どうも公認会話士です。
Amazonがついに電子書籍の読み放題サービスを開始しましたねー。
その名も「Kindle Unlimited」
ニュースでも結構報じてるので、気になった方も多いのでは。
いつでもどこでも、思う存分本が読める。
月額¥980で、12万冊以上の本、コミック、雑誌および120万冊以上の洋書を読み放題でお楽しみいただけます。
というのがAmazonの宣伝文句なんですが、もちろん何でもかんでも読めるわけではありません。読めない本もたくさんあります。
不参加の大手出版社もありますし、有名作家の比較的新しい作品などはきっと読み放題の対象には入らないでしょう。
でも読み放題という響きは魅力的です。本をよく読む方にとって物凄くお得なプランなのは間違いないです。
再びAmazonの宣伝文句を引用すると……
このようにメリットがたくさんありそうです。
昔読んでもう一度読みたいと思ってた作品とか、冊数の多い漫画とか、買うほどではない雑誌とか、必要なところだけちょっと読みたい実用書とか、読み放題ならお金を気にせず読みまくれますね。
「でもKindleなんて持ってないし!」
という方、諦めてはいけません。「Kindle Unlimited」という名前ですが、kindleを持ってなくても読めます。
Kindleの公式無料アプリをダウンロード&インストールするだけです。
↓参考記事
お手持ちのPC、スマホ、タブレットを無料でKindleにする方法
さて、電子書籍を読む準備が整えば、後は契約するのみ。素敵な電子書籍ライフをお過ごしください!
↓ここからKindle Unlimitedのページに飛べます。
Kindle Unlimited(30日間無料でお試し出来ます)
さてさて、ここまでは読書好きとしてのお話で、ここからは実際にAmazonで電子書籍を出版してる作家目線からのお話です。
このたびの「Kindle Unlimited」サービスの開始は思い切り寝耳に水で、Amazon側からはサービス開始に関する告知などは全くありませんでした。
「何だい何だい、個人の作家はこのお祭に参加させてもらえないってんですかい!?」
と、つい気の短い江戸っ子の血が騒いでしまい、
「そっちが無視しても、絶対に何冊か読み放題の本に登録してやるからな!べらぼうめ!」
と、早速登録方法を探る事に。
隠したってそうはいかねぇぞ、と気合いを入れたものの、何とも呆気なくアッと言う間に方法が分かりましたので、私のように「自分の本をKindle Unlimitedに登録して、もっと多くの色んな人達に読んでもらいたい」と思っている方は是非参考にしてください。
まず結論から言いますと、「KDPセレクトに登録する」。これだけです。
Amazonで作品を出版する際、作品ごとに「KDPセレクト」に登録するかどうかを必ず選択する事になりますので、既に出版経験のある方ならご存知と思います。
↓参考記事
Kindleで電子書籍を出版する方法
簡単に説明しますと、「Amazonに独占販売させる」のがKDPセレクトです。
他の電子書籍サイトでも販売していたり、ブログなどで同じ文章を公開してる作品はKDPセレクトに登録する事が出来ません。
KDPセレクトに登録するメリット
・印税が35%から70%になる
・プライム会員が月に一冊無料で購入出来る本のリストに加えてもらえる(ちゃんと印税はもらえます)
・Amazon Unlimitedに自動的に登録される
というわけで、お分かりいただけたでしょうか。
出版の際にKDPセレクトに登録した本は何もしなくても勝手にKindle Unlimitedに登録されてました。
個人的な意見ですが、余程の事情が無い限り、Amazonのみでの出版を考えている作品については今後はなるべくKDPセレクトに登録しておいた方が良いんじゃないかな、と思います。
今後Kindle Unlimitedの利用者もどんどん増えていくと思いますので。
例えば、シリーズ物の作品の最新巻以外をKDPセレクトに登録する、みたいな方法もアリでしょう。
私の過去の作品はパブーでも販売してたり、FC2でも公開してたので、まだKDPセレクトに2作品しか登録してないんですが、なるべく他の作品もAmazonに集約した方が良いのかなぁ?みたいに考えてます。
ちょっと検討の余地アリですね。
下世話な話ですが、作家として気になるのはやっぱり印税がどうなるのか、という事。
Amazonの説明によると……
どうです?何のこっちゃ分からないですよね。
途中で読み飛ばしちゃった方も多いんじゃないかと思いますが……簡単に説明すると、ダウンロードされた冊数ではなく、読まれたページ数に応じて支払われる、という変わった計算法になってます。
KindleとKindleアプリでしか読めないからこそ、Amazonは全ての電子書籍の読まれたページ数までちゃんと管理出来るわけですね。
作家専用の管理ページに日々読まれたページ数を表示するグラフがあるので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
こういうデータ管理が出来るのは電子書籍ならではの強みといえます。
まぁ要するに、読者の手が止まらずについつい読み進めてしまう面白い作品を書けば良いわけですよ。
それでページ数があれば更に良いですが、無理やり長引かせるのは中だるみの原因になるので辞めましょう。
自分の作品が多くの人にたくさん読まれるように、お互い頑張りましょう!
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View Comments
毎月1冊読む人ならお得なんですね。 それにしてもアマゾンは凄い。 接着剤をボンドと呼んだみたいに、電子書籍を、誰もが【キンドル】と呼ぶようになるかもしれません。
「あら、そうね。ちょっと読んでみたかった本とか、全然知らないけれど高評価になっている本を読んでみるとか、色々な使い道があるんじゃないかしら。書き留めている人の本も適当に本を探している人がすぐ見付けられるような状況になると良いんでしょうけれどね」
Amazonの「Kindle Unlimited」サービス。寝耳に水でしたね。プライムサービスに関しては、公認会話士さんがここで紹介されて、その時点では利用する気が無かったのですが、いつの間にか会員になっていたので、今では音楽や動画を楽しんでいます。このkindleも今はその気が無くてもいつの間にか利用している可能性は高いです。パソコン1台あるだけで、家の中で楽しめる引きこもりがちの人にとってうれしいサービスですね。これからも面白い小説の提供を楽しみにしています。
「あら、そうね。何だか突然始まったり、告知してから始まったり、サービスによって提供の仕方が違うのは何なのかしらね。とにかく書き留めている人は面白い作品を書き続けるしかないという事かしら」
実は僕もKDPで出版したことがあります。ずいぶん前の話ですが、有料では1回もダウンロードされませんでした。持ち前の飽きっぽさが災いしてやめてしまいましたが、また気が向いたらなんか書くかもしれません。がんばってみるかな…。
「あらそう。中々自分の存在を広めるのは大変だものね。興味を持ってもらうのも難しいでしょうし、本を書く事よりも大変じゃないかしら。Amazonも何かそういう支援があったらもっと良いんでしょうけれどね」
こんばんは。
Amazonはん、自分とこだけ儲ける気や(-_-;)
「あら、どうなるのかしら。確かに街の本屋にはちょっと真似の出来ない商売だと思うけれど、果たしてどれくらい出版業界に影響を与えるかしらね。個人の電子作家にとっては気にするだけ無駄なのかもしれないけれどね」
読み放題サービスに登録したほうが、本が読まれやすいと言う、作家冥利につきる感じになりますね。レビュー数も増えて欲しい!
「あら、実際どれくらい効果があるのか分からないけれど、少しでも多くの人の目に触れるようになると良いわね。せっかく執筆しても読まれないと意味が無いものね」