食材によって刺身の呼び方が変わる理由とは

ブログネタ:好きなお刺身

ミッキー
刺身って色々あって美味しいな
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
いや、美味しいって言ってるじゃないか。魚ってスゴイと思うぞ
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
何が残念なのか分からないけど、生で食べても火を通しても美味しいからな
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
うーん、一体何が残念って言ってるんだ?
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
こら!理由が分からないぞ!ちゃんと会話してくれ!
ミニー
うるさいわね。【刺身】だけではいくらなんでも言葉の意味が広過ぎて何の事なのか分からないじゃないの。必ずしも魚の事を指してるとも言い切れないし、【刺身の盛り合わせ】を注文したらこんにゃくとキュウリとトマトのスライスが出てくるかもしれないわよ。残念だったわね
ミッキー
なるほど、確かに魚だけとも限らないかもしれないな。牛刺しとか馬刺しって言葉もあるくらいだし。でも基本的にただ【刺身】と表記されてたら魚の事なんじゃないか?
ミニー
しつこいわね。それはあくまで提供する側が馬鹿正直で親切だから成立しているだけじゃないの。これからの世知辛い世の中では通用しないんじゃないかしら。木綿豆腐のスライスと絹ごし豆腐のスライスと厚揚げのスライスで【刺身三点盛り】として販売するスーパーとかが登場しても不思議ではないわね
ミッキー
刺身を買ったつもりでそんなのが入ってたらすぐにスーパーの客足が遠のきそうな気がするけど……やっぱり魚介類以外を刺身として売る場合は【豆腐の刺身セット】とか、ちゃんと分かりやすく表記してると思うぞ
ミニー
あらそう。だったら白いカマボコとピンクのカマボコとカニカマボコだったら問題ないわね。更に豪華にして笹かまぼこも入れてしまおうかしら
ミッキー
確かに原材料は魚だけど、カマボコを刺身と思って食べる人なんていないと思うぞ!
ミニー
うるさいわね。最新のカマボコの技術を甘く見ているんじゃないかしら。ホタテもウナギも見事に見た目まで再現しているらしいわよ。そのうちマグロやイカやタイやハマチの刺身セットが全てカマボコになる時代が来るかもしれないわね
ミッキー
まぁ食べても気付かない品質で安いならそれで良いのかもしれないけどな。えーと、とにかくなんでこんな話になったんだっけ?魚って生で食べても美味しいんだからスゴイな、って話だったんだけど
ミニー
あらそう。でも 生で食べても美味しくない魚もたくさんいるんじゃないかしら?あくまで今まで日本人が培ってきた経験から、刺身にして美味しい魚だけが選ばれて提供されているはずよ。その刺身と、まだ見ぬ得体の知れない魚の刺身を同じ言葉で扱ってしまうのが危険だと言っているのよ
ミッキー
なるほど、そういう事が言いたかったわけか。だったらどうしたら良いんだろうな?
ミニー
あら、そうね。万人が美味しいと認める刺身は【刺身】のままで、まだその評価に至ってない刺身は【殺し身(さっしみ)】と名乗れば良いんじゃないかしら。ただ魚を殺して切り身を並べただけだものね。もしくは【察し身(さっしみ)】でも良いわね。味が恐らく劣る点に関しては事前に察してください、みたいな意味合いになるわよ
ミッキー
なるほど。美味しくなくても責任は取れない、ってカンジか。余程値段を安くするか、試食を充実させたりしないと売れそうにないけどな。ちなみに僕はマグロとカツオが好きかな
ミニー
あらそう。王道の刺身が好きなのね。あまり私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!どうしてそうなるんだ!?傍にいて欲しいぞ!
ミニー
まぁ、突然手を掴んだりして、何を考えているのかしら。察してもらわないと困るわよ
ミッキー
もしかして自分は一般的な女性らしい魅力が無い、って言いたいのか?そんな事は無いぞ。誰よりも美人で優しくて魅力的だし、僕にとっては全く揺らぎようのない完璧な刺身みたいなもん……って、痛ててててて!いきなり爪を立てないでくれ!
ミニー
うるさいわね。つい爪を刺してしまう女で悪かったわね。下手すると殺し身になるから察してちょうだい、と言っているじゃないの
ミッキー
無理やり王道から外れようとしなくても良いと思うぞ!って、痛ててててて!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

View Comments

  • ミニーさんはミッキーくんのことを
    何でも察するサシミストですね。

    • 「あら、そうね。常にサッシの隙間から覗いて……って、何を言わせようとしているのかしら。冊子になったら大変な事になってしまうわよ」

      • 既にミッキーくんのアルバム
        にはミニーさんがたくさん
        写っていそうだね。

        • 「あらそう。そういういかがわしいものは折を見て消去しなければならないわね。証拠は残さないに越した事は無いものね」

  • 地元の居酒屋はあまりにも刺身が安いので、深海魚を出しているのではないかと、話のネタになったものでした。と思って検索したらNAVERなどで深海魚の刺身を写真付きでまとめてありますね。

