どうも公認会話士です。
久し振りに生駒里奈さんを生で観てきました!
卒業してしまっても、私が乃木坂46を好きになるきっかけである事に変わりはありません。
コロナの影響で舞台の客席が物凄く減らされて、チケットが中々当たらずに泣く泣く観れなかった舞台が既にいくつかあるんですが、生駒ちゃんの主演舞台のチケットは無事に当たってホッとしました。
今回観たのは辻村深月さんの小説が原作の「かがみの孤城」です。
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8月28日~9月6日
東京・サンシャイン劇場
9月18日~9月20日
大阪・サンケイホールブリーゼ
9月22日
愛知・刈谷市総合文化センター
というわけで、約1か月間に渡って3都市を回る大規模な公演です。
このご時世に3都市公演は中々スゴイですね。
ホームページの情報によると、どうやら各公演で当日券の販売があるようです。
興味のある方は是非!
公式ホームページ
入学早々、同級生から嫌がらせを受け、家に閉じこもる生活を送っていた中学1年生の安西こころは、ある日自分の部屋の鏡がまばゆい光を発していることに気づく。
恐る恐る鏡に手を触れた瞬間、こころは見知れぬ城がそびえ立つ異世界に引き込まれてしまう。「オオカミさま」と呼ばれる城の管理人と、彼女に召還された7人の中学生が過ごす世界。
そこでは「願いの鍵」を見つけた者が、何でも望みを叶えられるという。
果たして「願いの鍵」は見つかるのか。7人が城に集められた驚くべき理由とは。
(公式ホームページより)
というわけで、ファンタジー色の強そうな内容ですね。
生駒ちゃんが過去にいじめを受けていた事は有名ですが、こういう役をやろうと思ったという事は何か思うところがあるんだと思います。
では舞台の感想の前に、東京公演の劇場となるサンシャイン劇場を紹介しておきましょう。
池袋のサンシャインシティにある文化会館の4階がこのサンシャイン劇場です。
客席は816席で、まぁ標準的な広さの劇場といったカンジでしょうか。
席の間隔は前後も左右も狭く、あまり座り心地は良くない劇場なので、空席を多めにしている今はむしろ観劇には好都合です。
私はたぶん今回で5回目ですかね。
銀河劇場とどっちが多いかな?というカンジですが、たぶんここが一番多く観劇に来てる劇場です。
真ん中から後方や、2階席の場合はオペラグラスがあった方が良いと思います!
ではなるべくネタバレしないように舞台の感想を。
まず、「マサムネ」役の木津つばささんがコロナウイルスに感染したため、山本沙羅さんに変更になってます。
キャストも全員マウスガードを装着し、客席最前列はフィルムシートの衝立を立てた状態での公演となります。
劇場再開後に観た舞台の中では最も厳戒態勢での公演ってカンジでした。
さて、では舞台の感想ですが、設定はファンタジーで現実離れしているものの、扱っているテーマは「いじめられて不登校になった中学生」なので、非常に現実的です。
大人は「逃げても良い」とか「いつか笑って話せる日が来る」とか言いますが、当の中学生にとってはそんな事を言われてもピンとこないというか、そんな簡単に解決するような問題ではないわけで、それこそ死ぬほどの苦しみなわけです。
親身になる大人はいても、ちゃんと理解してくれる大人は少ない。
それこそその子が自殺してしまうまで、誰もそこまで深刻だった事には気付かない、なんて事が日本中で繰り広げられてます。
そういった大人と当事者の認識の違いであったり、重度の違いがよく表現されてたと思います。
見ず知らずの7人が突然ファンタジーな状況に引きずり込まれるわけですが、徐々にそれぞれの状況や関係性が明らかになっていくところが興味深かったです。
最後はハラハラドキドキの展開で、中だるみする事無く楽しめました。
今まさにいじめに苦しんでいる人に観て欲しい舞台ですね。
では最後に生駒ちゃんの寸評を。
彼女の舞台を観るのは「じょしらく弐」「あさひなぐ」「モマの火星探検記」に次いで4作品目です。
どんどん美しい大人の女性へと成長していく生駒ちゃんが中学生役をするのはどうかという気もしましたが、でも不思議と違和感は全くありません。
やはり今でも制服はよく似合います。
生駒ちゃん自身、子供の頃から酷いいじめを受けていた事はファンには有名な話ですし、そういう点では今回の役になりきる事は難しくなかったのかもしれませんね。
不安げでふさぎ込んだ少女の心が徐々に解放されていく様子が良かったです。
一度ダンスのシーンがありましたが、ダンスのキレと表現力は相変わらずですね。
歴代の乃木坂メンバーの中でダントツとも言われる実力は伊達ではありません。
今後も舞台の仕事は続けていって欲しいです!
プログラムと生駒ちゃんのブロマイドのみ購入しました。
他にはクリアファイルとTシャツとポスターと原作本などが売られてました。
まぁ舞台の公式グッズとしてはありがちな商品です。
ブロマイドが2枚ともちょっとピンぼけっぽいのが気になりましたが……もっとよく写ってる写真がいっぱいあったのでは……?
以上、舞台「かがみの孤城」の感想でした!
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You Tube検索 生駒里奈 神宮
は、やっぱりたまりませんね。
非行の意味でなく、独特の「少女A」感が素敵です。
いじめを止める学校の先生役も行けるんじゃないでしょうか。
「あら、そうね。将来違う役で再演、というケースも舞台の世界では結構ある事だから、先生役もありえるんじゃないかしら。母親役とかね」
僕は本を1冊読んだだけですが、乃木坂の中で生駒さんの存在は伝説的なんでしょうね。自分がひどいいじめにあったら、やはりそういう役をするというのはしんどい面も多かったと思いますが、過去を俯瞰できるようになったのでしょう。面白い原作のようですね。
「あら、そうね。あまりにも自己投影し過ぎてしまって、最初はこの役を演じる事に戸惑いもあったらしいわよ。でも無事に過去を乗り越えた大人として、演じる事に意気を感じたんでしょうね」
僕は洞察が深くないから大人がどうしてくれたら良かったのかも分からないけど、
鮮やかな記憶の方々が文芸や演劇で思う事を表現してもらえると未来は明るくなります。
「あらそう。実体験も重要だけれど、時代によって微妙に背景が変わっていくものだから、いつまでも凝り固まった考えや対処法では追いつかない部分も多いでしょうね。常に同年代の人が相談相手として確保出来たら良いんでしょうけれど」
おはようございます。
バイクの鍵、家の鍵は持ち歩いてますよ(笑)
「あらそう。それだけあれば色々な選択肢がありそうね。自転車の鍵の方がガソリンも必要なくて良いのかもしれないけれど」