どうも公認会話士です。
緊急事態宣言が終わったと思ったらまん延防止措置が始まったりして、呼び名が変わったものの中身はどう変わったんだ、みたいなカンジですが、いかがお過ごしでしょうか。
東京都もずーっと予断を許さない状況が続いてますが、そんな中今月も舞台を観てきました。
最近知名度が上がってきている松下洸平さんと、元乃木坂46のセンター生駒里奈さんが主演する舞台「カメレオンズ・リップ」です。
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東京公演
2021年 4月2日〜4日
シアター1010
2021年 4月14日〜26日
シアタークリエ
福島公演
2021年 4月11日
南相馬市民文化会館(ゆめはっと)
大阪公演
2021年 5月2日〜5月4日
サンケイホールブリーゼ
愛知公演
2021年 5月6日(木)
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
新潟公演
2021年 5月15日(土)
長岡市立劇場
というわけで、東京の2つの劇場での公演となる珍しい形です。
舞台公演にはたまに「プレビュー公演」という、試験的に初日よりも前にお客を入れて実際に公演を行う作品がありますが、シアター1010の公演はそんなニュアンスなのかもしれません。
とはいえこの作品は過去に公演された舞台の再演らしいので、ストーリーを変更するほどの大幅な手直しなどはされないと思われます。
両方観たわけじゃないので、その辺は不明ですが。
当日券があるそうなので、興味のある方は劇場に問い合わせてみましょう!
(公式ホームページ)
公演時間・約3時間10分(休憩含む)
KERA CROSS 第三弾は、甘美な騙し合いが交錯するクライム・コメディの傑作!
松下洸平、生駒里奈、他多彩なキャストが集結!
2021年4月〜5月シアタークリエ他 各地上演決定!
近年、演劇界での名だたる賞を立て続けに受賞し、2018年秋紫綬褒章受章、2019年第26回 読売演劇大賞 最優秀作品賞・優秀演出家賞を受賞するなど、その勢いに留まることを知らない劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)。
30年以上の執筆活動の中で、ナンセンス・コメディをベースにしながらも、一つの作風に留まらず鮮やかに変遷し、一人の作家が産み出したとは思えない多様な作品を世に送り出して来た。
2019年、その数々の戯曲の中から選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる、シアタークリエ連続上演シリーズ「KERA CROSS」がスタート。
2019年第一弾『フローズン・ビーチ』(演出:鈴木裕美)、2020年第二弾『グッドバイ』(原作:太宰治、演出:生瀬勝久)に続き、第三弾として、2021年『カメレオンズ・リップ』を、河原雅彦演出で上演することが決定しました!
『カメレオンズ・リップ』は、2004年に堤真一、深津絵里などのキャストでBunkamuraシアターコクーンにて初演され、話題となった作品。
20世紀初頭あたり、ヨーロッパの古びた山の邸宅を舞台に、謎の死を遂げた姉に瓜二つの使用人と暮らす男、そこに集ってくる亡き姉の夫、元使用人、医師、姉の友人など、様々な人々がそれぞれに嘘をつき、騙し合い、事態を混乱させ、破綻してゆく…予測不可能のクライム・コメディです。
その予測不能の物語に、華やかさと毒を含み、心情に刺さるエンターテインメントを生み出す演出家、河原雅彦が挑みます。
更に、音楽は、東京事変、the HIATUSのメンバーとして活躍する作曲家・キーボーディストの伊澤一葉。
KERA脚本、河原演出との刺激的なコラボレーションにご期待ください!
キャストには、舞台・映像・音楽など様々なフィールドで活躍し、ドラマ「スカーレット」「#リモラブ〜普通の恋は邪道〜」等でも話題の松下洸平、乃木坂46出身で数々の舞台作品に出演し、『すべての犬は天国へ行く』に続きKERA戯曲への出演となる生駒里奈、女優として、音楽アーティストとしてキャリアを重ね、バラエティ番組でも八面六臂で活躍中のファーストサマーウイカ、そして、華やかさと卓越した演技力で多くの舞台作品に出演する岡本健一、といった話題のキャストを始め、坪倉由幸(我が家)、野口かおる、森 準人、シルビア・グラブという、多彩な実力派のキャストが一堂に会しました。
計算で割り切れない騙し合いの先に、何が待っているのか。
どうぞお楽しみに!