    • 「あらそう。焼き魚とか煮付けとか、意外と深海魚だったりするらしいものね。充分あり得るんじゃないかしら。でも味が良くて安ければ誰も文句は言わないんでしょうね。もちろん魚の名前を偽ったりしたら怒られるでしょうけれど」

  • 漫画で、身を捌かれ骨だけになった魚が再び水槽で泳ぐ場面を見たことがあります。
    身は皿の上へ、半殺し身になった魚いわく《俺の身を察してくれ》
    刺身は、アジ、秋刀魚、サーモン、マグロのたたきを好きです。あと、シメサバは刺身ではないかもしれないけれど。
    逆に他の刺身はほぼ頂いていないです。

    • 「あらそう。まだ尾ひれなどが動いている尾頭付きなどもあるものね。人間の食への探求心というのはスゴイわね。って、よく考えたら大きな魚も小魚を丸呑みにしたりしているし、それが食物連鎖と察して納得するしかないわね」

  • サーモンとイクラを同時に口に入れます(熊の気持ちになれるので)     ・・「察し身」は本当に「刺身」の語源かもしれない・・         ミッキーへ伝言です、「刺しme」(僕を刺して)の世界に入らないようにね。

    • 「あらそう。熊も贅沢な熊になると、鮭は食べずに栄養価の高いイクラだけ食べたりするらしいわね。本能的に栄養価を知っているのがスゴイけれど、もしかしたら熊としては美味しいと思うから食べているだけかもしれないわね」

  • 刺身→殺し身→察し身
    今日も笑わせて頂きました。流石ですね、これぞ[会話ブログ]の王道を見たという感じでした。シンプルで分かりやすくて面白かったです。
    昔は、鮭を刺身では食べませんでしたよね…サーモン刺しを今だに食す事に抵抗がある御年配のかたは多いみたいです。刺身は、やはり鮮度が命デスよね。魚にも旬があるし、五月のさっぱりした初鰹・肌寒くなった頃の脂の乗った戻り鰹・新鮮なサンマなら生でも食べれますよね。地元は鮪の水揚げ高日本一と言われる港町が近いですからね、200海里問題が決まる以前はマグロの なか落ちやクジラは毎日のように当たり前に食卓に並んでいたものでした。
    さて、ブログネタ:好きなお刺身?ということですが…
    「基本 何でも美味しく食べれます」の私なのでw 何かなぁ~?と考えたのですが、鰹におろし生姜と青じそ・サンマのナメロウに味噌やネギ・鮪にワサビ・しめ鯖の酢…考えてみたら私 刺身は魚より薬味が好きなのかもしれません…という事に今気づきました。たま〜に呑む酒のお供にイカ刺し、板わさ、冷奴は大好きメニューなのですが もしかしたら私にとってメインはワサビと生姜だったのかもしれない(笑)

    • 「あらそう。鮭は確かに色々と危険性が言われていたみたいね。養殖なら大丈夫、みたいな研究結果になったのかしら。今後もそういう風に新たな刺身が誕生するのかもしれないけれど、浸透するまではやはり察し身になるわね。殺し身だったら困るものね」

    • 「あらそう。まだまだ食品としては高級とは程遠い評価なのかしらね。かなり研究が進んでいるらしいから、そのうち高級カマボコが登場するかもしれないわね」

  • いつもありがとうございます!

    刺身は全般的に好きですね☆

    ただ気をつけたいのが、ごく稀にお腹にあたる事がある事。僕自身は今のところないけど他の人が鰤(ぶり)の刺身であたった話があるので注意する必要もありますね。
    (細長い虫みたいなやつがたまにいるらしい)
    でも御飯がすすむからなんだかんだでお刺身最高です☆(v^ー°)

    • 「あらそう。魚だって生き物だから、何かが寄生していたり病気になっている魚もいるでしょうからね。中々見た目だけでは判断出来なかったりするのかしら。海の中に病院とか医者は存在しないのかしらね」

  • 僕はアジとイカの刺身が好きですね。刺身では食べない魚といえば、ウナギがそうですね。生の状態では血に毒があるからだそうですが…どんなもんなんでしょ?

    • 「あらそう。それなのに火を通すと精力がつくというのはスゴイわね。フグも食べる場所と食べない場所があったり、エサを管理すれば毒は持たないとか、色々と奥が深くて研究のし甲斐がありそうね。そのうち研究が進んで今まで刺身にならなかった魚が刺身になったりするんじゃないかしら」