どうも公認会話士です。
乃木坂46のメンバーが出演する舞台「墓場、女子高生」を観てきました!
先日も触れましたが、前から4列目の真ん中という素晴らしいチケットに当選しまして、これがまた想像以上の良席でした。
座って前を見た瞬間、
「はっ!? 舞台が近過ぎる!」
みたいな。
2列目くらいまではちょっと見上げないと観れない位置で、ちょうど4列目5列目くらいからが舞台と同じ高さだったのでまさに完璧でした。
どれくらい近いかというと、メンバー全員が一気にワッと出てきたシーンで「なんか微かに良いにおいがする」と思ったくらいの近さです。
っていうか距離で表現した方が良かったですかね……3メートルくらいでしょうか。
「いつでも思い出し笑いできるような出来事が、
確かにいくつもあったんだけど…、」
学校の裏山にある墓場で、
合唱部の少女達は今日も授業をサボって遊んでいる。
墓場にはいろんな人間が現れる。
オカルト部の部員達、ヒステリックな教師、疲れたサラリーマン、妖怪、幽霊…。
墓場には似合わないバカ騒ぎをしながらも、
少女達は胸にある思いを抱えていた。
死んでしまった友達、日野陽子のこと。
その思いが押さえきれなくなった時、少女達は「陽子のために…」、
「いや、自分達のために」とある行動を起こす。
あらすじからは伝わりませんが、基本はコメディーで、笑いどころ満載でした。
難解な物語という噂でしたが、特にそういった事はありません。
起こった現象に対しての説明が不充分なシーンがあるので、観た人によって解釈が異なる、というだけだと思います。
幽霊とか妖怪とかが出てきますが、そこはちゃんと設定がされているので恐らく理解出来るのでは。
作家の端くれとして、私なら生き返った理由を書きたいし、死んだ理由も書きたいですけどね。
まぁネタバレするわけにはいかないので内容の感想はこれくらいにして、出演したメンバーの感想を。
伊藤純奈(オカルト部部長・武田)……芝居は初めてとの事でしたが、堂々としていて存在感がありました。
一人だけ合唱部ではないので出演シーンは最も少なかったですが、その分爆笑間違いなし、みたいな場面でのみ登場する最もオイシイ役でした。
でもそこで確実に爆笑を取るってのも意外と難しいでしょうし、緊張もするでしょうから、ファインプレーの連続ってカンジじゃないでしょうか。
目鼻立ちがしっかりした美人なので、舞台には凄く向いてるんじゃないかと思います。
伊藤万理華(幽霊・日野)……流石の安定&抜群の演技力で、主役の自殺した女子高生を表情豊かに演じ切りました。
舞台なので映画やPVの時よりかなり過剰な芝居をしてたはずですが、映画やPVの時と同様に良い意味で力の抜けた自然な演技だと思いました。彼女はどんな環境下においても【ちょうど良い力の入れ具合】を瞬時に察知して演じ分ける事が出来る天性の感覚の持ち主なんじゃないかと思います。
2時間ほとんどずっと出ずっぱりでとんでもない労力だったと思いますが、観てるこっちは大満足!
目を覚ましたくないと思うくらい楽しい夢をずっと観てるようでした(実際には私は全く夢を観ないんですけどね)。
井上小百合(オカルト部&合唱部・西川)……うわぁ顔が小さい!可愛い!なのに声が大きくてパワフル!と、期待に近い役で良かったです。ただ大人しい役より、今回のように起伏の激しい役の方が色んな引き出しを持ってる井上さんにはハマるはず。
恐らく一番精神の起伏のふり幅が大きい難しい役どころだったと思いますが、テレて言いづらそうにしながら言い放つ言葉がとんでもない毒舌だったりする井上さんなので、まだまだ容易く余裕を持って演じられる役だったのかもしれません。
伊藤純奈さんがウケるかどうかは彼女のフリ次第、というシーンも結構多かったので、先輩としてしっかり後輩のオイシイ場面を演出してあげてたと思います。
斉藤優里(合唱部・ナカジ)……可愛い声が特徴のゆったんですが、芝居となるとちょっと声が落ち着いたカンジ?
