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大泉洋主演映画「騙し絵の牙」を観た感想

どうも公認会話士です。
まだまだコロナ禍が全く落ち着かない状況ですが、いかがお過ごしでしょうか。

そんな中、私は先日映画を観てきました。
大泉洋さんが主演した「騙し絵の牙」です。

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映画情報

ミステリー小説「罪の声」の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公にあてがきし、2018年本屋大賞にランクインするなど、話題・評判ともに世間の注目を集めた、前代未聞のベストセラー小説「騙し絵の牙」(角川文庫/KADOKAWA刊)。
崖っぷち出版社を舞台に描かれた本作が、ついに実写映画化!

主人公の雑誌編集長・速水役には、もちろん本作の主人公としてあてがきされた、国民的人気俳優の大泉洋。
飄飄とした性格と軽妙なトークで親しみを感じさせ、誰にでも愛される“人たらし”である一方、速水が隠し持つ“牙”とは――。
大泉本人の纏うイメージ通りの笑顔。
その裏にとんでもない顔を持つ、今までに見たことのない新しいキャラクターに挑みます。

また、その速水の策略に巻きこまれていく新人編集者・高野役には、大泉と映画初共演の松岡茉優。
雑誌廃刊を匂わせ、重役としての立場を使い大改革を裏で進める東松役に佐藤浩市。
さらに、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼など日本を代表する超豪華俳優陣が大集結。
それぞれが得体のしれない、クセモノ揃いのキャラクターを見事に演じます。

監督は、『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞及び最優秀監督賞、『紙の月』で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した吉田大八。
脚本は『天空の蜂』の楠野一郎と吉田監督による共同執筆。実力派クリエイターの手で、誰もが楽しめる本格エンターテインメント作品が完成しました。

崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる、仁義なき騙し合いバトル。
逆転に次ぐ逆転劇!どんでん返しのラスト!最後に笑うのは誰だ?!

大泉洋×吉田大八×オールスターキャストで贈る、
逆転連発エンターテインメントに、日本中が騙される!
公式ホームページより)

という事で、大泉洋さんを思い描きながら書かれた小説が原作で、その主演を実際に大泉洋さんが演じる、というのが面白いですね。

あらすじ

大手出版社「薫風社」に激震走る!
かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。
専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、お荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられ廃刊のピンチに立たされる…。
速水は、新人編集者・高野(松岡茉優)と共に、イケメン作家、大御所作家、人気モデルを軽妙なトークで口説きながら、ライバル誌、同僚、会社上層部など次々と現れるクセモノたちとスリリングな攻防を繰り広げていく。
嘘、裏切り、リーク、告発――クセモノたちの陰謀が渦巻く中、速水の生き残りをかけた“大逆転”の奇策とは!?
(公式ホームページより)

出版不況と言われる今、どのように雑誌の売り上げを伸ばしていくのか、というのが物語の土台になっているみたいです。
どちらかというと、雑誌の売り上げどうこうよりも、話術や騙し合いを楽しむ映画なんじゃないかと思います。
どのような展開になるのか楽しみですね。

観た感想

ではなるべくネタバレしないように映画の感想を。

売り上げ低迷で苦労する出版業界の描写がリアルで凄く良かったと思います。
まぁフィクションなのでもちろん売り上げがどんどん増えていく様子が描かれるわけですが、そこはきっと現実ではかなり難しいんだろうなぁ、と。
そんなご都合主義的な展開もありつつ、でも無理やりではないので、違和感はありません。
雑誌の立て直し物語として観ても充分楽しめる内容です。

しかーし、今作の最大のテーマは「騙し」!
一体どういう風に何を騙すのか?という観る前に抱いていた興味を忘れてしまうくらい出版業界の話にハラハラドキドキしながら観ていると、物語の終盤で怒涛のように騙しの展開が押し寄せてきます。
そこはまぁ実際に観てもらうしかないですが、色んな人が色んな人を騙して、騙した人も騙されて、面白かったです。

大泉洋さんも、意識して書かれた原作なだけあって、まさにハマり役でした。
飄々として、熱くて、クールで、面白い。
どんな役も出来る印象ですが、今回はまさに盛りだくさんの役でした。
「ちはやふる」でしのぶちゃん役を演じていた事もあり、松岡茉優さんも好きな女優さんですが、主演の大泉洋さんを食うほどのラストの展開が痛快で良かったです。

お時間のある方は是非!

以上、映画「騙し絵の牙」の感想でした!
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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

    • 「あらそう。連れて行ってくれるように騙すのかしらね。それとも騙されて違う映画に連れて行かれる可能性もあるわね」

  • 人に騙されるのってめちゃくちゃ面白そうです。とくにアッと驚くように畳み込まれると感心しますね。ついでにハッピーエンドなら言うことなしです。

    • 「あら、そうね。騙されて良かった、というケースもきっとあるはずだものね。ハッピーエンドの陰にはバッドエンドの人生もあるんでしょうけれど、どうやら結構ハッピーで終わる人が多いエンディングみたいよ」

  • 性別がバレないという意味では、私もかなりの騙し絵かと。
    自称ロマンスの神様だし。

    • 「あらそう。意外と誰もが他人を騙してしながら生きてしまっているのかもしれないわね。書き留めている人も正体はとんでもない人物かもしれないものね」

    • 「あら、そうね。人が心地良い間とか声のトーンとかが本能的に分かるのかもしれないわね。分かったからといって的確に表現する演技力もないと意味が無いんでしょうけれど」