期末試験の成績が悪くても、誰にでも満点が取れる教科が存在する?

ブログネタ:根拠のない自信ある?

ミッキー
うーん、今度の期末試験も何だか苦戦しそうだな……
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、全然良くないぞ。もっと早く準備しておけば良かったな
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、時間が無いって言ってるじゃないか。全く良くないぞ
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
こら!良くないって言ってるじゃないか!今のままじゃ試験で苦戦するに違いないぞ!
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
……もう僕の前でフライドポテトは食べないで欲しいな
ミニー
まぁ、どうしてそんな事を言われなければならないのかしら。早く頬を出してちょうだい
ミッキー
うっ、ごめん、本気で言ったわけじゃなくて、僕の話を全く聞いてないんじゃないかと思って……
ミニー
あらそう。私はあなたの予想した通りの返事をしないと話を聞いていない事にされてしまうのね。それならあなた好みの返事をする想像上の人物とでも会話すれば良いじゃないの。何度も鍛錬すれば、そのうちその人にも個性が出て会話も楽しめるはずよ。って、結局それではあなたの予想を上回る事を言う新たな人が誕生してしまっているだけじゃないの。二度と近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょっと待った!試験に苦戦しそうだって言ってるのにそれが良いような事を言ってたからだぞ。そもそも僕が禁止したってどうせ食べるじゃないか
ミニー
あら、そうでもないわよ。あなたが言う事ならばちゃんとうるさく従うんじゃないかしら
ミッキー
うるさく?普通は大人しく従うんじゃないのか?
ミニー
まぁ、私が大人しく従うはずがないじゃないの。【どうしてフライドポテトを禁止するような事を言ってしまったんだ】とあなたが永遠に想い続けるくらいに恨みの言葉を言い続けるわよ。そうしてあなたが後悔しても間に合わず、私は干からびて死んでしまうのよ
ミッキー
……結局気持ち的には全く従うつもりは無い、って事だよな……まぁ禁止するつもりなんて全く無いんだけど……と、とにかく気を取り直して、どうして試験で苦戦しそうな事を良かったと思うんだ?
ミニー
あら、今の世の中で確固たる個性を持つ事はとても難しい事じゃないの。誰だって確かな誰にも負けない個性や特徴を持とうとするけれど、それは結局全て【普通】とか【一般的】な範疇の中での出来事で、【特殊】とか【唯一】の個性なんてそう簡単に持てないのよ。ほとんど【異常】で【常軌を逸している】ケースだけじゃないかしら
ミッキー
な、なるほど。その普通の中で自分の誇れる事を探しても、結局は同じ個性を持つ周囲との奪い合いになりそうだな。って、僕が試験で苦戦するのが良いって言ってた話と繋がらないような気がするんだけど……
ミニー
まぁ、私の言葉を理解する事まで苦戦するのがあなたの個性なんじゃないでしょうね。とにかく、自分の実力がちゃんと分かっているなんて良かったわね、って言っているのよ。多くの人が自分の実力を見誤って自分に期待し過ぎて、普通からの脱却を目論んで上を目指し過ぎて早々に挫折してしまうのよ。あなたは全くどうにもならない実力だと把握しているから、まだ隣で見ていて痛々しさが無いものね
ミッキー
こら!そんな理由で【良かった】なんて言われても全く嬉しくないぞ!僕だってもっと上を目指したいから試験を前にして悩んでるんじゃないか!
ミニー
うるさいわね。だったら試験を受ける前から言い訳のような事を言ったりせずに、自信満々な様子で【半分点を取る】と宣言すれば良いじゃないの
ミッキー
ま、まぁ確かにやる前からダメっぽい事を口にするのは言い訳に聞こえるな……って、半分じゃなくて、どうせなら満点を目指して目標を口にした方が良いんじゃないのか?
ミニー
まぁ、自分に期待し過ぎない方が良いと先程言ったばかりじゃないの。何を考えているのかしら
ミッキー
それじゃ僕は頑張っても半分しか点が取れない実力って事になっちゃうぞ!いくらなんでも酷いぞ!
ミニー
うるさいわね。何を声を荒げているのか分からないけれど、あなた以外は点数すら取れないわよ。だから満点ばかり取ったりしないで半分くらいで留めておけば良いじゃないの。何を欲張っているのかしら、腹立たしいわね
ミッキー
え……何か僕とお前とで全然違う話をしてないか……?僕は何の試験で満点を取り続けてるんだ?しかも僕以外の人は点が取れないって……
ミニー
さぁ、どうかしらね。とにかく私に対して妙な事ばかり言ったりしないで少しは大人しくしてちょうだい
ミッキー
うーん、いまいち展開が分からないんだけど、僕が大人しくしないと一体どうなるんだ?
ミニー
しつこいわね。私が私の未来に期待をし過ぎてしまうに決まっているじゃないの

