春夏秋冬全天候型の完璧な布団は天井に設置するタイプだった?

ブログネタ:布団、今なに?

ミッキー
この時期はほんのちょっとでも布団をかけてると暑いな
ミニー
あらそう。だったら何もかけなければ良いじゃないの。何を困る必要があるのかしら
ミッキー
いや、でも何もかけないのも……
ミニー
あら、もしかしてあなたの布団は勝手にクローゼットから飛び出してきてあなたに巻き付いてしまうのかしら?両親の部屋の押入れに入れても、クローゼットの前に本棚を置いて出てこないようにしても、スゴイ力で飛び出してきてあなたに巻き付いてしまうんでしょうね。ビリビリに引き裂いてもまた一枚の布団に戻って巻き付かれる可能性があるわね
ミッキー
完全に布団に魂が宿っちゃってるじゃないか……そんなに布団に懐かれたら夏は命の危険があるぞ。って、もちろん何もかけなければ暑くないんだけど、お腹が冷えるのも避けたいというか、夜中はもしかしたら気温が思ったより低くなるかもしれないからな
ミニー
あらそう。だったら一定の温度を下回ったら天井から布団が降ってくるような装置でも作れば良いじゃないの。ほとんど全ての人が1日の3分の1とか4分の1を布団の中で過ごすクセに、どうしてもっと快適な眠りについて研究しようとしないのかしら。同じような長方形の既製品ばかり使わずに、それぞれの希望に合わせたオーダーメイドの布団を作るべきだと思うわ
ミッキー
な、なるほど。言われてみると毎日数時間布団で過ごすわりには布団を買いに行った事なんて無かったな。とはいえ夏でも暑くない布団ってあるんだろうか
ミニー
さぁ、どうかしらね。ウォーターベッドみたいに中に水が入っている掛け布団を使えば良いんじゃないかしら。中の水が室温に対してどんどん温度を変えるようにすれば快適だと思うわ。夏でも冬でもそれ一枚で充分でしょうね
ミッキー
うーん、そっか。お前はどうも最新技術とか、そういうのに興味があるみたいだな。そんな高性能の布団じゃ結構高くつきそうな気がするぞ
ミニー
知らないわよそんなの。大量生産になれば安くなるんじゃないかしら。でも世界中でウォーター掛け布団が売れて、水不足になって大変な事になるかもしれないわね。心配で夜も眠れない世の中になってしまうんじゃないかしら
ミッキー
……それじゃ全く意味が無いな……と、とにかく現状のまま快適に寝るにはどうしたら良いんだろうな。薄いバスタオルみたいなのをお腹にかけるしかないのかな
ミニー
あらそう。それはあなたの好きにすれば良いと思うけれど、まわし姿で眠っているといざ夜中にトイレに行きたくなったとしてもすぐ外せないんじゃないかしら。相撲部屋じゃあるまいし、毎日のようにまわしを干していたら近所の評判になってしまう恐れがあるわよ
ミッキー
別にそこまでしっかりタオルを巻き付けるとは言ってないぞ!まわしを締めるくらいなら腹巻の方が良さそうだし!しかも毎晩外すのが間に合わなくておねしょしちゃってるじゃないか!
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。話題に冗談が巻き付いてしまって暑苦しくて悪かったわね。とにかく暑いのも嫌でお腹が冷えるのも嫌なら、お腹そのものを熱くするしかないかもしれないわね
ミッキー
そうなればお腹が冷える事も無いだろうけど、でもどうするんだ?
ミニー
あら、一晩中腹筋運動をしていればお腹がずっと熱を放出し続けるんじゃないかしら。だから隙があればすぐに二つ折りに閉じようとする布団で眠れば良いのよ。意識しなくても勝手に腹筋運動のような事をさせられると思うわ
ミッキー
何時間も腹筋をしてたら別の意味でお腹が痛くなって大変な事になるぞ!それにさっきから高性能の布団の話ばっかりで、現実的な対処法になってないと思うぞ
ミニー
うるさいわね。だったらもう私が布団になるしかないわね。涼しくなってきたタイミングであなたに布団をかければ良いのよ
ミッキー
ううっ、そんな自ら便利な布団になろうとしてくれなくても……お前が気の休まる暇が無いんじゃないのか……
ミニー
違うわよ、だからもう私が不幸になるしかない、って言ったの。一晩中意識しなきゃならないものね
ミッキー
うん、いくら寝ないからって、それじゃ負担になっちゃうからな
ミニー
違うわよ。一晩中意識させなきゃならないものね、って言ったの。私が近くにいるのが分かっている状態で眠っているあなたなんて全く面白くないじゃないの
ミッキー
え?何が?何の話をしてるんだ?

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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    • 「あらそう。疲れたら敷布団の人と掛け布団の人と眠る人がどんどん入れ替わっていけば良いのかしらね。布団というか団子みたいになってしまうかしら」

  • おとんとおかんがいても、心配ですね。どこかに出かけてもう2度と戻ってこないかも知れないですものね。

    • 「あらそう。そういった悪寒が走るような事を俯瞰で見てしまったのかしら。もうとんでもないわね」

  • 「札束をベッドにして眠りたい」
    という歌がありますが、
    矢張りそれは勿体無いやろ、と普通に思いますね。

    • 「あらそう。札束はベッドにするともう使用出来なくなってしまうのかしらね。意外と気付かないうちに5千円札や千円札に両替していくのかもしれないわね」

    • 「あらそう。謎を掛けたり問いを掛けたりすれば楽しく眠れるのかしらね。死に掛ける事だけは避けたいところね」

  • 何も掛けていません。僕の場合脂肪が布団のかわりになってるんじゃないですかね(笑)でも、ミニーさん布団もいいんじゃないでしょうか。

    • 「あらそう。季節によって掛ける脂肪の量を思い通りに増減出来たら布団もいらなくなるんでしょうね。人類は体毛を失った割にはそういう進化はしてないみたいね」