何故漫画の世界では無名のアシスタントが過酷な労働を強いられるのか

ブログネタ:ファッションショー、行った事ある?

ミッキー
日本でもたまにファッションショーをやってるな
ミニー
ええ、そうね。それがどうかしたのかしら
ミッキー
いや、行った事ってあるか?ああいうのって、どれくらいの時間やってるものなんだろうな
ミニー
さぁ、どうかしらね。その時によってまちまちなんじゃないかしら。そうなるのが当然だものね
ミッキー
そうなのか?例えば秋冬物は着替えが面倒だから、それだけ時間が掛かる、みたいなカンジか?
ミニー
違うわよ。そんなのは裏方の仕事だから滞りなくされるに決まってるじゃないの
ミッキー
そ、そっか。確かに裏では人が大勢いても皆平気で着替えたりしてる、って話も聞いた事があるからな。じゃぁどうしてその時によって時間が変わるんだ?
ミニー
あら、そんなのは新作の数が違うからに決まってるじゃないの。たくさん思い付いた時と、何も思い付かなかった時では雲泥の差じゃないかしら
ミッキー
そんな理由で時間が変わるものなのか!?ちゃんとある程度の数は毎回準備するはずだぞ!?
ミニー
うるさいわね。創作の世界は一定のペースでずっと新しいものを生み出すのなんて不可能なんじゃないかしら。下手に自分らしくないものや質の悪いものを発表するくらいなら何も発表しない方が良いはずよ。その方がいかにも本気で作っているように見えるじゃないの
ミッキー
まぁどうにもアイディアが思い付かないとか、自分の好みの作品が出来ないって事はあるんだろうけど……でもほんの数点しか発表しないんじゃファッションショーどころじゃないぞ。ショーまでにちゃんと作品を仕上げるのもまたプロの仕事って言えるんじゃないのか?
ミニー
あらそう。そんな風に色々なところから同時期にいくつも仕事を受けて、結局は他の人の作品のパクリとかトレースだったのが発覚したばかりじゃないの
ミッキー
何だか危ない事を言ってるけど……でもほら、漫画家とかは週刊連載でもちゃんと毎週作品を仕上げてるぞ?
ミニー
しつこいわね。漫画家だってそもそも漫画を描きたくて漫画家になったんだから本来ならば全て自分の手で作りたいと思っているはずよ。でも時間的に不可能だから、多くのアシスタントを使ってほとんど全て他人に描かせて、自分はストーリーしか考えない、みたいな状況になってしまっているのよ。最早漫画家というより【漫画を描かせて稼ぐ人】でしかないんじゃないかしら。結局創作の仕事を依頼する人達は作家のプライドなんてどうでも良くて、いかにお金を稼ぐかしか考えてないんでしょうね
ミッキー
まぁ確かにアシスタントがいるのが当たり前というか、それがおかしな状況だと誰も思わなくなってるのは危険かもしれないな
ミニー
ええ、そうね。小説家が1文字でも他人に書かせたらゴーストライターと言われるけれど、どうして漫画はそれがまかり通っているのかしら。漫画にとって最も重要なのは絵なのに、全てアシスタントに描かせても誰もゴーストライターなどと言い出さないものね。本来ならば関わった人全員が単行本の表紙に作者として名前を載せるべきよ
ミッキー
なるほど。アニメやゲームはスタッフロールに名前が出るからな。漫画だけちょっと特殊だな。……って、ファッションショーの話じゃなくなっちゃったな……
ミニー
あらそう。漫画の話を参考にすると、ファッションショーで裏方の仕事をしているメイクとかアシスタントもショーの一部だから、出演者として扱わないと失礼ね。だから着替えもメイクも全てお客に見せるべきじゃないかしら
ミッキー
そういうのを見せないのもまたプロの仕事だと思うぞ!?表に出たくない人もいるんじゃないか!?
ミニー
まぁ、そんな事を言っていたら漫画のアシスタントの不遇な時代が今後も続いてしまうじゃないの。せめて名前を載せて欲しいと思っている人の名前は載せてあげる必要があるんじゃないかしら
ミッキー
なるほど。漫画のアシスタントもファッションショーの裏方も、名前を出す事で別の仕事のチャンスを得られるかもしれないからな
ミニー
ええ、そうね。あなたもアシスタントみたいなものだけれど、私よりも前に名前が記載されているものね。とんでもない大盤振る舞いじゃないかしら
ミッキー
こら!僕はお前とハイジの会話のアシスタントみたいな扱いなのか!?いくらなんでも酷いぞ!
ミニー
違うわよ。私の幸せをアシストする存在……って、何を言わせようとしているのかしら、みっともないわね
ミッキー
うっ、そっか。僕がいないと幸せになれない、って想ってくれてるのか。それなら僕が全力でアシストするぞ
ミニー
あらそう。表に出なくても構わないのかしらね。だったら戸籍とかにも名前は記載されないかもしれないわね
ミッキー
それとこれとは話が違うぞ!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 度々すみません。。。ちょっと論旨が浅かったので、もうちょっと引っ張らせてください。