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 教科ですか…
    俺は国語が好きで、中学・高校と選択教科はいずれも古典を選んだくらいです。漢字も割りと得意ですね。
    資格は積極的に取りたいタイプでは無いのであまり取っていませんが、高校の時の授業の一環で、情報処理と全商簿記の2級は取得しています。
    とーくちゃんの得意科目ってやっぱり文系なのかしら?

    余談ですが、普段使っているこのブラウザでJUGEMにログイン出来ない不具合が発生し、JUGEM側曰く「あんたのブラウザ、こっちの推奨環境外だからこっちでチェックしようも無いんで、他のブラウザからログインするか、もしくは一回ID消すっきゃ無いね!」と言う主旨の事を言われたので、Google先生運営のBloggerに移りました。
    https://myth-of-fist.blogspot.jp/
    お暇が有りましたら読んでやって下さいませ。

    • 「あらそう。好きな教科というのは自然と得意な教科になっていくものなのかもしれないわね。嫌いだけれど得意、という人はどれくらいいるのかしら。あら、書き留めている人はどうかしらね。どちらかというと得意なのは理数系らしいけれど、文章を書いたりドイツ語を習ったりしているから文系にも興味があるのかしらね」

  • 社会に出た時は根拠の無い自信 満々だったように思います 頑張ればなんでも出来るって思っていました で、社会に出てだんだんと自分の実力がわかってきて……今に至ります
    仕事の性質上 仕事のペースをしっかり頭に入れて 計画しないといけなくて だから尚更 過大評価?はしないようになりました

    だけど この年になっても(なったからこそ) 根拠のない自身 持ち続けたいですね(自分の身の丈と考えると言う事は 可能性を諦めると言う事に思われます)

    公認会話士さんは どう思われますか?

    • 「あらそう。自信があり過ぎるのも後で物凄く落ち込みそうだけれど、ずっと自信が無いよりは過程は楽しいのかもしれないわね。あら、書き留めている人はどうかしらね。自信はあっても中々それが人に伝わらないのが人間社会の難しいところかしら」

    • 「あらそう。八艘飛びで予想を飛び越えて奇想天外な事になってしまったかしら。それが理想なら良いけれど、ただの夢想だそうよ。って、何の話だったかしらね」

    • 「あら、そうね。そのままでも既に形になっているのにわざわざ油の中に入れるわけだものね。未来の姿を想定していなければ出来ない芸当じゃないかしら。って、そんな事を言ったらほとんどの料理が未来の食べ物なのかしらね」

  • 小説を書くことについて根拠のない自信があります。いまのところ主治医に読んでもらっただけですが、「せっかくこういうものが書けるのだから創作活動を続けられたらいかがですか」と言われたので、頑張ってみようかな、と思っていますね。道は険しいですが…。

    • 「あらそう。問題はゴールをどうするのかという事でしょうね。完成させたいのか、誰かに読ませたいのか、世間的にヒットしたいのか、色々あるものね。上を見たらキリが無いけれど、やはり自分がどれだけ楽しめるかが重要かしら。苦しんで生み出すのもそれはそれで意味があるでしょうけれどね」