乃木坂46岩本蓮加、宝田明主演映画「世の中にたえて桜のなかりせば」を観た感想

どうも公認会話士です。
いつの間にか今年も3ヶ月が過ぎましたがいかがお過ごしでしょうか。
私は先日映画を観てきました。
乃木坂46の岩本蓮加さんが初主演を務めた映画「世の中にたえて桜のなかりせば」です。
公開直前というタイミングでW主演を務めた宝田明さんが亡くなってしまった事で、一部報道でも話題になってましたね。
この映画が名優宝田明さんの遺作という事になってしまいました。

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映画情報

70歳、年の差コンビが描く心温まるヒューマンドラマ。

「乃木坂46」で活躍する17歳の岩本蓮加と2022年で芸能生活68周年を迎える大ベテラン俳優・宝田明がW主演を務める。
二人は“終活アドバイザー”として『終活屋』で働き、様々な境遇の人たちの終活を手伝う。
“桜の季節”と“終活”をテーマに、70歳もの年の差コンビが描き出す、心温まるヒューマンドラマ。

企画立案は宝田企画で、自身もエグゼクティブプロデューサーを務める。
また、余命幾ばくもない宝田の妻役は、これまでも映画「燦燦~さんさん~」などで共演歴のある吉行和子が務める。
制作プロダクションは「Shall we ダンス?」や「ウォーターボーイズ」など数多くの傑作を世に送り出してきたアルタミラピクチャーズ。
本作ヒロインの岩本蓮加を瑞々しく描き、クオリティの高い良作へと仕上げている。
監督は、多くの映画祭で短編映画賞を受賞し、短編作品「サイレン」(2017年)が国内外の映画祭で賞に輝くなど気鋭の若手・三宅伸行。
主題歌「蒼空」は柔らかで温かみのあるハーモニーを奏でる2人組ボーカルデュオall at onceが担当し、プロデュースを亀田誠治が担当した。
公式ホームページより)

という事で、高齢化社会における終活をテーマにした作品のようです。
これからますます高齢化社会が進んでいきそうですし、若者の貧困も問題になっているので、エンタメ産業もシルバー世代に目を向けた作品がこれから増えていきそうですね。

あらすじ

終活アドバイザーのバイトをしている不登校の女子高生・咲(岩本蓮加〈乃木坂46〉)は、一緒に働く老紳士・敬三(宝田明)と共に、様々な境遇の人々の「終活」の手助けをしていく。
咲は危険と隣り合わせの職業で、万が一のために家族に遺書を残そうとする者や余命わずかで思い出を残そうとする者たちに寄り添って「終活」のお手伝いをする日々を送っていた。そんな最中、咲の担任でかつて国語教師であった南雲は生徒からのイジメに遭い、教師をやめ自暴自棄の生活をしていた。
咲はひきこもりの彼女の様子を見に度々家を訪れ、様子をうかがっていた。
一方で、イジメの張本人の女子生徒を待ち伏せして自分の気持ちをぶつけたりもするが、彼女の中のやるせない気持ちは消えることはなかった。

自身も不登校で行き場を求めている咲に、敬三は病気で老い先短い妻(吉行和子)とかつて見た桜の下での思い出を語る。
咲は敬三たち夫婦を励まそうと、敬三がかつて見たという桜の木を探しに出かけるのだが・・・。
(公式ホームページより)

映画館情報

さて、この映画ですが、上映される映画館がそこまで多くありません。
ちなみに都内で上映されていたのは3ヶ所でした。
せっかく映画館に行ったのに観れなかった!という事が無いよう、事前に上映される映画館をチェックしておきましょう!

上映映画館一覧

観た感想

では、なるべくネタバレしないように観た感想を述べていきます。

まず、視聴前に予想してた高齢者をターゲットにした内容ではなく、あくまで「生きにくさを感じる若者達」に向けた映画だと思いました。
不登校でも休職中でも、それは何も悪い事でも間違った事でもなく、そういう時にしか感じ取れない大切な何かがきっとあるんだよ、みたいな。
生きて毎年桜が見れればそれで良い、というくらい欲張らずに生きていく気持ちも時には必要なんだと思います。

この映画における終活は、人生を終えるための準備という意味ではなく、人生を一旦振り返ってみる、という意味のような気がしました。
宝田明さんが満州出身というのは有名ですが、そういうシーンも少し盛り込まれていて、結果的に宝田さん本人の終活のような映画になっているのかなぁ、とも思ったり。
「人それぞれ違うんだから、あなたはそのままで良いんだよ」と観た人に優しく寄り添うような映画だったと思います。

さて、今作が初主演となった岩本蓮加さんですが、よく演じていたと思います。
冒頭の演技がめちゃくちゃぎこちなくて「こ、これは……」と思いましたが、「演技がぎこちない一般人」を演じていただけだった事がすぐに判明して「あー、だったらこれはむしろ名演技じゃないか」と一安心。
周囲と打ち解けられない多感な少女を見事に演じ切っていました。
今作をきっかけに、今後も多くの作品に出演して欲しいものです!

以上、映画「世の中にたえて桜のなかりせば」を観た感想でした!
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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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    • 「あらそう。桃だってあるものね。こだわりさえ無くせば葉桜でも冬の桜でも見る事は出来るカンジかしら」

      • ガラリと揚がったフライドポテトを並べて
        満開の日を思ったことがあったか♪

  • おはようございます。

    若者の貧困も名演技で
    表現されてまきたか。
    しかし、歳はとりたくないかですわ(-_-;)

    • 「あら、そうね。年令を重ねる事も、停滞した生活を送る事も、どちらも人は焦りや不安を感じるんでしょうね。世の中も不安を煽るような出来事ばかりだものね」

  • うちの母も最近亡くなって、父の仕事の失敗でお金に困る人生だったから恩返ししたかったけど、俺の成功が間に合わなかった。
    成功ってなんだろうと考えると、ただ花のように働かず立ったままで、ネット通販で無料で食料が送られてきて勝手に口に入ってくる、成功の本質はこれでしょう。けど、これは成功じゃないと思うから、いくらお金を持ってようが自分で猟をする。何と言っても楽しそうだし、YouTubeでも見るけどカエルとかも取って食べたい年ごろ。

    • 「あらそう。幸福も成功も、個人の物差しでしか無いものね。他人と比べると人は不幸な思考に陥る確率が高い印象かしら」

      • いや、分かるよ。俺だってコップの小指の洒落くらい。無限を表現する言葉がないからね。何かしらしか話せないからさ。桜みたいなものでしょう。

      • そういえば普段、俺は小説や本も読まない人なんだけど、会話士さんのところに11年も話に来てるんだよな~、何故なんだろう。しかも、ネットでコメントしに行くことも、ここ以外に何処にもないし。自分でも不思議

      • そう、夢は人それぞれだからね。本当は、お金で解決できることは当たり前に解決できる世界じゃないとって思うけど。前段階の夢を言う人も多いでしょう、家族と居れるだけで~とか。健康で居られれば~みたいな系の、それは当然だからさ。