めて、川平慈英とシルビア・グラブによって、三谷版『ショーガール』が始まりました。
ショーの構成は第一部が大人のコイバナを三谷幸喜の書き下ろし脚本とともに荻野清子が作曲し、ちょっとこじゃれたショートミュージカルをお届けし、第二部は華やかなショータイムとなります。
誰もが聞いたことのあるポピュラーナンバーを、圧倒的な歌唱力を持つ二人が歌い上げます。
出演は川平慈英とシルビア・グラブ。三谷幸喜のこだわりと愛情がたっぷり詰まった三谷幸喜のショーガール。第一部は三谷幸喜が書き下ろしたショートミュージカル、荻野清子が素敵なミュージカルに仕上げます。
今回はPARCO劇場が閉館中の2018年1月にEXTHEATER六本木で上演した「告白しちゃいなよ、you」をブラッシュアップします。そして、第二部は華やかに”Sing, sing,sing”で始まるit’s Show Time!!
福田陽一郎から三谷幸喜へ受け継がれた日本ショービジネス界のエポックメイク「ショーガール」。
新たなPARCO劇場のオープンとともに、再び、PARCO劇場に登場、渋谷の夜を飾ります!
今夏、PARCO劇場の夜は「ショーガール」が花開きます。
(公式ホームページより)
というわけで、何度か再演されている舞台のようですね。
私は今回が初見です。
舞台の感想の前に今回の劇場となるパルコ劇場を紹介しておきましょう。
名前の通り渋谷パルコの中(8階)にある劇場で、去年の11月にリニューアルされたばかりです。
今回初めてのパルコ劇場での観劇だったんですが、それもこれも渡辺謙主演の「ピサロ」の公演中止、大泉洋主演の「大地」のチケット売り直し、という憂き目に遭った結果です。
客席数が458から636に増え、小規模から中規模の劇場になったわけですが、ソーシャルディスタンス対策がされているので客席を全て使えるようになるにはまだまだ時間が掛かりそうですね。
今回は前の方の席だったので持っていかなかったですが、後ろの方の席の方はオペラグラスを持っていく方が良いでしょう。
席の良し悪しに関係なく演者の表情がよく見えるようになるので、観劇の満足度がグッと上がります。
軽くて倍率がほどほどのオペラグラスがオススメです。
ではなるべくネタバレしないように舞台の感想を。
まず、三谷幸喜氏の脚本なだけあって、ソーシャルディスタンスを逆手に取って過剰なほど演出に取り入れてます。
たった2人で演じる舞台にも関わらず、2人の接触は全くありません。
客席もしっかり一つずつ間隔を空けてあります。
入口で検温も消毒もされますし、いくつか空席があったのは体温チェックで断られたお客の席だったのかもしれません。
第一幕は恋愛劇、第二幕は歌と踊りのショータイム、という内容で凄く楽しめました。
2人の掛け合いも面白いですし、アドリブみたいな小ネタも満載で、コロナ対策をしなければならない状況なのに声を出して笑ってしまう場面も多かったです。
最後のカーテンコールでは、ようやく舞台公演が出来る、という主演の2人の喜びが表情や身体中から溢れていて、ただのカーテンコールなのにこちらも思わずもらい泣きしてしまいました。
やっぱり舞台は面白いなぁ、の一言に尽きます。
コロナと共に生活していく世の中がどうなっていくのか分からないですが、舞台が観れない世の中はやっぱり異常です。
早く心置きなく舞台が楽しめる世の中になって欲しいですね。
以上、舞台「ショーガール」の感想でした!
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View Comments
歴史ある舞台のようですね。宮ノ下公園とか新しくなったり駅前再開発で、僕のような地方の御上りさんは、渋谷は近づけない街になりました。今日の感染者数も高いですが、槍玉にあがりやすい舞台公演なども、難しくなりそうです。
「あらそう。せっかく再開発したのに訪問しづらくなってしまったというのは皮肉な話ね。スポーツの興行や映画館や舞台は皆で向かい合って会話する飲食店や三密になる満員電車よりよっぽど安全な気もするけれど、皆どこかを槍玉にあげて攻撃しないと鬱憤を晴らせないんでしょうね。ウイルス対策も経済対策も人々のストレスももう限界に近い危険な状態じゃないかしら」
川平慈英、ショウガールでもゴールを実況したんですね。
いいんですか?いいんです^_^
「あら、そうね。シルビア・グラブという名前も川平慈英という名前も実は本名ではない、といった小ネタを自ら実況したらしいわよ」
いいんです。ショウガーるんです。
僕も目からショウガ汁が…。
「あらそう。しょうがないではなくしょうがあるで良かったわね。今のような状況でもきっと何かしら舞台のしようがある、というカンジかしら」
観劇界を救うことにつながるんだな。
おはようございます。
ようやく観劇でしまさたね(^-^)/
迫力と臨場感ありますね。
「あら、そうね。今後また劇場がやり玉にあげられる可能性もあるけれど、それこそ厳しい感染対策を率先してやっていくしかないんでしょうね。毎日の感染者数に一喜一憂する状況に疲れ切っている人も多いんじゃないかしら」