友達の凄い人は意外と本当に凄い人かもしれない?

ブログネタ:友達ですごい人いる?

ミッキー
世の中にはスゴイ人がたくさんいるな
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
いや、スゴイって言ってるんだぞ。残念じゃないじゃないか
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
おい、残念じゃないぞ。何が残念なんだ?
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
こら!答えになってないぞ!わけが分からないぞ!
ミニー
うるさいわね。大きな声を出せばその才能が認められてテノール歌手になれると思ったら大間違いよ。才能があるのが自分じゃなくて他人で残念だったわね、と言っているじゃないの
ミッキー
ああ、なるほど。そういう意味か。って、別に僕に才能が無いとは言ってないぞ?スゴイ人がいるな、って言ってるだけじゃないか
ミニー
あらそう。自分にも何かしらの才能があると信じて疑わないのね。そう思うのは悪くないでしょうけれど、早めに気付くというのも後々の事を考えると必要なんじゃないかしら。何十年も打ち込んでから気付くと自暴自棄になる可能性が高いものね
ミッキー
こら!じゃぁ結局は何に打ち込んでも最後には挫折するって言ってるようなものじゃないか!いくらなんでも酷いぞ!
ミニー
うるさいわね。ほとんど全ての人が、自分は何か特別な、人とは違う能力を秘めていると期待して生きているのよ。でも結局はほとんど全ての人が目立たず、名も無く、他人から【平凡で幸せな人生でしたね】と言われて死んでいくのよ。だから子供のうちから誰も気付かないような小さなところに生き甲斐や幸せを見出せるように訓練しておくべきじゃないかしら。目立って人と違う事をしている人だけが恵まれた人だと思ってしまいかねない風潮は危険だと思うわ
ミッキー
……何だか突然重たい話になったけど……結局僕が特別じゃない、って話はそのままみたいだな……まぁそれは別に否定しないけど……
ミニー
何をごにょごにょ誰もが思いつかないような設定の小説を閃いて書き上げて応募したところ、審査員に【ありきたり過ぎて数ページで飽きた】などと言われてしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。創作の世界では奇抜こそがありきたりになっていたりするから気をつけてちょうだい。問題は目新しさではなくて、目からうろこの本質を捉えているかどうかよ
ミッキー
……僕は別に小説は書いたりしないぞ。全く。と、とにかく、友達でスゴイ人がいる時って、周囲の人はどうしてるものなのかな、と思ったんだけどな
ミニー
あらそう。何だかとんでもない事をしているらしい勇者達の活躍を人づてに聞いただけの人の小説を書くのね。目新しいからすぐにやった方が良いわよ
ミッキー
話が矛盾してるぞ!目新しいのが良い事になっちゃってるじゃないか!
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。目新しさの無いツッコミをしたりして、何を考えているのかしら。とにかくスゴイ人なら近くにいるから何となく分かるんじゃないかしら
ミッキー
ああ、なるほど。ハイジの事か?確かにハイジが何かの世界大会で優勝したりしても驚かないかもしれないな。要するに、あんまり近いとかえってその凄さが分からなくなるのかな
ミニー
ええ、そうね。あなたもそうじゃないかしら
ミッキー
えっ!?そ、そっか。僕の事をそんなにスゴイ人だと思ってくれてるのか……お前が評価してくれるのが一番嬉しいぞ
ミニー
あらそう。あんまり近くて何が何だか分からないというのがそんなに嬉しいのかしらね。やはりわけが分からないわね
ミッキー
一番重要な【スゴイ】って単語が抜けちゃってるぞ!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 友達というか親戚ですけど、ある物事にたいへん詳しく、「博士」と呼ばれていて、とうとう中学校で特別講義までやるようになった者がいます。地元のテレビにも何度か出ています。要は真新しいことをやる必要はなく、好きなことへの情熱なのですね。情熱こそが才能ではないでしょうか。

    • 「あら、そうね。いくらでも情熱を注げるものを見付けられるのも才能なんでしょうね。それを続けるのもまたスゴイのかしら」

  • 僕の父さんは凄いです。
    「父さんはバカボンのパパなのだ」
    て宣言してましたから。

    • 「あらそう。既に存在しているキャラクターを名乗るのはスゴイわね。パパの隠し子くらいにしておけば信憑性が増したのかしら」

  • おはようございます。

    スゴイ人いますね、
    付き合いしなくなりましたが(笑)

    • 「あらそう。毎回凄さに驚くのも疲れてしまうものね。何とも思わない人の方が関係が続いたりするのかしら」