クラスメイトと接しなければ人生で最も楽しい学年になる

ブログネタ:一番楽しかった学年は?

ミッキー
小中学校時代に一番楽しかった学年って何年生の時だった?
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ!わけが分からないぞ!
ミニー
うるさいわね。どうせ【小学も中学も全く誰からも相手にされなかっただろうが、そういう嫌われ者タイプの生徒が一体何を楽しみに学校へ来ているのか興味深い。教室にいても空気が悪くなるだけの存在だが、質問に答えてせめて僕を楽しませるくらいの事はしてみせろ。この視聴覚室の遮光カーテンのように不気味で真っ黒な女め】と言おうと思ったんでしょう?あなたの言いたい事は何もかもお見通しよ
ミッキー
そんな事言うわけないだろ!単に何年生が楽しかったのか訊いてるだけだぞ!
ミニー
うるさいわね。だったらどの学年も楽しかったんじゃないかしら
ミッキー
お、そっか。今は僕以外の人と全然話さないけど、以前は仲の良いクラスメイトでもいたのか?
ミニー
まぁ、そんな気味の悪い存在を教室の中に置いておくはずがないじゃないの。私の素性が知れたらどうしてくれるのかしら
ミッキー
いや、別にスパイでも殺し屋でもないし、知られても構わないんじゃないのか……?
ミニー
あらそう。無害な大人しいクラスメイト、と認識させるのもそれはそれで面白かったかもしれないわね。でも残念ながらそれには失敗してしまったカンジかしら
ミッキー
そ、そっか。じゃぁ周囲からどう思われてたんだ?
ミニー
さぁ、どうかしらね。子供とは思えない緊張した表情で私と接する人しかいなかったんじゃないかしら。私にプリントを渡す担当をなすりつけ合って殴り合いになった男子がいたり、席替えで私の隣になった日に放課後までずっと泣き続けていた女子もいたかしら
ミッキー
一体どんな状況なんだそれは……お前からクラスメイトに何かしたわけじゃないんだろ?
ミニー
さぁ、どうかしらね。本人にその認識が無くても何故か嫌われたり恐れられたりする人というのはどうしても存在してしまうでしょうから、気にしても仕方がないんじゃないかしら。先程話した【無害で大人しいクラスメイト】では気軽に話し掛けられてしまうから、誰もが恐れて近付いてこない状況の方が好ましかったわね
ミッキー
うーん、こんなに優しくて話も面白いのにどうして誤解されるんだろうな。お前じゃなくて周囲の人の感覚が理解出来ないぞ
ミニー
……うるさいわね。何を適当に上手い事を言って仲が悪い人同士を仲直りさせようとした結果、その二人に結託されて殺されてしまう男のような事を言っているのか分からないけれど、とにかくどの学年も楽しかったんじゃないかしら
ミッキー
さっきもそう言ってたな。まぁ楽しんで通ってたなら良いんだけど、例えばどんな事が楽しかったんだ?クラスメイトとは接しないわけだし、勉強とか学校行事とかか?
ミニー
あら、そんなのクラスメイトに決まってるじゃないの。他に楽しい事なんてあまりないわよ
ミッキー
あ、何だ、じゃぁ結局接してるんじゃないか。会話とか遊びとかか?
ミニー
ええ、そうね。誰かがいない時にその人の噂や悪口で盛り上がっていたり、本心では嫌がっているのに空気を読んで仕方なく遊びに参加していたり、そういう人達を見るのはとても楽しかったんじゃないかしら
ミッキー
それじゃお前は会話にも遊びにも参加してないじゃないか!
ミニー
うるさいわね。近くにいるだけで人間の本性が見れるなら、私が自ら会話や遊びに参加するまでも無いじゃないの。凄く近くで会話を聞いていても不審がられない教室という場所はとても貴重なんじゃないかしら
ミッキー
全く……という事は学校に通ってる限りはクラスメイトを観察して楽しめてるわけか
ミニー
まぁ、今は全く観察出来ないわよ。あの頃と大差があるものね
ミッキー
え、そうなのか?高校生にもなると皆周囲に聞かれないように気を付けてたりするのかもしれないな
ミニー
違うわよ。あなたと会話しているものね、って言ったの。って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
うっ、そっか。僕との会話に集中してるから周囲の事なんて気にしていられない、って意味だったのか……そんな唯一の存在になれて凄く嬉しいぞ
ミニー
あら、何をお金持ちの家との養子縁組が決まった孤児のような顔をしているのか分からないけれど、今はおかげで全く楽しくないと言っているのかもしれないじゃないの
ミッキー
そんな気になる事は冗談でも言わないで欲しいぞ!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  •  ・・・誰とも関わらない、というのはかなり稀な例と思いますが、グループの中で誰とも関わらない時間を持つことが出来る人と何度か出会った事があります。孤立しているわけでは決してないのに、時には休憩時間に一人で本を読んでいる。一人でも皆で騒ぎながらでも昼食をとれるし、とる。何よりも一人になる事を恐れない。

