上を見ている人は危険?エレベーターの中では足元を見るべき

ブログネタ:エレベーターの中、目線はどこ?

ミッキー
エレベーターに乗ってる時って、何だか皆で上を見ちゃうな
ハイジ
むっ?そうなのかも?だったら早速乗りに行くんだよ。ぴゅ……
ミッキー
ちょ、ちょっと待った。別にそんなのをわざわざ試さなくたって良いじゃないか
ハイジ
んー?でも良い情報を聞いたからには早速実践してみた方が良いのかも。今まで全く気付かなかったんだよ。そうなのかも?違うかも
ミッキー
いや、何となくエレベーター内の光景を想像したら分かるじゃないか。わざわざ実際に行かなくても良いと思うぞ。何階かを表示するところを見ちゃうんだよな
ハイジ
ポカパカポキカッ!
ミッキー
痛てー!いきなり蹴るな!何なんだ一体!
ハイジ
むむむ、何階かを表示するところなんて、どれだけ見ても気持ちが上向きになったりしない気がするんだよ。何だか騙された気分かも
ミッキー
え?気持ちが上向き?どういう意味だ?
ハイジ
んー?エレベーターに乗ると気持ちが上向いて、何だか上を向いて歩けそうな気がする、とミッキーが言ってたんだよ!だから早速実践しようと思った次第かも!
ミッキー
そんな事言ってないぞ!エレベーター内では上にある表示板をつい見ちゃう、って意味で言ったんだ!
ハイジ
ぴー!お互いに違う想像の世界を見てただけなのに怒られるとはとんでもないのかも!
ねぇねぇ何階に行く?
そうだねぇ、最初はやっぱり新作の服を見たいから……3階かな
3階?どういう事なのそれは
いや、だって最初は新作を見たいでしょ
ふーん、新作を3階って呼ぶんだね。まぁ良いか、じゃぁ7階っと
ちょ、ちょっと待ってよ、7階に行くの?
7階?何なのそれは
いや、こっちが訊いてるんだよ、あんたが押したんでしょ
あー、だってとにかく何階に行きたいじゃない
何階っていうか7階を押してるけど……って、7階はレストラン街だよ?
うん、だから何階に行きたいでしょ
いや、意味がよく分からないけど……何か食べるの?
うん、何かを胃に行かせよう、って最初から言ってるじゃない
え?何か胃に行かない?って言ってたの?
うん、それ以外に意味なんて無いでしょ
紛らわしいなぁ……えいっ!
あっ!どうして3階押しちゃうの?
うるさーい!何だか腹が立ったからどうしても先に買いものする!
いや、腹が減ったから先に食いもの、って、だったら7階でしょ
食べる事ばっかり考えてるから聞き間違えるんだろうが!っていうか3階とか7階ってちゃんと意味分かってるだろ!
ぎゃー!
ミッキー
誰なんだよお前らは!もうちょっと落ち着いて話し合った方が良いと思うぞ!って、それは良いとして、エレベーターに乗ってるとつい上の表示板を見ちゃうじゃないか。その話をしてるんだぞ
ハイジ
ふむふむふむむ。そうなのかも?余程の事が無い限りちゃんと押した階に到着するから心配いらないんだよ
ミッキー
いや、別にその心配をしてるわけじゃなくて、エレベーターの中ってどこを見たら良いのか分からないじゃないか。同乗者をマジマジ見てるのも変だし、ガラス張りで外が見えるタイプなら良いけどさ。ハイジはどこを見てるんだ?
ハイジ
んー?それはまぁもちろん自分が行きたい階に到着した後に何をしようか、という近未来を見ながら乗ってるんだよ
ミッキー
いや、それとこれとは話が違うというか……目線の話だぞ?
ハイジ
んー?だから私目線の価値観でお送りしてる次第かも
ミッキー
いや、だから……うーん、どう説明すれば良いんだろうな……
ハイジ
目線の視線が死線を越えると四川に行くんじゃないかと斡旋された打線が貧弱で、これはビタミンC1000じゃ足りないという茫然の路線と……
ミッキー
ああ、ごめんごめん、別に今はお互い好きに独り言を言う時間じゃないんだぞ。とにかくエレベーターに乗っててあんまり上を見たりはしないのか?
ハイジ
んー?上を見ててもあんまり意味がないから私は下を見てるのかも。そうなのかも?そうに違いないのかも
ミッキー
そうなのか?下を見てるっていうか、俯いて立ってるってカンジか
ハイジ
むっ、そうじゃなくて、誰もが上を見てるなんて、足元がとても危ない状況なんだよ。実は影の無い人が乗り込んでたり、霊的な何かが人間の足元に悪さをしてる恐れがあるのかも。ミッキーも注意しておいた方が良いんだよ
ミッキー
……そんな事を言われたら次から気になっちゃうじゃないか……うーん、上ばかり見てるのも下を見てるのも怖くなりそうだぞ……

