【桜】がテーマの歌を歌う歌手達の本音が咲き誇りそして散ってゆく

ブログネタ:さくらの曲で1番好きな曲は?

ミッキー
桜をテーマにした曲を歌う歌手って多いな
ミニー
あらそう。歌手なんてプライドや自信満々を擬人化したような人種でしょう?だからそういうケースも出てくるんじゃないかしら
ミッキー
え?何かよく分からないぞ
ミニー
あら、そうかしら。歌手でお金を稼ごうと思うなんて、【どうかしら私の歌は。素晴らしい声と音程、心を打つ詩の言葉遣い。まさかお金を払わない人なんていないでしょう?】という人と、【この耳に心地良い、心を震わせるメロディラインと演奏。この俺にお金を払わないヤツなんてこの世にいない】という人が一緒になって作ってるものじゃないの。まさか【無理です無理です私に歌なんて。聴いてもらってるこっちがお金を払いたいくらいですよ】なんて思っている人は歌手なんて絶対に目指さないはずよ。音痴で悪かったわね
ミッキー
……最後のはお前だったのか……?ま、まぁとにかく……仕事としてやっていこうと思えるくらい自分に自信がないと歌手にはならないだろうけど……何か自信満々な様子が棘のある表現になってた気がする
ミニー
あら、そんな事は無いわよ。誰だって自分が売れっ子の歌手になると思い込むのは自由だもの。それくらいの強い想いがなければプロになれないくらい厳しい世界でしょうし、本当に歌が売れるようになったらそれはスゴイ事だと思うわ。ついつい桜の歌だって歌いたくもなるわよ
ミッキー
その自信満々と桜の歌が結び付くのがよく分からないんだけど……
ミニー
あらそう。桜は過去にも多くの歌手が歌っていて、日本人にもお馴染みのテーマじゃないの。にもかかわらず過去の桜の歌なんて全部飛び越えて、最高の桜の歌を作ったと自負しているから発売するのよ。要するに【この歌こそが世界の音楽史上最高の歌だ。この歌は音楽という概念がクライマックスを迎えた瞬間なのだららら】を略して【桜】よ
ミッキー
何かどの文字を省略したのか分かりづらいな……優しい顔で桜の歌を歌ってる人達がそんな事を思ってると想像すると切なくなりそうだぞ
ミニー
あら、桜の歌への幻想が散ってしまったかしら?残念だったわね。でも結局は桜の歌で目立った存在になるのは意外と難しいと思うわ。まず第一に歌詞がワンパターンだものね。咲く様子を人生に重ね合わせて前向きに歌うのか、散る様子を人生に重ね合わせて儚げに歌うのか、それくらいだもの
ミッキー
なるほど。まぁ花を題材にするとそうなるのは仕方ないかもな。じゃぁ何か新しいカンジの歌詞を作るとするとどんなのがあるかな
ミニー
さぁ、どうかしらね。花はもう充分だから他の季節の桜に注目してあげたら良いんじゃないかしら。【なんだこの木は馬鹿でかい、作業の邪魔だ切っちまおう、その時あなたは言いました、ダメですこれは桜です。花のある時は誰も皆、褒めそやして称えるけれど、咲くのは一年でほんの数日、ほとんど咲かない時ばかり。でもあなたは知っていますか、咲くために日々蓄えた、この土台があってこそ、花は綺麗に咲くのだと。でもあなたは知っていますか、太くて乾いたこの幹の、こげ茶の上に咲いてこそ、花は綺麗に見えるのだと。でもあなたは知っていますか、誰もが称えるこの花も、散って落ちてゆくのだと、私の上にいなければ、花は綺麗に見えないと。さぁ見上げて御覧なさい、きっと来年も私の上に、綺麗に咲かせて見せましょう。さぁくらくらとするでしょう、さぁくらくらとするでしょう、早く忘れてお行きなさい。上ばかり見ると転びます】
ミッキー
……良い歌なのか変な歌なのかよく分からないな……
ミニー
あら、そうかしら。でも今までの桜の歌よりはだいぶマシだと思うわ
ミッキー
そんな事を言うと色んなところから怒られるんじゃないのか?
ミニー
そうかしら。同類のたわ言として受け流してくれるんじゃないかしらね
ミッキー
同類?僕達は歌手じゃないぞ
ミニー
ええ、そうね。でもこんなところでオリジナルの会話を公開している私達だってとんでもなく自信満々の……
ミッキー
そういう事を言うと今後話しづらくなりそうだから辞めてくれ!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 昔は 桜咲いていても 気にも とめなかったように思います 今はほんとに綺麗だなって なんというか 日本を代表する花に選ばれて 今も昔も 桜は綺麗なんだなって 変かも知れないけど そう思いました
    千本桜でお願いします

    公認会話士さんは どうですか?

    • 「あらそう。以前は価値の分からなかったものがそのうち分かったりするんでしょうね。他にも儚い花はたくさんあるんでしょうけれど、そちらにもそのうち目が向くのかしら。あら、書き留めている人はどうかしらね。まだ生まれてない桜の歌に期待したいところかしら」

    • 「あら、良い歌詞だったかしら。でも曲さえつければどんな歌詞でもそれなりに聴けてしまうのかもしれないわね。そういう点では何か問題になりそうな事を言いたい時は歌にすれば良いのかしら」

  • 綺麗な桜はテンションが上がりますね。1〜3月にイマイチでも再スタートの時、新しい芽生えと息吹の命。細胞も活性化?インスタ映えする記録も残したいところです。

    • 「あらそう。町のいたるところが突然ピンク色になるのが妙にテンションが上がってしまう要因なんでしょうね。季節の変わり目に増える妙な人達もきっと頭の中がピンク色なんでしょうからね」

  • らららーららー桜を見ると思わず歌いたくなるのですね。和歌でもHIPHOPでもパンクロックでもいいですが、お酒を飲んで桜の木の下でシャウトするのが正しいお花見ですね。

    • 「あらそう。桜の木の下で大騒ぎしている人が多いものね。あれももしかしたらその地域全体でコーラスとかになっているのかもしれないわね」

  • ウォー!桜の歌サイコー!(立拍手)
    うっ、急に立って立ちくらみがっ…

    • 「あら、観客の中にも自己顕示欲の強いタイプが紛れているのかしらね。舞台と客席のアピール合戦がライブの本質なのかしら。桜と花見客もそうなのかもしれないわね」

      • 心に響く。最高。ヒット間違いなし。
        おーい、山田クン、ざぶとん全部
        もってって。

  • 日本人にとって、花といえば桜、美しいものの代表格ですね。小野小町から福山雅治まで、今までさまざまな歌人、詩人、作家が表現してきた素材です。それだけに、ありふれているとも言えます。中途半端な実力の持ち主が手を出すと失敗するでしょうね。ちなみに新潟では桜のシーズンはこれからです。

    • 「あら、そうね。桜は日本人にとっては特別だものね。何だったら桜側から歌を提示してもらえたら曲が増え過ぎる事も無くなるのかもしれないけれど、木が風に揺れる音くらいしか無いのかしら」