どうも公認会話士です。
先週に引き続き、今週も舞台を観てきました。
黒島結菜さんと井之脇海さんが主演を務める「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」です。
昨年、ドラマ「クロサギ」で共演していた2人が主演というのが興味深いですね。
東京
2023年6月3日〔土〕~ 6月25日〔日〕
本多劇場
富山
2023年6月28日〔水〕
富山県民会館ホール
大阪
2023年7月1日〔土〕、2日〔日〕
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
新潟
2023年7月9日〔日〕
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
という事で、約1ヶ月間で4都市を回る大きめの公演です。
富山と新潟は珍しいので、お近くの方で興味のある方は是非!
他の公演も当日券があるかもしれないので、合わせて劇場に問い合わせてみましょう!
公式ホームページ
銀座、そこはかつて海だった。
その空には、鴎が飛び交っていたのかもしれない――。
アキオ(井之脇海)とイズミ(黒島結菜)は早くに両親を亡くし、二人寄り添うように生きてきた。
今、アキオは銀座の広告代理店で働き、忙しい兄のためにイズミは手作りの弁当を職場に届けたりしている。
イズミは、兄が大好きで、いつまでも二人で一緒にいたいと思っている。
そんな時、イズミは銀座の街で、「とみ」(青木柚)と「のぼる」(櫻井健人)と呼び合う、二人の若い浮浪者に出会う。
この街に浮遊する彼らは何者?
そして、アキオは銀座で、父親の愛人だった葉子(松雪泰子)に出会う。
かつて、二人の家庭を崩壊させた葉子に、しかしアキオはだんだんと惹かれてゆく。
そんなアキオを見ているイズミ――。
人の気配が消えた年の瀬の銀座に現れた二人の若い浮浪者、寄り添う兄と妹、彼らと対峙する美しい女性――。
それぞれのドラマが絡み合い、やがて兄と妹にもたらされる恩寵とは――。
(公式ホームページより)
というわけで、複雑な家族の物語のようですね。
いつの時代も家族というのは独自の関係性と問題の宝庫と言いますか、誰もが必ず抱えている重要な要素なので、今後も多くの人が掘り下げていく事でしょう。
上演時間:1時間50分(休憩なし)
さて、では舞台の感想の前に東京公演の劇場となる本多劇場の紹介をしておきます。
【役者にとって憧れの舞台】とも言われる下北沢の本多劇場は「関数ドミノ」「おっかちゃん劇場」「3年B組皆川先生」に続いて4回目の訪問です。
最近駅前が再開発されて商業施設が出来て、ちょいちょいテレビでも取り上げられてますが、街の雰囲気自体は変わってない印象です。
386席しかありませんが、紀伊国屋ホールみたいに横が狭い構造なので、後ろの方の席の場合はオペラグラスなどがあった方が良いでしょう!
ではなるべくネタバレしないように舞台の感想を。
何というか、思ったよりかなり難解な物語でした。
いや、物語自体はそこまで複雑ではないんですが、登場人物の心情が理解しにくかったです。
主役の黒島結菜さん演じる少女がとにかく不安定で、兄をひたすら掻き乱す役でした。
松雪泰子さんも大きく揺れ動く役で、本音の見えにくい役でしたねぇ。
女性陣二人とも演じるのが大変だったと思いますが、そこは見事の一言で圧巻です。
最終的に結構救いのない話でしたが、愛人によって家庭を壊された子供が背負う人生はそれだけ難しいという事なんでしょう。
登場人物が少なくて個人的には好みのスタイルの舞台でした。
以上、舞台「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」を観た感想でした!
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View Comments
何考えてるのか、よく分からない…けど!
かもめ、かもめ、そうかもめ。
クセになっちゃうかもめ。
「あら、そうね。例えば3人組のグループでも何を考えているのかお互い分からないんでしょうからね。寿司でも食いなさいという事かしら」
ザギンでシースーするかもめ?
おはようございます。
原作でもあって本でも
読んでいれば理解できるかもですね。
難解なのは複雑でもあしますね。
「あら、そうね。あらすじだけでは何ともならないケースもあるものね。とにかく演技は凄かったらしいけれど」