恋愛ソングの作詞をする時は恋人に相談しない方がいい?

ブログネタ:恋愛がテーマの歌詞、書くとしたらどのタイミングを選ぶ?

ミッキー
人って音楽を聴いて楽しくなったり寂しくなったりするな
ミニー
あらそう。何が言いたいのかさっぱり分からないけれど、そういう認識で良いんじゃないかしら
ミッキー
いや、結構捻りの無い事を言ってるような気がするんだけど……
ミニー
うるさいわね。あなたの発言は何を意図して言っているのか瞬時には分からない時があるのよ。本当は何でもお見通しの私があえて質問する事でその癖を直させようと努力している事にどうして気付かないのかしら
ミッキー
うっ、一応話題を提供する意図で言ってるだけで、大した意味は無いんだけど……
ミニー
まぁ、それでは話が盛り上がるかどうかは私次第になるようにいつも仕向けてられいたわけね。そんな他力本願な意気込みでは困ってしまうわ。たまには趣向を変えて今回はあなたが盛り上げてみたらどうかしら。その間私は歌でも歌って過ごす事にするわ
ミッキー
それって会話してくれないって事じゃないか!ちょっと条件が厳し過ぎるような気がするぞ!
ミニー
見ろ見ろ見て見て ドキドキよ おやおやまぁまぁ ハラハラの チラチラ目が合う 波長が合う あの人何をする人ぞ あまり見ないで気持ちが悪い あなたの視線は吐きそうよ もう身体から飛び出そう 見ろ見ろ心臓 見て見て恋
ミッキー
何だかよく分からない歌だな……一体何の歌なんだそれは?一応恋が始まる時の歌なのか?
ミニー
心臓と心臓がごっつんこ 私はとっても右心房 あなたのハートも食い尽くす 私はあなたを左心房 もう何だってお見通し あなたも私の左心室 動脈静脈 通じ合い 心に流れる幸せの色 もう赤血球でいっぱいよ
ミッキー
何だか両想いっぽいけど、完全に心臓が主役だよな……って、ホントに僕とは会話してくれないんだな……うーんと、音楽には何故か心に響く要素があると思うんだけど、あれってどういう……
ミニー
赤血球のこの私 あなたも赤いと思ってた そうねあなたは白血球 ええ大丈夫まだ平気 ちょっと個性が違うだけ まぁそうだったの知らなかったわ 血小板だったなんて ああ血小板血小板 二人の皮膚が裂けた時 きっとあなたが埋めてくれる 私と一緒に固まるの ちょっとどうしたの 早く引き止めて 他の子となんて固まらないで ああ血小板血小板 どうして引き止めてくれないの 私はガーゼを真っ赤に染めた
ミッキー
何かずいぶん盛り上がってきたな。一見別れを予感させる歌のような気もするけど、比喩しかないからどうもピンと来ないような
ミニー
すっかり消えたあなたの姿 思い出は遠く離れて 傷は時間が癒すけれど 私の傷はどうなるの 新たな世界に身投げする さよならあなたと過去の私 二人は名前だって変えちゃうの そうよあなたはかさぶたよ そして私は血染めのガーゼ 剥がされる時を待つ二人 さよならあなた もう逝くわ 記憶とともにくずかごへ
ミッキー
うっ、妙に寂しい歌だな。結局はガーゼとかさぶたの歌だったってのは全く予想出来なかったぞ。って、そうじゃなくて、頼むから僕と会話を……
ミニー
さっきからうるさいわね。私の歌が完結するまでにちゃんと話を盛り上げてくれたのかしら?まさか歌を聴いていただけじゃないでしょうね
ミッキー
そんな事言われても一人で何を話したら良いのか分からないしな……何だか歌も妙に気になる内容だったし
ミニー
うるさいわね。そんな体たらくではもうどうにもならないわ。あなたも剥がすわよ
ミッキー
ちょ、ちょっと待ってくれ!別れるとか言い出すんじゃないだろうな!お前がいないと困るって分かってくれただろ!
ミニー
……違うわよ。あなたと話すわよ、って言ったの。そろそろ私も歌うのに飽きてしまったものね
ミッキー
そ、そうか。それは助かる。ありがとう
ミニー
だから今度はあなたの歌を聴かせてもらう事にするわ。そして私が独り言の担当ね
ミッキー
僕には即興の歌なんて無理だ!

続く

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • 異姓と目が合ってドキドキする事がありますが、好きな異性が見つめて心臓麻痺にさせると完全犯罪ですね。

    • 「あらそう。魅力的な外見の人ほど犯罪者になる可能性が高そうね。逆に勝手に好意を持たれて犯罪に巻き込まれる確率も高いんでしょうけれど、生きているだけで実は大変なのかもしれないわね」

  • 別れ話で心が張り裂けてしまった歌。恋人のミッキーの体も、張り裂けてしまわないと良いなと思います。。

    • 「あらそう。歌詞で人が張り裂けたら歌手や作詞家は犯罪者になってしまうのかしら。薬物で捕まるミュージシャンと比べたら名誉な事なのかもしれないけれど」

  • パチパチパチパチ、パチン、パチン♪
    台してる♪
    パチパチパチパチ、パチン、パチン♪
    鉄球さん♪

    鉄球さん♪

    • 「あらそう。とんちを使って解決しているのかと思ったらインチキを使っていたのかしらね。裏で店主にトンカチでボコボコにされてしまいそうね」

  • 昔バンドをやっていた頃、作詞もやったんですが、自分には才能はない、と感じましたね。自由詩と違って、メロディに乗せなければならないですからね。なかなか僕には難しいです。

    • 「あらそう。先に何も気にせず詞だけ作ってしまって、後から音と合わせて文字数を微調整するのが良いのかもしれないわね。いずれにしても中々難しい芸当でしょうね」

  • おはようございます。

    ウマイ歌詞ですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
    そしたら、
    「あなたのことを考えると肝臓が痛い」
    これも付けてください(笑)

    • 「あらそう。酒を避けては通れない人の歌かしらね。肝臓が裂けてしまわなければ良いけれど」