本当は奥が深い日本昔話:おとぎ話「ウサギとカメ」の真実とは

ブログネタ:ウサギとカメ、どっちが好き?

ミッキー
ウサギとカメと、どっちが好きか、って質問はよくあるな
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、良いかどうかは分からないけど……
ミニー
あらそう。残念ね
ミッキー
いや、残念とも言いきれないぞ
ミニー
あらそう。複雑ね
ミッキー
そんなに難しい質問でもないと思うけどな
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ!突然過ぎるぞ!
ミニー
うるさいわね。カメのようにコツコツとしらみつぶしにあなたの感情を予想していただけなのに、完全に私を困らせて嫌がらせをしていたじゃないの。だからもうウサギのように全ての段階を跳び越えて引っぱたく事にしたのよ。どんな手順を踏んでも結局同じゴールに向かうんだから早めに引っぱたかれた方が話が早いと思うわ
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!ウサギもカメも目指してるゴールがおかしいぞ!叩かれないゴールに設定しなおしてくれ!
ミニー
それにしても寒くなってきたわね。あまり暑さ寒さを感じない私でも寒くなってきたと思うからには、他の人にとっては結構寒いんじゃないかしら?既に大雪になっている場所もあるし、この冬は寒いのかもしれないわね。そもそも暖冬とか言っていても冬の時点でかなり寒いのは当たり前で、いくらなんでも暖かいは言い過ぎじゃないかしら。せいぜい寒さが緩いと表現するべきで、もしかして似ている漢字だから間違えたのかもしれないわね。暖冬ではなくて緩冬が正解のはずよ。もしくはもう少し寒くなるべきだと寒さを応援したくなる想いを込めて援冬と呼ぶのが良いでしょうね
ミッキー
……もしかしてウサギとカメはもうレースしてくれないのか?
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ!その結末じゃないと話してくれないのか?
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。それはそうと結局何が言いたいのかしら?交渉するたびに要求が変わる国との外交みたいに何が何だかさっぱり分からないわ
ミッキー
いや、だからウサギとカメとどっちが好きか、って訊いてるじゃないか
ミニー
あらそう。どちらかから選択しなければならないのね。それならウサギかしら
ミッキー
そうか?最後には負けちゃうんだぞ?
ミニー
あら、そんなのわざとに決まってるじゃないの。ウサギの最大の失敗は昼寝をした事ではなくて、勝負を申し込まれてしまった事よ。カメをバカにしたらすぐに立ち去れば良かったのよ
ミッキー
どうしてそう思うんだ?
ミニー
圧倒的な実力差なのに勝負を申し込まれてしまったら、もう負けるしか盛り上げる方法が無いじゃないの。勝ったら【つまらないヤツ】とか【大人気ない】とか【人間じゃないけど人でなし】とか、何故か酷い性格の持ち主と決め付けられて嫌われてしまうに違いないわ。努力している相手を才能だけで打ち負かすと嫉妬や妬みの対象になってしまうのは何も人間界に限った話ではないのよ。カメがゴールするまで必死に眠ったフリをする心優しいウサギの苦悩があなたには分からないのかしら
ミッキー
まぁ言いたい事は分かるけど、それならそもそもカメをバカにして怒らせなきゃ良かったんじゃないのか?
ミニー
あら、カメにはもっと能力があるはずだと信じてわざと愛の鞭を振るっていただけに決まってるじゃないの。でも無恥や無知に鞭を振るうと恩を仇で返されるような展開になってしまう事があるから困るわね。本来ならばムキになってこてんぱんにやっつけたいところでしょうけれど、ウサギはグッと我慢して、【ウサギに勝った事がある】という自信をカメに植え付けてあげるために負けるのよ。要するに力のあるものが陰の努力で物事を手のひらの上でコントロールしても凡人は気付く事が出来ない、というのが教訓になっているのよ
ミッキー
そんな話だったっけ……普通に油断大敵ってテーマなのかと思ってたぞ
ミニー
うるさいわね。カメが牙を剥いてスッポンにでもなった気になっているのかしら、腹立たしいわね
ミッキー
こら!いつから僕がカメになったんだ!……まぁ自分でも努力タイプの人間だとは思うけど……
ミニー
何をごにょごにょいつも【通行人A】とか【聴衆B】などの役しかもらえなかったのに、新しい舞台ではついに主要キャストである【亀】の役がもらえて喜んでいたら、甲羅に首を引っ込めたまま出てこられなくなってしまった亀の役で、結局誰が演じているのか知り合いにも気付かれなかった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかくあなたはカメで良いじゃないの。私の事も甲羅で守ってくれるんでしょう?って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
うっ、僕の傍にいれば安心って思ってくれてるのか……?だったらカメも悪くないな
ミニー
あら、でも甲羅の中に二人も入れないからあなたは外に出てもらうしかないわね
ミッキー
甲羅を失ったカメって相当悲惨な状態だと思うぞ!

