テストや試験や検査で失敗を恐れているのは勿体ない?

ブログネタ:小学生の時、リコーダーやってた?

ミッキー
小学生の時の音楽の授業って、笛を吹いたりしたな
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、良かったかどうかは分からないけど、でもまぁ一人で歌うテストに比べたらまだ笛のテストは恥ずかしくなかったな
ミニー
あらそう。あなたは歌の方が恥ずかしいのね。それはまたどういう価値観なのかしら
ミッキー
まぁ笛だったら誰がやってもそこまで大差ないし、皆同じ楽器の音しかしないからな。でも歌は上手いか下手かでスゴイ差になっちゃうじゃないか。それはやっぱり緊張するぞ
ミニー
あらそう。何を言っているのかが分かる歌よりも、何が言いたいのか分からない音を一心不乱に放出している方が私は恥ずかしいと思うけれど。要するにあなたは口を開くたびに恥ずかしい言葉が出てきてしまう病気にかかっている状態なのかしらね。それなら普段からずっと鼻をピーピー鳴らして極力口を開かないように生活していれば良いんじゃないかしら。私ならそれでも何を言いたいのか理解出来る可能性もあるものね
ミッキー
僕は別に言葉を発するのが恥ずかしいわけじゃないぞ!音痴だったり演奏が下手だったりするのが恥ずかしいって言ってるんだ!それでその二つを比べたら演奏が下手な方がまだマシ、って言ってるんだぞ!
ミニー
うるさいわね。声量の調節が完全に下手になってしまっているから気をつけてちょうだい。そもそもテストをするからには完璧ではないのが前提の話じゃないの。誰もが完璧で差が無いならテストなんて意味が無いものね。だから失敗を恥ずかしがったりせずに、下手な実力を見せ付けてやれば良いのよ。きっと下手なら下手なだけ音楽教師が喜ぶんじゃないかしら。教師なんて人にものを教えるのが好きな人種なんだから、たまには分からないフリをしてあげるのも生徒の優しさなのかもしれないわよ。その証拠にどの教師も私には全く近付こうともしないもの
ミッキー
まぁお前の場合は下手すると教師の面子を潰される危険性があるからじゃないかな……って、それはそうと、教師のご機嫌を取るために自分だけ悪い評価になるってのもずいぶんリスクがあるような気がするぞ。それにお前は音楽のテストは全てボイコットしてるじゃないか。言ってる事とやってる事が全然違うぞ
ミニー
あら、全く関係も興味も相互認識も無い人達に対して私から何かを発信する意志が一切無いだけよ。それとも野菜にクラシックを聞かせると元気に育つとか何とかいう行為をさせるつもりかしら?教室に転がっている野菜なんてどれだけ美味しく育っても私は一銭も儲からないじゃないの、腹立たしいわね
ミッキー
クラスメイトを美味しく育てるために音楽の授業があるわけじゃないんだけどな……じゃなくて、クラスメイトは野菜じゃないぞ、全く……
ミニー
何をごにょごにょ笛のテストの前の休み時間にクラスメイトに自信を訊いた時は全員がドとレの音が自信が無いなどと言っていたのに、いざテストの時は全員完璧に吹いてしまって、一方練習では完璧だった自分は妙に意識して手が震えて思い切り外れた音を出してしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。それで結局今日は一体何の話なのかしら?私の毒で誰かを攻撃したいというなら笛で操るのが手っ取り早いかもしれないわね
ミッキー
インドの毒蛇みたいになってるじゃないか。と、とにかく、小学生の時にリコーダーを吹いたりしたな、って話をしようと思っただけだぞ。もしかしてテストに限らず授業でも全く吹いてないのか?
ミニー
さぁ、どうかしらね。笛は吹いていないけれど、リコーダーを扱うのは上手だと思うわ
ミッキー
どういう意味だ?笛としてじゃなくて、道具として使うってカンジか?でもあんなの使い道が無いような気がするぞ
ミニー
うるさいわね。リコーダーを英語で書くとrecorderじゃないの。要するにレコーダーの事ね。元々は近くにいる鳥の鳴き声を真似して同じ音を出してみるための道具なのよ
ミッキー
へー。じゃぁ【記録する】って単語がそのまま名前になってるわけか。って、お前が扱うのが上手って話と全然関係なくなっちゃってるような……あ、でもそっか。お前の記憶力はとんでもないからな。レコーダーの能力だったら誰にも負けない、って意味か
ミニー
ええ、そうね。レコーダーの扱いだったら誰にも負けないんじゃないかしら。私なら音なんて出さずにとんでもないマネが出来るわよ
ミッキー
……何か言い回しが気になるな……楽器や記憶力じゃなくて録画機器とかの話に変わってるような気がする……
ミニー
あら、ちゃんと楽器の話をしているわよ。リコーダーがレコーダーだと先程から言っているじゃないの
ミッキー
おい!もしかして僕の部屋にあるリコーダーに何か細工をしてあるんじゃないだろうな!?ど、どこにしまったっけ……?

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 技術が進歩した今の時代の子たちは蝶ネクタイ型変声器が使えるので、歌のテストが始まる瞬間に校長先生の声で「その三角定規で私を殺すつもりか、教頭おおおお!きさまぁぁぁ!」とでも叫んでテストを中断させてもらうとかできます。そのためにはヤバい組織に狙われている少年を探して協力者にする必要がありますけれども

    • 「あら、そうね。歌のテストなのにずっと下を向いていなければならないけれど、もしかして歌っている表情まで評価されるのかしら。何ならマスクをして歌うと言い張れば良いのかしらね」

  • 横溝正史の「あ○○が来たりて笛を吹く」ありましたね。
    私はその映画を見てのち、
    「あ〇〇が来たりて笛をこわす」
    という絵本を書いたんですよ。
    小学6年生にしてはブラックなジョークだったと思います。

    • 「あらそう。吹くのと壊すのと、どちらが悪なのかしらね。何なら壊れているものを直すのが一番の悪かもしれないわね」

  • おはようございます。

    当時、笛のテスト嫌いでしたわ。
    口笛だと良かったのに(笑)

    • 「あらそう。好きに楽器が選べるようにすれば音楽のテストも面白くなるのかしらね。腹話術みたいに他人を操って歌わせるのもアリじゃないかしら」

  • 小学校の頃、みんなより早く声変わりした僕は、歌の授業が苦手でした。自分だけダミ声で歌っているのが恥ずかしかったんですよね。リコーダーは、キラキラ星くらいなら吹けたかもしれません。(笑)

    • 「あらそう。意外と周りは羨ましく思っていたかもしれないわね。集団で個性を持つのは難しいものね」