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SET(スーパー・エキセントリック・シアター)の舞台「ニッポン狂騒時代~令和JAPANはビックリギョーテン有頂天~」を観た感想

どうも公認会話士です。
今年の夏も去年と同様に記録的な猛暑でしたがいかがお過ごしでしょうか。
私は先日、約4ヶ月ぶりに舞台を観てきました。
観たい舞台のチケットに外れたりしているうちにかなり間隔が空いてしまいました。

今回観たのは、三宅裕司さん、小倉久寛さんの劇団としてお馴染み、スーパー・エキセントリック・シアターの第62回本公演「ニッポン狂騒時代~令和JAPANはビックリギョーテン有頂天~」です。
SETの舞台はこれで5年連続の観劇となります。
毎年同じ時期に公演されるので、「ああ、今年もこの季節が来たか」と思うようになりました。

公演情報

東京公演:2024年10月17日(木)-27日(日)
サンシャイン劇場

神戸公演:2024年11月8日(金)-10日(日)
AiiA 2.5 Theater Kobe

という事で、今年は関西公演も復活したみたいですね。
しかも神戸公演は浅野ゆう子さんがゲスト出演されるんだとか。
当日券の販売もあるそうなので、興味のある方は公式ホームページで確認してみましょう!

あらすじ

1960年代、東京。
アメリカで誕生した20世紀最大の音楽革命であるロックンロールを日本語化し、「カヴァーポップス」として若者の間に大きなブームを起こした訳詞家・山南寛治。
その熱狂ぶりを苦々しく見つめるのは、安保反対を掲げ日本人の誇りを守るべく闘う学生運動家・拓真。
交わるはずのない両極端な2人。
だが、純朴な少女・直美と出会い運命が動き出す。
さらに華やかな芸能界にうごめく大人たちの思惑、血と汗にまみれ過激化する闘争がからみ、想像もしなかった事件が3人の若者を巻き込んでいく。
すべてが熱く激しかったあの時代、狂乱の果てに彼らが選んだ道とは?!
公式ホームページより)

というわけで、安保闘争とか学生運動が盛んだった時代の物語のようです。
扱うテーマは重くても間違いなく面白いコメディになるはずなので楽しみです。

上演時間:約2時間10分(休憩なし)

サンシャイン劇場

では舞台の感想の前に、今回の劇場となるサンシャイン劇場の紹介をしておきましょう。

池袋のサンシャインシティにある文化会館の4階がこのサンシャイン劇場です。
客席は816席で、まぁ標準的な広さの劇場なんですが、席の間隔は前後も左右も狭く、残念ながらあまり座り心地は良くないです。
私がここへ来るのは4月の「鴨川ホルモー」以来11回目となります。

今回私はそこそこ前の方の席でしたが、後方の席の場合はオペラグラスがあった方が良いと思います!

観た感想

ではなるべくネタバレしないよに舞台の感想を。

学生運動と60年代のアメリカンポップスという、一見相反するような2つの題材が大きなテーマでしたが、見事に噛み合わせた物語になってました。
どのシーンも笑える内容になっているのはもちろん、圧巻だったのは出演者の皆さんの歌がまぁ上手いのなんのという事。
もちろん私は世代ではなく、当時の事は知識として知っている程度ですが、戦後にアメリカからやってきたお馴染みの曲がふんだんに使用されていて、その時代に生きた人達なら相当楽しめる内容だったんじゃないかと思います。

今回の主役は若手の劇団員さん達でしたが、ベテラン陣の息の合ったやり取りも満載で心行くまで楽しめました。
今年で劇団創設45周年だそうですが、歌に踊りに涙に笑いにという上質のエンターテインメントを今後も続けていって欲しいものです。
カーテンコールで三宅裕司さんがおっしゃっていたように、まずは50周年を目指していただきましょう!

以上、「ニッポン狂騒時代~令和JAPANはビックリギョーテン有頂天~」を観た感想でした!
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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

  • 三宅さんにしても、小倉さんにしても、見かけによらず反骨精神ありますね。
    一つのことを長く続けて価値がある、とみなされる世代、頑張って欲しいです。

    • 「あら、そうね。コメディの中にもちゃんと思想やメッセージがあったりするものね。テレビだとうるさいでしょうけれど、舞台は何でもアリだから良いわね」

  • おはようございます。

    老舗の劇団ですね。
    三宅さんも それなりの年齢ですが
    ずっと続けてもらいたいですね(๑˃̵ᴗ˂̵)

    • 「あら、そうね。出演だけでなく脚本や演出もするから続けてもらわないと困ってしまうものね」