(公式ホームページより)
というわけで、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が手掛けるシリーズの第3弾ですね。
私は第1弾の「フローズン・ビーチ」を観ましたが、現在と過去が複雑に絡み合いながらも、コメディ満載の人間ドラマでとても楽しい舞台だった事を記憶してます。
そんなケラリーノ氏の作品に今回は生駒ちゃんが主演するとあっては観ないわけにはいきません!
舞台の感想の前に、東京公演の劇場となるシアタークリエを紹介しておきましょう。
日比谷にある18階建て「東宝シアタークリエビル」の中にある劇場で、以前は芸術座と呼ばれていました。
この辺りは日生劇場や宝塚劇場や帝国劇場など、色々な劇場があるので私もよく来ます。
750席あった客席をより舞台が観やすい611席に改良し、支配人・プロデューサーが全て女性、というのが特徴です。
私は「フローズン・ビーチ」、「メイビー、ハッピーエンディング」、「ローズのジレンマ」を観て以来、4度目の訪問です。
後方の席の人はオペラグラスを持っていった方が良いです!
では、なるべくネタバレしないように観た感想を。
まずは全体通して軽妙なやり取りが多くて、くすっと笑えるシーンが多かったです。
そこは「フローズン・ビーチ」と同じ流れというか、会話劇が得意なケラリーノ氏の真骨頂というカンジですね。
ストーリーは「嘘」を中心とした騙し合い、化かし合いで、全員が全員に対して嘘をつき、秘密を持ちながら進んでいくような展開です。
一体どうなるのかな、と思っていたら最後はかなりの急展開で、ちょっと把握しきれない部分もあったり。
まぁこういう事なのかな?と自分を納得させましたが、出来たらもう一度観たいカンジですね。
出演者は皆さん達者な方達で、セリフも聞きやすく、間や動きもキレキレで素晴らしかったです。
これから公演を重ねていくとアドリブなどもどんどん出てきそうな面々なので、観に行けばきっと楽しめるんじゃないかと思います!
では、最後に生駒ちゃんの寸評を載せておきます。
生駒ちゃんの舞台を観るのは、「じょしらく弐」「あさひなぐ」「モマの火星探検記」「かがみの孤城」「GHOST WRITER」に続いて6作品目です。
卒業後も精力的に舞台に出演してくれてるのが嬉しいですね。
今回は一人二役どころか、考えにようによってはそれよりも難しい役どころというカンジでした。
セリフ量も多く、コメディパートとシリアスパートの切り替えも多かったですが、そこは経験豊富な生駒ちゃん、見事に演じてました。
今後も多くの舞台に出演していって欲しいです!
以上、舞台「カメレオンズ・リップ」の感想でした!
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View Comments
生駒さんの、最近のアイドルには珍しいシャイさが好感持てます。(^^)
「あらそう。元々の生い立ちがアイドルとは掛け離れたカンジだものね。今にして思うとよくアイドルオーディションに応募する気になってくれた、というカンジかしら」
天使の集いシアタークリオネ
「あらそう。何やら食事するところはとても天使に見えないらしいけれど、やはり世間を騙しながら生きているのかしらね」
僕もクリオネっ、クリオネっ
騙しあいの化かしあい。書き留めている人の興味を引きそうな劇でもありますね。え、僕も本当のことは言いませんよ!
「あら、そうだったかしら。書き留めている人は今まで嘘なんてついた事が無いんじゃないかしらね。それを説明する私がどうかは分からないけれど」
おはようございます。
騙し合いでしたか。
私が見ると勉強になりそう(笑)
「あらそう。結局は良心との戦いというか、自分が騙す事に抵抗が無ければ意外と騙すのは簡単なのかもしれないわね」