    マンガを描いて収入を得るというのは、絵を描くことが好きな者にとって幸せな夢です。
    夢がかなうならば、少々不遇でも耐えてしまえる。相当不遇でも、愚痴りながらも耐えてしまう。
    そしてその上に「君臨」しあやかる人がいる。
    似たような構造は、アニメや理容師の世界にも普通に見られます。残酷な経済ヒエラルキーです。

    ところでアニメーターの名前が公表されるのは、邪推ですがディズニー等の影響ではないかと。
    アメリカでは、アニメーションはどちらかと言えば観念上「絵の映画」として発達した、みたいなことを何かで読んだことがあります。
    映画ととらえているなら、作品の構成も映画の習慣を取り入れても不思議はない。映画は関わったスタッフを字幕で紹介するので、これに似せてアニメも作った。

    これに対し、アニメ後進国の日本は海外のお手本がやっていたことを何の疑問もなく取り入れ、その結果アニメーターたち裏方が字幕で流される習慣が定着したのでは、と考えています。
    日本のアニメや漫画がディズニーの影響を強く受けた(手本にした)事は間違いないと思います。
    一時期の日本のマンガは、画風がクラシックディズニーに似てると思います。鉄腕アトムのヒゲ親父なんか、どう見てもダンボに出て来る興行師そのものやないか~っ。

    すみません、タイクツな話を…誰も聞いてくれないんすよぉぉ。。。

    余談ながら、日本ではアニメを「動くマンガ」的に捉えて発達させたと書いてありました。最小限の動きでアニメを量産し、毎週連続テレビ放映する手法はとてもマンガ的です。じっくり時間と金を掛け、映画館に沢山観客を動員するディズニー映画とは対照的です。

  • 別にマンガで稼いで成り上がった人達の肩持つ気なんか塵ほどもないのですが、マンガというものは世の中のニーズに対して余りにも制作に時間がかかる物です。

    この私もたまに狂ったように低質なマンガを描きますが、マンガを描くのはなにせ手間がいる。、構想→ネーム作成というか下描き→ペン入れチマチマチマ→トーン切り張り・削り→べた塗り→ゴマカシ→自己欺瞞→自己満足…と、とても手離れの悪いものです。昭和の4コマ物の様でない限り、自ずと時間がかかるのです。こんな私でさえアシさん2~3人抱えたい程なのですwwwww。

    これを頑固一徹ワシ一人で十分じゃあゴホゴホとかいいながら独りで描こうもんなら、世の中の経済活動から遠く置いてけぼられ、食うにはほど遠いこととなるでしょう。

    そういえばマンガには原作者と絵の担当が分かれていて、はなっからマンガを描く気がない宣言をしている方々もおられます。心のマンガ家とでもいうのでしょうか。もっといえば私は心のハイパーダンサー、心の働き者、心の高額納税者です。

    ゴメンナサイ、このところあまり人様のブログに行けてなくて・・・時々お邪魔してはいたのですが。。。

    • 「あら、そうね。漫画もアニメも製作にはとにかく時間がかかるわね。でも何故アニメと違って漫画はアシスタントの名前が一切出てこないのかしらね。それを何故誰も不思議に思わないのかしら。ずいぶんと漫画雑誌も売れなくなっているみたいだから、更にアシスタント達の労働状況が悪化するような気がしてしまうわね」

  • そうだよ

    まさしく薔薇だね

    薔薇は花は綺麗だけど茎には棘がある

    泥臭さの連続だよね

    そうだよね

    継続だよね

    プロはやらかさないんだよね

    成功よりまず失敗しない事

    定石

    とにかく頑張るしかないわ

    今さらプロなんか無理だけど

    大会の1つや2つ、あの世に逝く時に何か勲章を持って行かねばな

    • 「あらそう。ネットの普及で失敗に物凄く厳しい世の中になった印象だものね。人に人を裁く事なんて出来ないと思うけれど、私刑が死刑並みに恐ろしくなっている印象かしら。勲章も汚点も一生残ってしまうものね」

