小説や漫画の「原作レイプ」が繰り返される本当の理由

ブログネタ:『デスノート』のキャストどう思う?

ミッキー
漫画や小説を実写にするとあれこれ批判されるな
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、ファンがガッカリする事も多いぞ
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、楽しみにしてる人も多いだろうし、逆に原作を知らない人もいるだろうし、変な伝わり方をしたらマズイんじゃないか?
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
うーん、どうして良いのか分からないな。何が良いと思うんだ?
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
こら!答えになってないぞ!どういう事なんだ!?
ミニー
うるさいわね。皆があれこれ批判するくらい原作の内容が浸透していて良かったじゃないの。無名の作品では私が今みたいに原作と違う事をしても誰も気付かないでしょうからね
ミッキー
いや、僕達には原作なんて無いし……っていうか普段のお前と変わらないぞ
ミニー
あらそう。いつも適当に話を聞き流して周囲をイラつかせるだけの存在と思われていたのね。どうして見抜かれたのかしら
ミッキー
おい、そこは否定するところじゃないのか。じゃなくて、そういう意味で言ったんじゃないぞ。僕には思いも寄らない考えがあって会話してる時がある、って意味で言ったんだぞ
ミニー
しつこいわね。だったらそういう事で良いじゃないの。原作とは全く違うように見える実写を作りたい意図がきっと原作者にあったんじゃないかしら。自分の原作の価値を更に高めるために、自分以外の製作者がいかに無能なのかを表現したいのよ
ミッキー
そんな理由じゃ誰もその人の原作で仕事がしたいなんて思わない気がするけど……でもどうして実写にすると原作のファンにガッカリされるケースが多いんだろうな?
ミニー
あら、基本的に物語の内容も登場人物の性質も分かりきっている原作をそのまま映画にしたって、映画監督としては面白くも何ともないものね。物語にアレンジを加えたり登場人物に独自の解釈を入れたくなるのが当然じゃないかしら。その【アレンジ】と【独自の解釈】の許容範囲が人それぞれ全く違うから批判されるのは当然でしょうね。特に主要キャラクターの人選には厳しいファンが多いわよ
ミッキー
うーん、もう何をどうしても批判されるのが当たり前、みたいな言い方だけど、だったら映画にするメリットってあるのか?
ミニー
あら、それはもちろん人間の価値観がいかに狭いかを知る良いきっかけになるんじゃないかしら。その作品のファンであればあるほど思い込みが激しくて、ほんの少しの変更点すら認めないでしょうからね。そうして批判されて酷評された後の監督の作品が楽しみになるわね。視野の狭いちっぽけな人間を無惨に大量殺人するような映画しか撮らなくなるわよ
ミッキー
それじゃ日本の映画界がそのうちそんな映画だらけになっちゃうじゃないか!そういう監督ばかりじゃないと思うぞ!
ミニー
うるさいわね。もちろん更に意地になって原作越えを目論む監督も出てくるでしょうね。せっかくの実写なのに無駄にCGや特殊効果や特殊メイクばかり使って、【こんなあり得ない内容の物語をわざわざ実写にする必要があるのか】と批判されるわよ。最近は【まるで人間のように滑らかな動きの怪物】とか【本当に戦っているように見えるアクションシーン】とか、中身には全く触れずにそんな部分ばかり取り上げられている薄っぺらい映画ばかりだものね。アニメのような派手なアクション作品を実写で作って、どこにでもいるような人間の繊細な表情や心理描写をアニメで表現しているのが現状よ。逆にするだけで誰もが納得の作品が簡単に作れるのに、製作者というのは頭がおかしい連中しかいないんじゃないかしら
ミッキー
そんな辛辣な意見を誰かその分野の人に聞かれたら大変だぞ、全く……で、でもやっぱり新しいものに挑戦したい、ってのが製作者の心意気なんじゃないか?
ミニー
ええ、そうね。結局は視聴者ではなく同業者に見せつけようとしているだけなんでしょうね。そんな有象無象の中からたまに本物の新しいものが登場する事もあるけれど、大体は【皆思い付いていたけれど、本気でこんな事をやろうとする人がいなかっただけ】という同業者が見たら恥ずかしくなるような紛い物の新しさでしかないわね
ミッキー
全く……まぁでも色々と試行錯誤しながら、その【本物の新しさ】を生み出すのが一流と言われる人達なんだろうな。ちなみに最近その【本物の新しさ】を感じるような作品ってあったか?
ミニー
あら、そうね。あまたあるから難しいんじゃないかしら
ミッキー
なるほど、全ての映画を観るような時間も無いし、中々巡り会わないカンジか
ミニー
違うわよ。あなたがいるから難しい、って言ったの
ミッキー
え?おい、何だか僕のせいでつまらない映画ばかりになってるみたいじゃないか。映画の製作に携わった事なんて一度も無いぞ
ミニー
うるさいわね。あなたが横にいたら映画なんて観ていられないじゃないの