     その人たちの共通点は、社会の中の自分について自信を持っていて、周囲からも一目置かれている人の様な気がします。通常、群衆の中で一人で過ごす姿はグループに入ってゆけない弱い姿、派閥の擁護を受けられない弱い存在として軽侮され、時にはいじめの標的とされます。前述の「一人が平気な人」はそれを承知していながら一人でいることを選びます。

     そんな人たちはきっと自分に自信があり、軽侮されても跳ね返すことが出来るのだろうと思っていましたが、ある時、そんな人が突然グループの首領格から苛められ、それから酷く周囲の言葉を気にし、委縮し始めたのを見ました。その人と話してみると、それでも時には一人で過ごしたい、なぜ皆は常に群れようとするのか、と漏らしていました。

     その人が強いのではなくて、きっと周囲の連中が弱く、未成熟なのでしょう。縛られたくない、呑みこまれたくない願望は、それが尊重されてよい事を冷静に看破できる心があれば、きっと群衆の中の孤独を楽しむことが出来るのでしょう。

     ・・・ぼく?ぼくはいつもくよくよくよくよと他人と関われない事を気にしていますよ~だ。。。

    • 「あらそう。関わりたくないのに、集団で上手に生きていくために多少の妥協が必要になってしまったのね。本来ならば自分と違う価値観で生きている人とは関わらなければ済む話だけれど、そういう人を苛めるのは弱さや恐怖心の裏返しでもあるんでしょうね。一人でいる事を受け入れたり、一人でいる人を気にしなくなればとてもシンプルに生きていける可能性があるけれど、人の数だけ価値観があるから中々難しいわね」

  • 小中高と 楽しみ方は違っても でもどの時代を思い出しても いまよりずっと色んな事を感じたり、いまよりずっと色んな事出来ると思ってて、楽しかった思います
    だから 選ぶの ちょっと難しいけど あえて選ぶなら 小学生の時程子供じゃなくて 高校生の時より いろんな事に縛られていなかった 中学生、中三でお願いします
    深夜のラジオ聴いたり 友達と街に遊びに行ったり 好きな人の事考えたり、友達とHなビデオ観たり…すみません
    大人の第一歩で なんでも新鮮だったのかも知れません

    公認会話士さんだったらいつですか?

    • 「あらそう。世の中の事が色々と分かって、何が楽しいのかを理解しつつあるという時期が中三なのかしらね。それもまた後々思い返さないと分からなかったりするのかもしれないけれどね。あら、書き留めている人はどうかしら。年齢を重ねれば重ねるほど楽しくなるのかもしれないわよ。それだけ書く事も増えていくでしょうからね」

  • 小学生まで→人生を謳歌

    中学生以降→以下略

    20代前半→楽しさ復活

    それ以降→(´・_・`)微妙すぎる...

    と、4行で過去を振り返ってみました。

    • 「あらそう。中々ピークが早かったわね。とはいえ大体の人がそんなカンジなのかもしれないけれど。微妙からの大逆転には何かを変えれば良いのかしらね。というより気持ちが変われば変わるのかもしれないわよ」

    • 「あらそう。無理やり同じクラスと言われて親しくするように言われて、中々メチャクチャなシステムだものね。結局どれだけのクラスメイトと生涯関わるような関係を築けるものなのかしらね」

  • 高校のころが一番楽しかったですね。自由な校風で、制服もありませんでした。いじめも僕の知る限り無かったようだし…のんびりしすぎて大学受験を諦めてしまったんですがね。

    • 「あらそう。自由過ぎて大失敗というケースもあるけれど、上手くいっていた高校だったんでしょうね。制約された中からしか生まれないものもあるから、どちらも経験出来ると良いのかもしれないわね」