焼肉のシメをビビンパにするとまとまりのない食事になってしまう理由

ブログネタ:焼き肉の〆は冷麺?ビビンパ?

ミッキー
ある食事に定番のメニューみたいなのがあるな
ミニー
あら、どういう事かしら?
ミッキー
うん、ハンバーガーにポテトとか、ラーメンにギョーザとか、組み合わせたり、しめの一品として食べたり、そういうのがあるじゃないか
ミニー
あらそう。食パンに豚汁とか、カレーに塩大福とか、そういう事かしら?
ミッキー
……たぶん全然違うと思うけど……そんな組み合わせは聞いた事が無いぞ
ミニー
あら、そうかしら。つい無意識に食パンをトースターに入れてしまったところで、昨晩の豚汁がまだ残っていた事に気付いたり、カレーを煮込んだところでお土産にもらった塩大福を思い出したり、日本中どこででも見かける光景なんじゃないかしら
ミッキー
いや、まぁ時にはそういう事もあるかもしれないけど、僕はあくまで定番の組み合わせの話をしてるんだぞ。食パンに豚汁は毎回ではないじゃないか
ミニー
あらそう。あなたの家は食パンにトムヤムクンだったのね。カレーと水羊羹とは盲点だったわね
ミッキー
一体何の話をしてるんだ!?そんな状況には滅多にならないって言ってるじゃないか!
ミニー
うるさいわね。会話と大声が毎回組み合わさってしまっているから気をつけてちょうだい。逆にもう私とあなたは組み合わさらないんじゃないかしら。残念だったわね
ミッキー
ちょ、ちょっと待ってくれ。僕は何があっても離れないぞ!食事の組み合わせの話をしてるだけじゃないか
ミニー
しつこいわね。だったら話題と食事の組み合わせをまず辞めたら良いんじゃないかしら。話題とは天気や時事ネタや昨日のテレビ番組やスポーツの結果などがもっと相性が良いはずよ
ミッキー
確かに定番の日常会話だな。って、今更天気の話をするのか?
ミニー
まぁ、定番の事を散々言っていたクセに、話題の定番は話すつもりが無いのかしら?定番のテーマと組ませてもらえない話題がグレてしまうんじゃないかしら。話題が課題になって、いつしか宿題として人間に復讐するつもりに違いないわ。復習しているのに復讐とは恐ろしいわね
ミッキー
……話が飛躍し過ぎて何だかよく分からないな……焼肉のしめのメニューは冷麺かビビンパか、って話をしようと思ってたはずなんだけど……どうしてこんな話になったんだっけ?
ミニー
さぁ、どうかしらね。やはり話題がグレてしまった結果なんじゃないかしら。こうなったら定番と組ませてあげないと更に機嫌が悪くなるわよ
ミッキー
な、なるほど。えーと、じゃぁ、天気の話をすれば良いのかな……最近はやっぱり暑い日が続いてるな
ミニー
あらそう。二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!意味が分からないぞ!僕は離れないって言ってるじゃないか!
ミニー
うるさいわね。突然手を繋いだりして、何を考えているのかしら。これでは定番になっていないわよ
ミッキー
いや、僕に言われても分からないぞ。突然どこかへ行こうとするもんだからつい……
ミニー
違うわよ。これでは定番になってしまうわよ、って言ったの。いつも決まって私があなたに優しくして話題をしめる展開に……って、何を言わせるのかしら、みっともないわね
ミッキー
ううっ、そっか。こうして二人が仲良しという状況にしてくれたわけか。僕との会話がそういう印象だったなんて感激……って、痛ててててて!突然爪を立てないでくれ!
ミニー
うるさいわね。ビビンパがどうこう言っていたから、色々なパターンのしめを混ぜご飯的にごちゃ混ぜにしないと話がまとまらないじゃないの
ミッキー
だからって無理やり爪を立てなくても……いつになく強引なまとめ方って気が……痛ててててて!もう言わないから許してくれ!

公認会話士が出版した小説一覧はこちら

スポンサーリンク

公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

  • 会話士さんは、和食でも洋食でもシメはフライドポテトでしょうね。
    何にでも合いそうですものね。

  • ビビンパは単品でも好きですね。シメはやっぱりご飯系が良いです。でも冷麺は涼しげですが、冷飯というと貧乏たらしいのはなぜでしょう(笑)

    • 「あらそう。どちらが肉に合うかという観点だとご飯ものになるのかしらね。冷麺用の肉の食べ方も開発したら良いのかしら」

  • おはようございます。

    焼肉屋に行くと
    シメは石焼きビビンバです。
    たまに売り切れの時ありますねん(笑)

    • 「あらそう。売り切れるほど売れているという事なのかしらね。何なら肉より売れている店もあるのかしら」