まぁ、結局何も覚えていないじゃないの。ところどころ記憶が抜け落ちてしまっているんじゃないでしょうね。元々は唐の時代の【人虎伝】という話が題材になっているのよ。オリジナルは女性とのデートを邪魔された腹いせに殺人を犯してしまった報いで虎になってしまう男の話よ。でも国語の授業で習った作品はオリジナルとは少し違うわね。文才が無い事に気付くのが怖くて現実から目を背け続けて、一方ではとてもプライドが高くて自らの才能を過信して、自分を磨かなかったために失敗するのよ。最終的にはその現実を直視する事に耐えられずに発狂して虎になってしまうわ。人は誰でも猛獣のような性質を持っていて、それを自ら操れなくなったのが虎になった原因、という意味なんじゃないかしらね。結局は長い年月ずっと自分と真剣に向き合わなかった結果、自分をコントロールする事すら出来なくなった、みたいな教訓になっているんだと思うわ
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会話士さん以外の小説はあまり読まないですが、教科書の本読みでは、よく授業中に手を挙げてました。 最近、実用書をよく読みます。「車の整備」「家庭の医学」「通販のカタログ」・・・。
「あらそう。音読が得意だったのかしらね。私だったら強要されても全て黙読してしまうかもしれないわね。実用書は便利だけれど、専門家が読んでいたら逆に信用がなくなってしまうカンジかしら。医学書を片手に手術とかをされたら何だか恐ろしいものね」
天狗になるなとか 初心を忘れるな でもプライドは持てって 見習い時代 そう教えてくれた 大工さんがいます つまりは 今日ブログに書かれてる事みたいに そう思った時点で 成長が止まるって その大工さんは 教えてくれたんだと思います……すみません
教科書の話しは 二つあって(タイトル、作者は覚えていないけど)貧乏な学生みたいな人が 江戸前?的な寿司屋で トリ貝の寿司を 一貫だけ 毎週食べに行く話しで なんかトリ貝の寿司が すごく美味しそうでした
もう一つは お父さんと汽車に乗っていて 息子さんが 歯に何か詰まったのが痛くて我慢しきれず それを見かねた お父さんが 自分の大事にしていた 扇子を割いて 爪楊枝にして 詰まったものを取ってくれたんだけど 息子さんが どうしてもう少し 我慢できなかったんだろうって
息子さんの気持ちも共感出来たし 大事な扇子を割いた お父さんの気持ちも わかるし とても印象深い 話しでした
この二つは 今でも 時々思い出したりするくらいです
公認会話士さんは そういうのありますか?
「あらそう。トリ貝の話は分からないけれど、もう一つは【蘭】とかいう話かしらね。あまり語らないのが日本人の美徳というカンジかしら。それで大失敗に終わる事ももちろん多いけれどね。あら、書き留めている人はどうかしらね。あまり自分ではやらない短歌とかが心に残っているのかもしれないわね」
太宰治の作品で、死に瀕した妹の日記に男性との交際のことが書かれていたが、実はそれは妹の作り話だった、という話です。タイトルはちょっと覚えてません。なんか印象に残ってるんですよね。
「あらそう。葉桜と魔笛とかいう話だったかしらね。教科書の作品というのはどういう基準で選ばれるのかしら。まさか私達の会話は選ばれないでしょうけれどね」
おはようございます。
面白いクラスメイト、
どかにでも いてますね(^-^)/
「あらそう。探せば結構いるものなのかしらね。もしや私も誰かから面白いと思われてしまっているのかしら。面白い目に遭わせるしかないかもしれないわね」