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • またもや、ミニーさんにたいしてニブイミッキーさん、炸裂ですね!(^-^;(^-^;
    そんなニブイところもまた、ミニーさんにとっては、萌えるポイントなのでしょうか??

    • 「あら、どうかしらね。何の話だか私にはさっぱり分からないわ。というのは無理があるかしら。萌えるというより燃えるのかもしれないわよ」

  • 実写化にはビジュアルだけでなく
    人気の出た要素を理解しておく必要が
    あるのでせうね。
    話題にしてる作品に関して言えば
    絵もさながら緻密な推理小説ばりな
    ストーリーの完成度を崩しちゃ
    いけなかったんじゃないかと思います。
    それを制作者の予算時間の都合や
    スタッフの能力に合わせた改変が
    著しいからうんぬんかんぬん…

    • 「あら、そうね。原作を先に見ている人は実写化された作品を批判する事が多いけれど、逆に実写化された作品を先に見てから原作を読んだ人はあまり違和感を感じない事が多いみたいね。という事はやはり原作を超える映像作品が無いという事なのかしら」

  • こんにちは。

    実写化されると、リアル感ありますが、
    頭の中に状況が出てこないですね(-_-;)

    • 「あらそう。下手な演出だとせっかく実写なのにリアルさまで無くなったりして、とんでもない批判に晒されたりするわね。人気にあやかっているようではダメなのかもしれないわね」

  •  音楽でもなんでもそんな感じがしますが、今の人たち、よくやってると思いますよ。
     昔のマンガって、こんなんで良かったのかとビックリするほど面白くない作品が、雑誌に載ってたりしました。(模索時代と今を比べるのはナンセンスかもしれませんが・・・)音楽もそう。

     それから時が移っていろんな手法や定石が熟成されていき、全体のレベルが向上するとともに、ネタがどんどんやり尽くされていき・・・やがて社会の経済力も落ち、無難にヒットさせる今の形、「売れた作品を別媒体で焼き直す」が主流になってきている気がします。

     かつての「タツノコプロ」のように、自力で魅力的なキャラ、面白い番組を作ろうにも、それを支える世の中のの勢いがなくなっています。かつては東芝1社が提供だったサザエさんも、今や沢山の会社がよってたかって製作費を支えています。メジャーな創造活動は委縮せざるを得ない気がします。

     いっぽう、最近はネット社会のおかげでみんな簡単に情報発信ができます。こんな最近だからこそ、草の根のクリエーターが日の目を浴びるチャンスは大きいと思います。ハリポタの作者みたいな人が、Kindleとか使えればバーンと世に出られるわけです。もうメジャー系は頼りにならん。がんばれ、公認会話士さん。。。

    • 「あら、そうね。何をするにもお金が足りないみたいだものね。そうなると既にヒットした人気の作品に頼りたくなるものなんでしょうね。特に日本人の場合は世間から評価されたものとか人気のものに注目が集まりやすい傾向があるものね。新しいものが流行ったとしても、海外で人気の商品だったり、既に知名度のある人がプロデュースしたものだったり、本当に新しいものが中々出てこないカンジね。もっと新しいものに目を向けて欲しいわね」

  • 確かに…実写にするのがどうこうというより、オリジナルのネタはないのか、という感じですね。アレンジを加えていながら、結局は原作の人気におんぶしちゃってるようなのが多いですからね。

    • 「あら、そうね。せっかく評価されても原作の手柄になってしまうし、批判されたら実写化した人達のせいになるし、デメリットの方が多い気がするけれど、どうしてすぐに実写化するのかしらね。そもそもオリジナルのアイディアの無い人が映像の仕事をするのにも無理があるんじゃないかしら」