公認会話士が出版した小説一覧はこちら

スポンサーリンク

公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

  • 僕は動物を見るとき、まず
    「これがこっちに襲って?来たら、どうしよう」という事を考えます
    ◎ウサギは逃げそうで、襲って来そうにない
    ◎亀は口でこちらの指など噛んだら食いついて離れにくそう
    だから、ウサギのほうがまだ、マシです
    通っている病院に「ウサギ小屋」があって、その匂いも嫌いじゃないです、、

    • 「あらそう。襲ってきたとして最も危険な動物は一体何かしらね。意外と家の中にいる猫や犬が本気になったら人類にはとんでもない被害になりそうだけれど。そう考えると鎧兜などを着ずに生活出来ている事に感謝しなければならないわね」

  • 僕はウサギに憧れるカメです。  You tubeで、異常に速く動くカメを見て、ショックを受けてます。    あれはR18かも・・。

    • 「あらそう。野性の力を侮るととんでもない結果に直面する恐れがあるわね。引っ繰り返されてもちゃんと元に戻って逃げたりするらしいものね。というより不測の事態に備えてそれくらいの能力は身につけているのが当然なのかもしれないけれど」

    • 「あら、そうね。暖冬は関東で浸透し過ぎて担当者が均等化しようという見当もつかない話になったのかしら。って、ウサギとカメの話は跳び越えてしまったのかしらね」

    • 「あらそう。ウサギ好きとカメ好きではどれくらいの比率になるのかしらね。確かにどちらも使い分けられたら良いんでしょうけれど、どうしてもウサギみたいな事をすると妬まれたりする事も多そうね。そんな人間関係も跳び越えられたら最高かしら」

  • こんにちは
    ウサギがなんとなく好きですね。
    たまに思いますが、先んずれば人
    を制すみたいなイメージがあります。
    かめも急がば回れみたいな感じ
    ですが、最終的には臨機応変に対応
    できる人が一番すごいのかな。
    なかなかそんなりっばな人には
    なれなせんね。

    • 「あら、そうね。亀の甲羅のように家の中に篭るのが正しい過ごし方かしら。どうせ降るなら昨日の祝日に降れば良いのに、と思いつつ仕事や学校に向かっている人もたくさんいるんでしょうね。私も一応電車が止まってないだけまだマシかしら」

  • 自分で言うのも何ですが、小中学校での勉強は天才型でした。大して勉強しなくとも器用に点数はとる奴だったんですが、結局は努力家には勝てないんですよね。天才は、その天才ぶりが、ある意味で自分の壁になってしまっているのかも。そういう意味で、自分はカメになりたい、と思います。

    • 「あらそう。あるレベルの中で天才だと、それより上のレベルになったところでどうにもならなくなる、というカンジかしら。勉強に限らずスポーツとか芸術とかでもそういうケースで挫折を味わう人が多そうね。子供には右脳教育とか何とかより、努力する楽しさを覚えさせるのが良いのかもしれないわね」