完全に電子書籍化が進むと新しいヒット漫画は生まれなくなってしまう?

ブログネタ:買っていたマンガ雑誌

ミッキー
聞いた話では雑誌が売れなくなってるらしいな
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、確実に悪い事態だと思うぞ
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、だから売れないなんて出版社としては最悪じゃないか
ミニー
ええ、そうね。って、あなたはいつの間に出版業界側の人間になったのかしら?雑誌の売り上げなんてあなたには関係ないじゃないの
ミッキー
うっ、ま、まぁそうだけど……でも全く関係ないからって売れなくて良かった、って事にもならないぞ。どうして良かった、って思うんだ?
ミニー
しつこいわね。あなたみたいな日常に何も話題や事件が無い男子高校生にとってクラスメイトとの会話といえば漫画雑誌の話くらいしかする事が無いじゃないの。だから購入していない雑誌が少しでも減れば話題に入れる可能性が高まるわよ。いっその事一種類だけ残して全て廃刊になれば良いんじゃないかしら
ミッキー
なるほど、そういう意味か。確かに好きな漫画の話になったりする事も多いけど、でも読んで楽しむ時は一人だし、好きな漫画が載ってる雑誌が無くなったら困るぞ。っていうかまさか廃刊になる意味で【売れなくて良かった】って言ってたとは……
ミニー
あら、でもあなたが気にしている出版業界だって微妙な冊数しか売れない雑誌に執着するよりも、いっそすっぱり終わりに出来るくらいの売り上げの方が気持ちが良いんじゃないかしら。徐々に少しずつ少しずつ減っていく事ほど辛い事は無いわよ。【まだ改善出来る】とか【以前の状態に戻そう】などという欲が出てしまうものね。そうして四苦八苦しているうちに、結局元の姿とは変わり果ててしまって、プライドや尊厳すら失ってボロボロになって消えていくのよ
ミッキー
それは悲惨だな……まぁ確かに少しずつ人気にかげりが見えてきたテレビ番組とか、面白いコーナーの時間を削って新コーナーを始めたりして段々観る気が無くなっていったりするけど……って、今は雑誌の話だったな。とにかく以前より売れなくなってるらしいけど、今後どうなっていくんだろうな
ミニー
さぁ、どうかしらね。それこそ雑誌を丸々一冊買うのではなくて、読みたい漫画だけを電子書籍で一話ずつ買うのが当たり前になったりするかもしれないわね。って、既に一部では始まっているけれど、日本は技術があるわりに中々そういう新しい流通の形が広まっていかない国だと思うわ。だから消費者に選択させるのではなくて、提供する側が思い切って新しいものに切り替えてしまう必要があるわね
ミッキー
なるほど。それしか購入する手段がないんじゃ皆も従うしかないからな。でも一気に雑誌離れが加速したりして……
ミニー
ええ、そうね。既に人気のある作品しか残らないかもしれないわね。だからもういっそ抱き合わせ販売にして、更に一コマずつ交互に読ませたりすれば良いんじゃないかしら
ミッキー
そんな事になったら好きな漫画を読むのさえ面倒になるな……まぁとにかく、漫画雑誌って今までに買った事ってあるのか?
ミニー
あら、特に毎回購読しているような雑誌は無いわね。並んだので充分だもの
ミッキー
そ、そっか。お店に並んでるのを立ち読みして済ませてるのか?
ミニー
違うわよ。あなたので充分、って言ったの。あなたが毎週買ってるのがあるじゃないの
ミッキー
確かに毎週買ってる雑誌があるけど、今まで読ませて欲しいなんて一度も言った事が無いじゃないか!いつ読んでるんだ!?
ミニー
違うわよ。あなたのマイ趣味で描いてるのがある、って言ったの。早くあれの続きを読ませて欲しいわね
ミッキー
いや、そんなの描いてな……ん?そういえば小学時代に数ページ描いてすぐ挫折した漫画があったような……って、それこそいつ読んだんだ!?

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

  • 私は漫画を描くのが上手くて、学校でも人気者でした。
    小6の時、「宇宙戦艦トマト」と言う漫画を描いて編集部に売り込みましたが、却下されました。
    力が足らなかったようです。

    • 「あらそう。何がいけなかったのかしらね。もしかしたら既にそっくりな漫画でもあったのかしら。宇宙戦艦ヤマトイモだったら採用されたかもしれないわね」

  • 「花とゆめ」という雑誌なら知っています。雑誌は一度も買ったことは無いけれど、連載漫画はけっこう集めていました。

    • 「あらそう。雑誌を読んでない人からも売れるようになったら漫画としては一人前なんでしょうね。何がどうなるとそういう人気漫画が誕生するのか分からないけれど、まさに漫画のようなよく出来た話なのかしら」

  • 漫画雑誌の若いインク臭さと、町の個人経営の古本屋のひねた本の匂いを比べると、古本屋に軍配をあげたくなります。

    • 「あらそう。インクも紙も時間が経つと味わいが出てくるのかしらね。人間も加齢臭などと言われるけれど、若い人の方が匂いがキツいケースもあるみたいだものね」

  • おはようございます。

    紙を見るか、画面を見るか。
    わたしは昭和時代の人間なので、
    紙一重・・・。
    あ、紙に1票(笑)

    • 「あらそう。コマ単位では馴染がないから、まずは紙の本ごと画面の中に入れれば馴染みやすいのかしらね。更に面倒なイメージになるかもしれないけれど」

  • 友達の家へ遊びに行くと、コミック全巻が本棚に並べてありました。   全巻読破するためにラーメン屋に通ったりしてました。    追伸  子供の頃、漫画を描いてみたかったけど、題名を描く段階で挫折しました。

    • 「あらそう。やはり読み終えた漫画でも全巻終わるまで揃えてしまうものなのかしらね。いずれにしても何度見ても面白いと思わせるのはスゴイ事なんでしょうね」

  • 少年ジャンプは、「北斗の拳」の新連載から最終回まで、欠かさずに買ってました。今は確かに漫画雑誌は売れなくなっているようですね。どちらかというと皆グラビア目当てで買っているんじゃないですかね。

    • 「あら、そうね。漫画の種類だけは物凄く増えている印象だけれど、大ヒット作となるとほとんど無いわね。少し有名になるとすぐアニメやドラマになるというのも特色かしら」