のぼうねん会で、鍋を囲む四人がぼくを含めて全員鍋奉行というレアな状況となりました。これを是非楽しもうと思い、ぼくはこの事態を周りに公表しました。 するとぼくを含め四人とも、その奉行っぷりはとてもサイレントで、みんなぼそっ、ぼそっと『…そろそろ菊菜』『火加減…』『つくねok…』正に粛々と調理と賞味が進行していきました。 露骨な主張の激突を避け、まるで惑星のように微妙な距離を保とうとする、日本の会社員の性質に、微笑ましさを感じずにはいられませんでした。 『死んでん会』、吹きました。
「あらそう。これから人それぞれ何かを納めたり初めたりするんでしょうね。当然書き留めている人は執筆なんでしょうけれど、既に小説は引っ越しが終わって色々落ち着くまで休憩中みたいね。でもそれで私達が黙る事はあり得ないけれど。意外と彼がお構いなしに新商品をすぐに買ってきてしまうものね。あら、引っ越し屋に何かあげると作業の熱意にも影響するという噂があるわね。特に日付けがとんでもないから多少は包むのが無難なのかしら」
「あらそう。ＡＴＭもせっかく指紋認証が出来るようになってるんだから、１人当たりの取引回数を２、３回に制限すれば良いんじゃないかしら。でも毎回違う指を使って操作する人物が現れそうね。しもん委員会にかけるしかないわね」
「あらそう。予定のある人の中には予定の無い人が羨ましいと思う人もいるでしょうから、思う存分予定の無い年末を楽しんだら良いんじゃないかしら。大勢の中で楽しめない人の方が余程寂しい想いをするでしょうからね」
よーするに飲み会なんですけどね。いや飲ませ会かな。今年も誰か急性アルコール中毒で搬送されるんだろうなあ…楽しい集まりもそーなったら何の意味もないですね。酔っぱらい競争みたいなのは、20代で卒業すべきですね。
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こないだ会社の忘年会
のぼうねん会で、鍋を囲む四人がぼくを含めて全員鍋奉行というレアな状況となりました。これを是非楽しもうと思い、ぼくはこの事態を周りに公表しました。
するとぼくを含め四人とも、その奉行っぷりはとてもサイレントで、みんなぼそっ、ぼそっと『…そろそろ菊菜』『火加減…』『つくねok…』正に粛々と調理と賞味が進行していきました。
露骨な主張の激突を避け、まるで惑星のように微妙な距離を保とうとする、日本の会社員の性質に、微笑ましさを感じずにはいられませんでした。
『死んでん会』、吹きました。
「あら、それは興味深い状況ね。同じくらいこだわる人には逆に自分の意見をあまり押し付けないものなのね。でも中には大激論になるグループのケースもあるのかしら」
新年の集まりが1回だけです。 大晦日と正月は仕事が無いので、走り納めと、初走りです。 会話士さんは引越し屋さんにお年玉あげるのかな。
「あらそう。これから人それぞれ何かを納めたり初めたりするんでしょうね。当然書き留めている人は執筆なんでしょうけれど、既に小説は引っ越しが終わって色々落ち着くまで休憩中みたいね。でもそれで私達が黙る事はあり得ないけれど。意外と彼がお構いなしに新商品をすぐに買ってきてしまうものね。あら、引っ越し屋に何かあげると作業の熱意にも影響するという噂があるわね。特に日付けがとんでもないから多少は包むのが無難なのかしら」
先日、
“前の人早く終わらないかな
何回出し入れすんねん
ＡＴＭの順番待ってんねん会”
に参加してきました。
「あらそう。ＡＴＭもせっかく指紋認証が出来るようになってるんだから、１人当たりの取引回数を２、３回に制限すれば良いんじゃないかしら。でも毎回違う指を使って操作する人物が現れそうね。しもん委員会にかけるしかないわね」
知ってる。
ＡＴＭの裏側からヒョウ柄のおばちゃん
が出て来て妨害するシステムや。
よく見たらヒョウ柄じゃなくて指紋柄
なんやろ。
社会人になって働いている人は、忘年会・新年会は良くも悪くも予定が入るのですが、フリーになると全くないですね。何も予定がない寂しいやつ、という十字架を背負って新年に臨みます。
「あらそう。予定のある人の中には予定の無い人が羨ましいと思う人もいるでしょうから、思う存分予定の無い年末を楽しんだら良いんじゃないかしら。大勢の中で楽しめない人の方が余程寂しい想いをするでしょうからね」
よーするに飲み会なんですけどね。いや飲ませ会かな。今年も誰か急性アルコール中毒で搬送されるんだろうなあ…楽しい集まりもそーなったら何の意味もないですね。酔っぱらい競争みたいなのは、20代で卒業すべきですね。
「あら、そうね。何だか知らないけれど、どうして自分だけでなく相手にも無理やり飲ませたくなるのかしらね。あれこそ普段心のどこかに隠している日本人の危険な一面と言えるんじゃないかしら」
こんばんは。
そうかい（総会）。
今年は忘年会にイカなかった会でした（笑）
「あらそう。そんなに無理して忘れるような必要も無いものね。でも皆今年の事なんてすっかり忘れてしまいたいのかしら。振り返ると毎年毎年ろくでもないニュースが多いものね」