「お年玉が少ない」と嘆く事しか出来ない不幸な価値観の子供達へ金言という名のお年玉

ブログネタ:お年玉は何歳まで?

ミッキー
正月はお年玉をもらえるから良いな
ミニー
あら、どういう事かしら?
ミッキー
いや、どうもこうも、普段たくさんお小遣いをもらってるわけじゃないし、両親や親戚や知り合いの人からお年玉がもらえるのは凄くありがたいじゃないか
ミニー
あらそう。家族も親戚も近所の知り合いも誰もいなくて悪かったわね。孤独な人間がより孤独に感じるようなイベントで大喜びするなんて一体どういう人間性をしているのかしら。二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!誰もいないとかじゃなくて、お前は両親と一緒に住んでるじゃないか!お年玉もらわなかったのか?もしかしてお年玉は中学生まで、って言われたとか?
ミニー
さぁ、どうかしらね。たった一人の娘にお年玉もあげられないような貧乏な家庭に育って悪かったわね。両親と住んでいれば誰もが高校卒業くらいまでお年玉をもらえると思っているなんて、いかにも苦労せずに育った世間知らずの人間の考えじゃないかしら。高校にも行かずに就職して、逆に両親を養っている人だってたくさんいるのよ。反省してちょうだい
ミッキー
うっ、確かに……どうやら今年だけじゃなくて今までももらってなかったみたいだな……じゃぁ僕はお年玉をもらったから、二人で半分ずつ一緒に使おう。お前にもお年玉をもらう気分を味わってもらいたいからな
ミニー
あらそう。それなら遠慮なくもらってしまって構わないのかしら。私のお年玉と合わせたらもらい過ぎになってしまうけれど、どうしてもと言うなら仕方が無いわね
ミッキー
……おい、今何て言った?
ミニー
あら、あなたは話した事をすぐに忘れてしまうのね。お年玉の前にまともな頭脳を両親からもらうべきだったんじゃないかしら。私にお年玉を半分くれる、みたいな話になっていたのよ。相手が私だから怒られずに済んでいるけれど、もっとしっかり集中して会話した方が良いわよ
ミッキー
僕が言ってるのはそんな事じゃないぞ!最初は誰からもお年玉をもらってないような事を言ってたじゃないか!だから半分使ってくれ、って言ってたんだぞ
ミニー
まぁ、という事はもしかして私に対して優しい気持ちを見せていたのは幻だったのかしら。あなたは私がどれくらいお金を持っているかによって態度を変えるような恐ろしい性格だったのね。人をお金の量で計るくらいならもっとお金を持っていそうな人と付き合えば良いじゃないの。二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!僕はお前以外の女性に興味なんて無いぞ!最初に話してたのと違う内容になったからツッコんだだけで、お前が望むならいくらでも好きに使ってくれて構わないぞ!
ミニー
まぁ、まるでお金をもらえなくなったと勘違いした私がみっともなくわめき散らしてなだめられているような展開じゃないの。誰が聞いても私が守銭奴としか思えないような事を言うなんて何を考えているのかしら。二度と近寄らないでちょうだい
ミッキー
うっ、何かどっちみち怒られるような展開に……
ミニー
まぁ、あなたに嫌がらせをするのが趣味みたいな人間性だと思われていたなんて、こんなお年玉、ではなくて貶めた末路があるかしら、失礼な。私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ううっ、お願いだからもう許してくれ……僕はお前に対して悪い感情なんて全く持ってないぞ。心の底から大好きなんだぞ
ミニー
まぁ、という事はあなたが一方的に想っていて、私はあなたの事を何とも思っていないとでも認識しているのかしら。こんなお年玉、ではなくて落とした末路が待ち受けているとは思わなかったわね。私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
そんな事は無いぞ!って、えっ!?今の内容で怒るって事は……僕の事を想ってくれてるのか……?
ミニー
……うるさいわね。何かしら、突然元気になったりして、気持ち悪いわね。全て私からのお年玉よ。良かったわね
ミッキー
う、うん。一時はどうなる事かと思ったけど、僕の事を想ってるって伝えるためにやってくれてたんだな。ありがとう
ミニー
あら、あなたからもお年玉をもらう事になっているから私からも返しただけよ。おあいこになって良かったわね
ミッキー
やっぱり半分はしっかりもらうわけか……おあいこ……って事でまぁ良いか……

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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    • 「あら、どう落とし前をつけるつもりなのかしらね。というか落とす前の関係に戻してくれるから落とし前と言うのかしら。という事はお年玉は落とした玉のような状態になるべきなんでしょうね。要するに粉々かしらね」

  • 子供の頃、お年玉を、にぎりしめてオモチャ屋とか行ってました。        成人年齢を下げるより、思い切って上げれば、お年玉を持った人々がお店に殺到して、景気が良くなるかも。

    • 「あらそう。おもちゃ屋とかコンビニとかはいつもより儲かりそうね。普段買わないようなものまで買ってしまって後々後悔するんでしょうね。電子書籍を買うようなセンスを持った子供は果たして存在するのかしら」

  • おはようございますの

    親戚とかいないと集まらないですね。
    親からのは、それほどない(-。-;

    • 「あら、そうね。どれだけ親戚がいるかで結果が大いに変わりそうね。というより親戚付き合いが全く無い私には何がどうなっているのか想像も出来ないわね」

  • 何歳のときまでもらっていたかな。忘れてしまいました。今は甥っ子にあげる立場ですが、まあ高校卒業したらやらなくてもいいかな? と思ってます。それより親が「お年玉をくれ」とうるさいのですが、年金生活だからそんな余裕ないです。

    • 「あらそう。確かに老人になるとまたお年玉を貰ったりする人がいるみたいね。という事は貰うかあげるかで重要なのは年齢ではなく経済状況というカンジかしら。何だったら子供から貰ってしまっても良いんでしょうね」