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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    • 「あらそう。昇っていても降りているような気分かしら。ボタン一つで心も簡単に上に行ったら楽でしょうね。でもたまには降りてこないとバランスが取れないかしらね」

  • 密教のおフダを全面に貼って
    魔除けの置物を設置したら
    みんな安心して乗れるかなあ。

    • 「あら、そうね。もし何かあったら霊のせいに出来るものね。皆安心して乗れるんじゃないかしら。怖がっている人がいたとしたら、それは責任を負わされる可能性がある霊だけなんじゃないかしら」

  • 狭いエレベーターの中では上を向くことが、視線のかち合うことの気まずさや、沈黙の気詰まりの時間を回避してくれると思います。
    考えすぎかもしれないけれど、狭くて閉鎖的な空間の中で上を向くことは、
    “私には目的地がありますよ“という表明にもなって、
    関心は同じエレベーターの中の人ではなく、行き先であるという表明にもなるのではと思います。

    同じ目線に他の人の目線もある狭くて閉鎖的なエレベーターでは、目を閉じるのも躊躇われますし、上がベストなのかもと思います。

    どちらからであるか忘れましたが、雑誌だったと思います、日本人が電車の座席で目を閉じるのは何故、を連想で思い出しました。
    そこには確か、移動中に仮眠をとることは日本人の美意識に反しないからであると書いてありました。

    パーソナルスペース的にも、座席なら目を閉じても割合安心感がある、人の目も逆に安心感になるとも書いてあった気がします。但しそれは相当安全な日本だからだと。

    もう一度エレベーターに戻ると、なので、もしかして上を向くのは、安全だけど
    見知らぬ人との擦れ違いざまの挨拶の習慣は乏しい、目線を逸らす方が普通である日本ならではのことかもしれません。

    • 「あらそう。皆と合わせない人がいると何だか不気味に映るんでしょうね。そう考えると不審者というのは簡単に演じる事が出来そうね。逆に初対面でも気さくに話し掛けたり道を尋ねたりしやすい人もいるんでしょうし、外見や行動というのは大きな要素と言えそうね」

  • 扉の開閉時にどう動くかの心の準備のためかな?        学生の頃アルバイトで、エレベータを社員達は「ベータ」と呼んでいてカッコ良かったです。     僕は上を見ながら「もし、1階に落ちたらジャンプしよう」とか考えています。

    • 「あらそう。エレベーターとかエスカレーターとか、対応する日本語を作る間もなく広まった言葉という印象だものね。簡潔な日本語名も作ったら意外と広まるかもしれないわね」

  • こんばんは。

    いつもは1階しか行かないです(^_^.)
    7階には特設会場があって催し会場になってますよ。

    • 「あらそう。1階に7回行けば特設会場に変わっているかもしれないわね。そうなると普段の1階はどこへ行ってしまうのかしら。司会でもするのかしらね」

  • 上を見るというと“向上心のある人”を想像しますが、そういう人を見ていると なんな〜く感謝とか充実感とかいうのが見受けられなくて、いつもいつも次々と何かを手に入れようとして“満足”というのを知らない人のような気がしてしまいます。少し登ったら、一旦立ち止まって 振り返って満足して 感謝して また登り始めるということも必要ですよね。
    エレベーターですか?出入り口のそばなら正面、一番奥なら…と、立ち位置によって見る所違うかも… です。

    • 「あらそう。上ばかり見て躍起になっている人は何かを見失っているカンジかしら?あまり他の場所とは一緒に見れないのが上なのかもしれないわね」

  • そのとおりですね、エレベータ式の学校に行ったからって上ばかり見ていると、大学に入った時に足元をすくわれます。エリートよりも地に足がついた人の方が、ずっと堅実な人生を送れるというものです。

    • 「あら、そうね。一歩ずつ着実に進むのも悪くないわね。全ての景色を知らないと気が済まないものね。って、私だけかしら」