歩くのが速い都会の人は他の部分も速過ぎて上手くいかない事がある?

ブログネタ:歩くの速い?遅い?

ミッキー
よく都会の人は歩くのが速いって言われるな
ハイジ
んー?そな事知らかも。そかも?ちかも
ミッキー
おい!会話まで無理やり速くしなくて良いぞ!口がちゃんと回ってないじゃないか
ハイジ
むっ、くれしだちゃよっ!
ミッキー
え?訓練次第でちゃんと……何だって?頼むからいつも通り話してくれないかな
ハイジ
むむむ、訓練次第でちゃんと聞こえるようになるからミッキーには気長に、かついたわりと慈しみの心を持って温かく見守って欲しいんだよ、って言っていたのかも
ミッキー
……速いとかの問題じゃなくて、間を省略しすぎな気がする……まぁ良いか。お前は歩くの結構速いよな。いつもいきなり登場するし、急にいなくなるし
ハイジ
んー?速いとか遅いというのは個人の価値観でしかないんだよ。私にとって普通なのに他の人には速く感じるという事は、私は時間の認識が上手に出来ない人なのかも!他の人には30年も経っているのに私は3日くらいの感覚なんだよ。ぎゃー!このままではあっと言う間に寿命になってしまうのかも!ガクガクブルブル
ミッキー
ちょ、ちょっと待て!ちゃんと毎日寝て起きて学校へ来てるんだからそこは正常だと思うぞ!歩くのが速いのとはあんまり関係ないんじゃないかな。って、気絶してるのか……おーい、起きてくれ
ハイジ
んー?私は全く寝ていないんだよ。それなのにミッキーが4、5歳は老けてしまったように見えているのかも。という事はまた私の知らない間に膨大な時間を消費してしまって……
ミッキー
そんな事無いから心配いらないぞ!って、僕が数秒の間に老けたってのはどういう事なんだ!
ハイジ
んー?きっと数秒の間に何か良からぬ事を考えて、ストレスで一気に大量の細胞が死滅してしまったに違いないんだよ
ねぇねぇ、昨日結局あの人に告白したの?
えー、ちょっと、私から話さない時点で察して欲しいなー
え?あんた誰?私はユミコと話してたんだけど
いや、私ユミコだけど、どんな冗談なのそれ
あ、ごめん。ユミコだったんだ。お姉さんかと思った。で?コクって返事もらったって事だよね?
えー、だからもう忘れようよ、その話は
え?あんた誰?
いや、ユミコだけど……って、何?バカにしてんの?
あ、ごめん、ユミコのお母さんかと思って……でもちゃんと話し合った方が良いと思うんだけどなー
もー、終わったからいいよ、あの人の話は
え?あんた誰?ユミコのお婆さん?
ミッキー
誰なんだよお前は!っていうかユミコさんは大丈夫なのか?全く……とにかく今日は、よく都会の人は歩くのが速いって言われるな、って話を……
ハイジ
むむむっ?私の時間の経過速度がおかしいどころか、ついに会話し始めたところまで時間が戻ってしまっているんだよ!このままミッキーと一緒にいると時間の無限サイクルにハマって出てこられなくなるのかも!ぴゅぴゅぴゅっ!
ミッキー
あっ、おい!ちょっと待て!……ホントに足が速いなあいつは……ひょっとして常に何かから逃げてるのか?

スポンサーリンク


公認会話士が出版した小説一覧はこちら
公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

    • 「あら、そうみたいね。線路を走って逃げるニュースをよく耳にするものね。毎日のように遅延している湘南新宿ラインよりも余程速いんじゃないかしら」

    • 「あらそう。今日はハイジもあまりに急ぎ過ぎて同時刻に2つも会話してしまったみたいだものね。彼の脳がよく混乱しなかったわね」

  • 我々人類の歩む速度は、生命の循環と比べてあまりにも早かったと言わざるを得ませんね。じきここも腐海に沈むでしょう。

    • 「あら、そうね。ここもインターネットの中にもかかわらず七日間くらい炎に包まれてしまう事もあるのかしら。きっとハイジの頭から新しい植物の芽が出てきたりするんでしょうね」

    • 「あら、そうね。ハイジと話すとすぐに過去とか未来とかが混ざってしまうわね。私の場合は闇とか黒とかが混ざってしまうカンジかしら。混ざるというより塗り潰されてしまうのかしらね」

  • もう30年くらい東京に行っていませんが、なんだかセカセカしている所だなあという印象がありますね。僕は歩くのは遅いですね。ゆっくり歩くのが好きです。

    • 「あらそう。結局人が多いから、急いでいる人の割合も自然と増えるのがセカセカして見える理由かもしれないわね。そうなると急いでなくてもゆっくり歩いていたら危ないものね」