  • プロとアマチュアの違いについて、私は恋愛と同じような感覚を持っているんです。どういう事かと言うと【憧れ】が【本気】になったら綺麗ごとだけでは済まされない…と。なんか世の中の全てに裏と表は必ずあると思うし、蓮や白鳥に例えられるように見えている部分は人が“憧れ”を抱くように見せて、水面下は…泥。
    でもね…憧れのままにするも良し、裏側にある汚いものも受け入れて その厳しさの中で自分と葛藤しながら目標を貫く人も私は凄いと思います。
    私は『公認会話士』という人の書く小説にも なんだかそうゆうものを感じてしまうんですよね。闇の中の美しく輝く優しい光みたいなもの。
    仕事でも恋愛でも結婚でも何でも尊敬できる人のアシスタントなら自分が無名のままでも喜んで出来るなあ〜。尊敬出来なくなったら反逆して戦っちゃうかもしれないけど…。戦うのもバカらしい程 呆れたら黙って其処から離れる…か。。だろうなぁ…
    ノルマ…ゴースト…インサイダー…
    世の中 お金が絡めば綺麗事では済まされない事が いっぱい。
    『何十人何百人何千人のヒトと その家族の生活が この手に掛かっているんだー!』というのが お決まりのセリフでしょうか…。

    • 「あら、そうね。アシスタント側が憧れの世界で仕事が出来るだけで幸せ、という何も求めないだけの気概があるとしたら素晴らしい事だと思うけれど、でも雇う側はその好意を利用してしまってはいけないわね。それこそが憧れられる存在側の矜持というか、ちゃんとした仕事としての姿勢を見せるべきなんじゃないかしら。でもお互い忙しくて何が何だか分からない状況になっている恐れがあるわね。編集者がそういう契約をしっかり管理して請け負うべきなんでしょうけれど、その編集者が最も利用する気が満々という気もするし、全く出版社というのはろくな人がいないわね」

  • そういえばマンガ読んでて、いつもと違うタッチのキャラクターを見ることがあります。   ファッションショー行ったこと無いです。  モデルの人の着替えで思い出したんですが、信長が、急いで戦いの準備をする時、素早くお茶漬けを食べて、信長が前を睨んで両手を広げるだけで、衣服や刀をセットしてもらうシーンがカッコ良くて、憧れてました。   さすがに、それは無理なんで、お茶漬けだけは、たまに真似してます。

    • 「あら、そうね。メインのアシスタントが急病なのか何なのか、突然数話だけタッチが変わったりするわね。でも同じ作家の作品として扱われるのが漫画の不思議なところかしら。あらそう、昔の人は着替えや食事に手間取っただけで命取りだったりするんでしょうからね。余程気が強くないと精神病になってしまうような世の中じゃないかしら」

  • 他の方のブログの記事で、あ、その方は アンチ作家?みたいな考えで 売れてる作家が 実はノルマがあって だから自分で納得の出来る文を書いていないって 自分はそうはなりたくないって そんな記事を読んだ事あります(公認会話士さんとも一度 そんな話ししましたよね?)俺は作家じゃないから 無責任にその 話しをどうこう議論しようなんて思ってないんだけど 折角、(作家さんが)夢を叶えられたのに なんだかなぁって ちょっとだけ考えさせられます…ごめんなさい 答えのない話しをして

    ファッションショーは 行った事ないです どちらかというと 恥ずかしがり屋(オシャレの先駆けみたいな所 ちょっと赤面してしまいます)だから 今後行く機会があったとしても 回避したいくらいです

    公認会話士さんは行った事ありますか?

    • 「あらそう。ずいぶんと編集の手が入ったり、修正されたりする事もあるみたいだものね。出版の前に他人の意見で内容が変更になる、というのは納得いかない作家も多いんじゃないかしら。特に実績のない新しい作家は編集者の言いなりになってしまいそうね。あら、書き留めている人はどれくらいファッションに興味があるのかしらね。少なくともコスプレには何やら思い入れがあるみたいだけれど。コスプレのイベントも考えようによってはファッションショーみたいなものなんでしょうね」

    • 「あら、とんでもない修羅場が映っていたりするのかしらね。眠ろうとしたアシスタントをペン先で刺したりするのかしら」

    • 「あら、そうね。何となく体育会系の悪しき風習を想起させる業界なんじゃないかしら。若手の技術向上には良いんでしょうけれど、でも弱い立場で虐げられているのも事実なんじゃないかしらね」

  • わが故郷新潟は、数多くの漫画家を輩出しています。漫画とアニメの専門学校もあります。21歳までにデビューできなければあきらめた方がいいとも言われてますけど、そういう常識を打ち破る人が現れないもんですかね。ちなみに自分はファッションデザインにも関わりましたが、ショーには行ったことはありません。

    • 「あらそう。ずいぶんデビューまでの期限が早いのね。人生経験の多さでどんどん表現の幅が広がって面白くなるものだと思うけれど、でも基本的に子供が相手の漫画では同じような感覚の持ち主の方が向いているのかもしれないわね」