合唱部の盛り上げ役といった役で、掛け合いにアドリブっぽいところも結構ありましたが、流石ラジオのレギュラー番組でも対応力抜群のゆったん、見事に全部笑いに変えてました。
【それなりに可愛い】【目が離れてるけど可愛い】という身体を張った笑いもありました。というかそんなマイナス要素なんて無く可愛いと思いますが……。
新内眞衣(合唱部・ビンゼ)……合唱部のクールなツッコミ役でありながら、何だかんだ皆にいじられる役どころ。
うわー、細くて綺麗だなぁ!という印象でしたが、やっぱりそれは女子高生ではなく大人の女性を褒める時の表現というか……乃木坂最年長の新内さんの女子高生役は結構ギリギリのラインだったかも(すみません)。
はしゃぐ皆をたしなめたり一緒に乗ったりしながら、上手に自分の本音を周囲に浸透させていく、といったキャラでしたが、まさにハマり役ってカンジでした。
でも彼女は悪役をやらせたらもっとハマるんじゃないかな?と今後に期待してしまいます。
鈴木絢音(合唱部・ジモ)……彼女の舞台を観るのは【じょしらく2】に続いて2度目ですが、普段は口下手で表情も少ないのに、演技となるとやっぱり豹変しますね。
物凄くクセの強い役者さんがトーク番組に出ると口下手で恥ずかしそうにしてたりして、役の印象と全く違う事を驚かれたりしてますが、彼女もホントにそんなカンジです。
セリフと役が憑依するというか、役になりきる事が出来るという点では誰より女優向きの性格なんじゃないかと思います。
能條愛未(合唱部・メンコ)……彼女を観るのも【じょしらく2】に続いて2度目です。今回は下ネタのシーンを一人で全て担当するような、アイドルらしからぬ役どころでしたが、彼女なら何をやっても許されるというか、持ち前のパワーと面白さで見事にねじ伏せてました。
ちょっとおバカっぽいけど、皆が言いたかった本音をズバッと言ったりとか、停滞気味の空気を勢いで変えたりとか、そういう役を演じさせたらホントに上手ですね。
樋口日奈(合唱部・チョロ)……合唱部のまとめ役で、準主役といった役どころ。
普段はどことなく良いところのお嬢様っぽい雰囲気なのに、実はお父さんがかなりのヤンキーキャラらしい、というのは結構有名で、その遺伝子を活かした(?)キツい性格の役でした。
でも実は一番繊細で脆くて壊れやすい、というのがこのタイプのキャラの王道ですが、まぁやはりそんな性質が垣間見えつつ……。
普段はにこやかで落ち着いた印象の彼女ですが、こういう喧嘩っ早くて格好良いカンジのキャラもいけるなぁ、という印象です。
さて、劇場でグッズも販売してたので、購入してきました。
(劇場の外なので、チケットの無い方でも購入出来ますよ)
パンフレット
Tシャツ
ポスター
※ちなみに当日券の販売もあったみたいです。
「急に観たくなった」
という方、東京ドームに行ってみたら買えるかも!
観ないと損しますよ!
「いやはや、間近で良いものを観れて、最高の一日だった!」
と幸せな気持ちで帰宅して、「感じた事を記事に書いておこう」とこの記事を書いている時にとんでもない一報が……。
橋本奈々未さんが卒業を発表。
しかも卒業後は芸能界に残らず引退。
はぁ、残念です。
残念ですが……でも作家と違って、アイドルってきっと一生は続けられないものですからねぇ。
「メンバーの卒業が乃木坂46にとってピンチだと思わないで欲しい。乃木坂46の可能性を広げるきっかけをくれるんだ、って思って欲しい」
と生駒ちゃんがかつて言ってたので、何とかそう思う事にしましょう。
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View Comments
乃木坂の舞台を素晴らしい席で観ることが出来てよかったですね。いつも以上に書き留めている人の乃木坂に対する愛が伝わってきました。ホラーかと思ったらコメディーだったとは!
「あら、そうね。結構楽しめたみたいね。舞台とか映画とかにもっと出演すると良いけれど、中々機会が少ないわね。書き留めている人の作品が映画にでもなれば良いんでしょうけれど、それが一番のコメディーかしら」
筆頭の伊藤さんが主役かと思って
いましたが、どうやら実態は
アイウエオ順だったわけですね。
観客席もアイウエオ順っぽい
雰囲気はありませんでしたか?
「あら、そうね。パンフレットも皆50音順になっているみたいね。あら、座席は何の順だったのかしら。最前列は何だか他の列と比べて年齢層が高めに見えたらしいけれど。偶然かしらね」
公認会話士さんの 主演メンバーの紹介が すごくわかりやすくて (なんと言うか)知らない私でも とても親近感?が湧きました 私は名前と顔が一致しないので(すみません)これで一致したら 今の数倍 親近感?湧いていたんだろなって
舞台って 私の生活では 触れ合う機会がないけど なんか(観ていて)楽しそうだなって 感想を持ちました
なんかめちゃくちゃ良い席だったみたいで ラッキーでしたね!
「あら、これだけいっぺんに大勢出演すると見応えがあるんでしょうね。どうやら舞台のあちこちに散らばって会話するようなシーンも多かったみたいだから、全員観るのも結構大変だったんじゃないかしら」
アイドルを直に見ることが出来る舞台は良いですね。ネギっ娘(新潟のご当地アイドル)やNGT48も、舞台やんないかなあ…。
「あら、そうね。握手会やライブとはまた違った魅力があるでしょうからね。確かに地方で活動しているアイドルはその地方で舞台を上演するのが良いんじゃないかしら。どうしても都内の方が劇場が多いんでしょうけれど」
こんばんは。
舞台、楽しかったと思います(^_^.)
またチャンスがあれば観に行ってくださいね。
「あら、そうね。もっと色々な舞台などに関わってくれると良いんでしょうけれどね。でもそうなると今度は逆に全て観切れなくなるわね」