年を取ると涙もろくなる理由・涙腺を崩壊させる容赦ない人生

ブログネタ:涙もろい?

ミッキー
人は年を取ると涙もろくなる、って言われてるな
ミニー
ええ、そうね。それがどうかしたのかしら
ミッキー
いや、それってどうしてなのかな、と思ってさ
ミニー
あら、人生なんて過ごせば過ごすほど無常で非情で不条理で泣きたくもなるでしょうからね。当然じゃないかしら
ミッキー
何とも嫌な理由だな……でも感動する場面で涙もろくなる、ってイメージだぞ?
ミニー
だから人生は嫌な事や不幸な事しかないと悟ったはずなのに、まだ人生は捨てたもんじゃないと思ってしまうような落とし穴を掘って待ち構えているものなのか、と呆れるやら怯えるやら……
ミッキー
こら!そんな酷い理由じゃないような気がするぞ!もっと純粋に感動してるからなんじゃないのか!?
ミニー
うるさいわね。今更感動とか何とか言われると、アレルギーで目がしょぼしょぼしてしまうだけよ。変なものが目に入ったら洗い流さなければならないものね
ミッキー
感動のシーンが花粉みたいな扱いになってるじゃないか……光景と物体とじゃ全く【目に入る】って意味合いが違うはずだぞ……
ミニー
何をごにょごにょ結婚式の両親への挨拶で両親を感動させて泣かせてやろうと意気込んでいたものの、当日は自分がすっかり感動して泣きじゃくってしまって、両親に対して何を言っているのか全く分からずに完全に白けさせてしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。それで結局今日は一体何の話なのかしら?話題が洗い流されてしまって何が何だかさっぱり分からないわね
ミッキー
いや、どうして人は涙もろくなるのかな、って思ったんだけど……ホントに人生を諦めたからなのか?
ミニー
しつこいわね。私には他人の事なんて全く分からないわよ。だから誰かが感動していても共感する事も無いし、理解する事も無いわね
ミッキー
なるほど……という事は、年齢を重ねて色んな経験をしてきたからこそ、自分の身に置き換えて一緒に感動出来るような場面が増えた、って事なのかもしれないな
ミニー
あらそう。涙が出るほど私とは程遠い話ね。誰か共感して泣いてくれるのかしら
ミッキー
全く……今はそうでも、いつか他人の事で泣ける日も来るかもしれないぞ
ミニー
あらそう。前世に涙を忘れてきたと思ったけれど、意外と母親の子宮の中だったのかしら。それならまだこの世に私の涙が存在している可能性もあるわね
ミッキー
どういう世界観なんだそれは……と、とにかく今までに泣きそうになった経験すら全く無いのか?
ミニー
ええ、そうね。何もかも大きく予想を外れる事が無く推移していく世の中だから、驚いたり感動したりする事も無いわよ。泣くとしたらあなたが死ぬ時だけじゃないかしら
ミッキー
えっ!?そ、そっか。それだけはお前でも割り切れないというか耐えられないと思ってるわけか。お前を悲しませないように長生きしなきゃな
ミニー
……違うわよ。あなたが犬の時、って言ったの。犬のように言われた通りに動いたり、社会の犬みたいになったり、そんな涙せずにはいられない未来の映像が見えてしまうものね
ミッキー
もしそうなっても、お前さえいてくれればそこまで不幸だとも思えないぞ!同情するほどじゃないと思うぞ!

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公認会話士

電子作家の公認会話士です。 2015年4月、アメブロとFC2から引っ越してきました。 気楽に楽しめる作品をビシバシ更新していくつもりなので、気が向いたらいつでもお立ち寄りください。

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  • もしかしたら、歳と共に涙腺がゆるんだだけなのかも知れません だけど いろいろな事を経験して 人の喜びとか悲しみが わかるようになるのも 事実で
    『歳を取ると涙もろくなる』俺は 後者の考えがそうなんだと思います

    俺もいろんな経験して 若い頃より人の気持ちが(少しかも知れないけど)わかるようになったように思います
    涙もろくなりました

    公認会話士さんは どうですか?(やはりあれだけキメ細かく人の気持ちを書かれる方だからって思ってるんですけどね…すみません)

    • 「あらそう。色々経験する事で理解出来るようになる感情と、全く理解出来なくなる感情とがあるのかもしれないわね。犯罪者や不貞の輩が総攻撃されるのもそういう事なんでしょうね。あら、書き留めている人はどうかしらね。もちろん良い物ばかり見ているわけにもいかないんでしょうけれどね」

  • 僕は昔から涙もろいです。      涙を流すのが人間だけなら、涙もろい事は進化なのか?      昔のドラマ「われら青春!」の主題歌の【涙は心の汗~だ。たっぷり流してみよ~よ】が忘れられません。       涙は笑っても出てくるので不思議ですね。

    • 「あら、そうね。感情によって涙を流すのは人間だけなのかしらね。死を理解したり、死んだ仲間を弔ったりする動物はいるみたいだけれど。カラスも死を理解しているらしいものね。って、何の話だったかしら」

  • そんなミニーさんの為に泣きましょう。共感や理解をすればするほど、ふつうの人の見た目ではわからない悲しさが分かるようになるのですから。

    • 「あら、大丈夫かしら。人の事で泣いていたら精神がもたないわよ。もしかしたら涙の量は限られているのかもしれないものね。って、私はどうして最初から枯れていたのかしらね」

    • 「あらそう。目を守るべきまつ毛が突然クーデターを起こした瞬間だものね。多くの血と涙が流れるのは仕方が無い事態なんじゃないかしら」

    • 「あらそう。そうは言ってもそれが避けられない国とかもありそうね。水に流せない問題だから大変ね」

  • よく聞く話ですね。友人もそんな事を言っていましたが、自分の場合は年とともに泣けなくなってきたような…? ある作家が、「読者を泣かせるのは一番たやすい。一番難しいのは笑わせることだ」と言っていましたが、もし思い切り笑える作品に出会ったら、感動のあまり泣いてしまうかも…会話士さんはどうですか?

    • 「あらそう。どういう事で感動するのか、という事もやはり人それぞれ違うものね。あら、泣かせるのと笑わせるのと、どちらが多いのかしらね。そこは皆に訊くしかないんじゃないかしら。まさか大喜利で泣かれたりする事は無いと思うけれど」