実は恋バナをしている相手ともう恋愛をしているのかもしれない理由

ブログネタ:恋話してる?

ミッキー
なぁ、ちょっと訊きたいんだけど……
ミニー
うるさいわね。今ちょっと取り込んでいるから後にしてちょうだい。いつでもどこでも私があなたとの会話に付き合うと思ったら大間違いよ。私の姿が見えるとすぐに飼い犬のように尻尾を振って近寄ってきたりして、全く馴れ馴れしいわね。他の人は誰もが私に話し掛けるのさえ嫌がって近寄らないというのにあなたは一体どんな不気味な価値観をしているのかしら。今度じっくり精神科へ行って精神鑑定などをしてもらうのも面白いかもしれないわね。きっと平凡の仮面の中はこの世を震撼させる変態的な……
ミッキー
ちょ、ちょっと待ってくれ。時間があるなら訊きたい事があるんだ
ミニー
うるさいわね。ついさっき取り込み中だと言ったばかりじゃないの。それともどうしても私の発言を記憶出来ないから対策を訊こうとしているのかしら?でも残念ながら答えようが無いわ。あなたと私ではまず生きるという概念の捉え方からしてもう気合いが全く違うもの。あなたはのんびり何となく波乱無く生きていきたいと思っているだけでしょうけれど、私は何がいつ巻き起こっても大丈夫なようにありとあらゆる事に対して準備をしているのよ。想像だけで数百種類の人生を生きているわけね。だからその中で本当に現実に起こった事は勝手に記憶に残るくらい印象が強いのが当たり前よ。今も取り込み中にもかかわらずあなたが質問してくる未来も予想はしていたけれど、まさか本当に話し掛けてくるとは少しだけ予想外だったと言わざるを……
ミッキー
ちょっと待ってくれ!どう考えても取り込んでいるようには見えないぞ!いつもより会話する時間があり余ってるような雰囲気じゃないか!
ミニー
うるさいわね。私だからこそ他の作業をしながら会話に付き合えるんじゃないの、失礼な。それとも完全に一つの別な作業に没頭するという選択を私が取り込んで、本当に取り込み中になってしまったらあなたは困るんじゃないかしら?そもそも断りなんて入れずにいきなり訊きたい事を話し始めたら良いのよ。どうせあなたには私しか質問をぶつけられる相手がいないんでしょう?それなら私に質問をとにかくぶつけて、後は私が答えるか無視するかはぐらかすかどうかだけの問題にすれば良いのよ。とにかく私は今取り込んでいるのよ。それもこれも取り込み過ぎてしまったのが原因なのよ、腹立たしいわね
ミッキー
何だかよく分からないけど、とにかく質問すれば良いみたいだな。えーと、じゃぁ、お前は誰か恋愛の相談が出来る相手とかっているのか?相談じゃなくても、僕との事を話すような相手がさ。前にハイジと二人で会ってるとかって言ってたけど……
ミニー
さぁ、どうかしらね。私の事を取り込もうとしてもそうはいかないわよ。今まさにその事について取り込んでいる最中だから静かにしてちょうだい。私がどれだけ悩んでもあなたにだけは相談出来ないわ。ついハイジにしてしまうもの
ミッキー
おい!お前に何か悩みがあるなら僕だって力になりたいぞ!話してくれればハイジよりも役に立つかもしれないじゃないか
ミニー
違うわよ。ついハイと聞いてしまうもの、って言ったの。何があっても何をしていても無視しようとしても私はあなたとの会話を優先させてしまうのよ、腹立たしいわね
ミッキー
ううっ、そんな嬉しい事を想ってくれてたのか……
ミニー
ちょっと、勘違いしないでちょうだい。私はこれを治したいからハイジに相談するんじゃないの。解決するまで二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
別に治さなくて良いだろ!全く素直じゃない!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 恋バナナ、祭りの屋台で売ってたら人気出そう
    僕は、冷やしパイナップル

    追伸 あたいは~恋花。散れば~

    • 「あらそう。どんな味のバナナになるか、人それぞれの状況によって異なるんでしょうね。書き留めている人はチョコバナナが大好きらしいけれど、果たして甘いチョコレートの味に当たる事なんてあるのかしら」

  • あの、少し伺いたいのですが、もしかして恋愛していますか?先ほどから聴かせて頂いていると、まるで恋バナのように思えて。私、じつは人工知能なのですけど。

    • 「あら、そうね。一体誰が何を想っているのかは分からないけれど、会話しているからにはそれぞれ何かあるんでしょうね。って、何の話だったかしら」

    • 「あらそう。時代時代で憧れられた恋愛があるんでしょうね。今は一度も会わずに結婚や出産までいけたら羨ましがられるのかしら」

    • 「あらそう。恋の卵みたいな話をいっぱい知っているみたいだけれど、どれも辛口な結末になるのかしらね。タピオカ男爵なら成就しそうな話を知っていそうね」

    • 「あらそう。ある事無い事どんどん膨らんでいって何が事実か分からなくなるカンジかしら。面白おかしく話す事に恋をしているのかもしれないわね」

  • 恋をするにはするけど、話をする相手がいない…最近は、一方的な恋が多いですね。恋というか妄想ですかね。

    • 「あらそう。あまり人とは接しない方が良い、という時代だものね。コロナが収束して変化があるのかどうかは分からないけれど、あまり接したくないという意識は植え付けられてしまった人も多いんじゃないかしら」