舞台版ドラえもん「のび太とアニマル惑星(プラネット)」を観た感想:乃木坂46樋口日奈出演

どうも公認会話士です。

3月30日に池袋サンシャインシティのサンシャイン劇場で舞台版ドラえもん「のび太とアニマル惑星(プラネット)」を観てきました。

公式ホームページ

サンシャイン劇場はサンシャインシティ内の文化会館という建物の4階にあります。

舞台の告知

来月観る予定の舞台「スキップ」も告知されてました。

エレベーターを降りると、劇場前は物凄い人だかり。
あちこちで子供がこの世の終わりみたいな勢いで号泣してます。
13:30開場だったので13:00頃到着したんですが、既に劇場前には行列も出来てます。
「当日券の希望者かな?」と思ったんですが、普通に入場の列でした。
全席指定なので慌てなくても良いような気がしますが……。
当日券の販売所もありましたが、実際販売されたのかどうかは分かりませんでした。

ちなみに人だかりと子供の泣き声の正体ですが、春休み中という事もあって、劇場の隣で「トミカフェスティバル」というイベントをやってたのが原因です。

ベビーカーでの入場は禁止なのか、会場の外には物凄い数のベビーカーが。

「もう帰るよ」
「やーだー!」
「だったらそこにいな」
「ぎゃー!」
「じゃぁね」
「おわー!」

みたいなやり取りがそこかしこで繰り広げられてます。
きっと中の物販コーナーでたくさんおもちゃを買ってもらえてるよその子供を目の当たりにして、「このお祭り騒ぎの雰囲気なら自分も買ってもらえるかも?」と期待してしまう子供も多いんでしょうね。
何も買ってくれない自分の親が鬼に見えたかもしれませんが、世の中には格差があるというのを教える場としては打ってつけなんじゃないでしょうか。

と、舞台と関係ない話になってしまいましたので、本題に戻しましょう。
今日は夢破れる子供の姿ではなく、夢溢れるドラえもんを観にきたんです。

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舞台の感想

さて、まずはネタバレしないように舞台の内容です。

ある夜、ピンクのもやをくぐって不思議な森にやってきたのび太。
そこは緑と自然に溢れ、動物達が人間の言葉を話す不思議な世界だった。
何度か行き来するうちに子犬の少年と友達になったのび太とドラえもんは、ある日少年から助けを求めるメッセージを受け取る。
美しい星、アニマル惑星は何者かに侵略されようとしていた……。

というカンジです。
観ているうちに「これって映画にもなってる?」と思ったんですが、やっぱり映画版も1989年に公開されてました。
子供の頃に家にあった単行本を読んだ記憶が薄っすら残ってたみたいです(映画もDVDで観たのかもしれません)。


さて、観た感想ですが、凄く面白かったです。子供にも分かりやすい勧善懲悪の物語に、ファンタジーと笑いの要素をふんだんに織り込み、大人の心にもグサリと突き刺さるメッセージがありました。
CGやワイヤーアクションや笑える小道具を使った演出も良かったですね。
観る前の不安要素として「秘密道具はどうやって表現するんだろう」というのがありましたが、中々無理なく上手に表現出来てたと思います。
途中で数曲の歌もあって、手拍子が自然と起こってました。
私の前の席は幼稚園くらいの小さな女の子だったんですが、途中で飽きるような様子も全くなかったです。

乃木坂ファンとしての感想

さて、次はしずかちゃん役の樋口日奈さんの感想です。

私はしずかちゃんの最大の魅力は「適応力」と「鈍感力(重大な事に気付かない天然さ)」だと思うんです。
動物が会話する異世界に突然放り込まれても「え、怖い。ちょっと、家に帰してよ」なんてしずかちゃんは言い出しません。「わぁー、面白くて素敵な星ね」みたいな事を言うのがしずかちゃんです。
そしてトラブルが発生して家に帰れない、なんて状況になっても「お父さんに怒られちゃう」みたいな事態を更に深刻にする事は言い出しません。言ったとしてもせいぜい「お風呂に入りたいな」くらいです。大体は瞬時に状況を受け入れ、「ねぇ、あっちから音が聞こえない?」と、解決の糸口を見付け出してくれます。
漫画版やアニメ版でも、何も知らされないまま秘密道具の実験台にされても、「またのび太さんとドラちゃんの仕業ね」などと勘繰ったりもしません。

そんな究極の女の子であるしずかちゃん。まさに樋口さんの純粋そうな雰囲気にぴったり!という印象です。
のび太や子犬の少年と楽しく遊び、戦争状態で死ぬかもしれない状況でも笑顔を絶やさず敵と戦います(馬鹿にしてるわけじゃないですよ)。

樋口さんは「墓場、女子高生」での不良少女もハマり役だったんですが、しずかちゃん役も良かったです。歌とダンスのシーンもいけますしね。
もうちょっとしずかちゃんきっかけの笑いのシーンもあったら完璧だったな、と思いますが、ジャイアンとスネ夫の掛け合いがかなり笑いを取ってたので、しずかちゃんはあくまで可愛さ担当という事で落ち着いたのかもしれません。

樋口日奈さん、今後もっと色々な舞台で活躍して欲しいです!

以上、舞台版ドラえもんを観た感想でした!

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おまけ

戦利品はパンフレットとクリアファイルです。

他には映画のDVDとかも売ってたっぽいです。
劇場内で席に座ってからも売り子さんがパンフレットを売りに来るのが珍しかったですね。
小さな子供ならバルーンアートももらえたようなので、お子様連れの方は売店よりそっちで買うのがベターかも。

私は前から10列目でしたが、今回はオペラグラスは使う必要がありませんでした(視力1.0)。
来月の「スキップ」はもうちょっと後ろの席のチケットなので、今度は使う事になりそうです。

公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

  • こんばんは。

    しずかちゃんを分析されとりますね(^_^.)
    やはり大物は行動が違いますか?(笑)

    • 「あら、そうね。実はあのメンバーの中で一番の大物なんじゃないかしら。男性陣はよく不測の事態に取り乱してドラえもんに食って掛かっているものね。そんな中でもお風呂の心配だけで済む精神力はスゴイわね」

  • ホームページの映像見ましたが
    面白そうなのがわかりました。

    好きなひとが活躍するのはうれしい
    ですね。これからもたくさんの
    メディアで活躍を見てみたいです
    ね。

    • 「あら、そうね。書き留めている人も乃木坂のファンになったおかげで今まで全く観てこなかった舞台作品などもずいぶん観るようになったものね。今後更にメンバー個人の活躍が増えるとすっかり演劇マニアみたいになってしまうんじゃないかしら。どの舞台も中々チケットが取れないのがたまにきずというカンジなのかしらね」

  • 大長編ドラえもんシリーズで読みました。それにしてもドラえもんの登場人物を独自の視点で読み解く書き留めている人、素敵ですね。さすがに人間観察を趣味にしていそうなだけあります。思わず笑ってしまいました。

    • 「あらそう。結構読んだり観たりしている人も多そうね。大長編作品のいくつかはもう日本人の常識みたいな状況かしら。そういう意味ではしずかちゃんは日本人が最初に知る女の子なのかもしれないわね。理想の女性に中々出会えずに苦労している男性も多そうね」