ブログネタ:スポーツの秋、なにか運動するなら?
ミッキー
秋といえばスポーツの秋って言われるけど、何かしてみたい事ってあるか?
ミニー
さぁ、どうかしらね。たまには興味をそそられる本でも読んでみたいかしら
ミッキー
え?本?いや、そうじゃなくて……
ミニー
ええ、そうね。誰も絵本の話なんてしていないわよ。絵本もたまには趣向が変わって楽しめると思うけれど、今は何やら難解な本でも読んでみたい気持ちがするわ。きっとこういう機会というのは人生の中で何回かあって、その時に何を読むのかがその後の読書人生を左右すると言っても言い過ぎではないんじゃないかしら。ただの読書熱ではなくて、読書インフルエンザとも言える状態の時に素晴らしい本を読めばその後も読書好きとして生きていけるはずよ
ミッキー
言いたい事は何となく分かるけど、今回は読書の秋じゃなくて……
ミニー
うるさいわね。こうなったら絵でも描いてしまおうかしら
ミッキー
え?絵?だからそうじゃなくて……
ミニー
絵というのはまず道具を揃える時点で面倒になってしまって中々踏ん切りがつかないのが最大のネックじゃないかしら。とはいえ鉛筆で描く程度ではせっかく盛り上がった絵画熱を冷ますのに物足りない気がするものね。もちろん自分の経験と実力を考慮すると最初は鉛筆で描くのがやっとでしょうけれど、それでも道具を揃えておく事に意味があるのよ。運良くデッサンの段階で飽きる事がなければきっと次の段階へ進めるはずよ
ミッキー
まぁ言いたい事は分かるけど、今回は芸術の秋じゃなくて……
ミニー
しつこいわね。こうなったらフライドポテトを食べまくってしまうわよ
ミッキー
いや、だからそうじゃなくて……
ミニー
人はよく【○○をお腹いっぱい食べてみたい】という願望を口にするけれど、願うくらいならやってみれば良いのよね。もちろん金銭的な事情や、食材の希少性によって出来ないケースもあるでしょうけれど。とにかく私はついにフライドポテトが口に入らなくなるまで食べてみようと思い立ったのよ。でも食べているうちにどんどん消化は進んでいくでしょうし、時間さえ掛けたらいくらでも食べる事が出来てしまう気がするわね。という事は既に経験した事がある結果として【お腹いっぱい食べてみたい】と言っているのかしら。好きなものだけに、好きなものだからこそお腹をいっぱいにする事が出来ないなんて何という矛盾と不合理なのかしら。どれだけ食べても飽きない好物というのは意外とその人の首を絞める諸刃の剣になってしまうのかもしれないわ
ミッキー
いや、好物でもたくさん食べれば飽きるし、しばらく食欲が湧かないくらいお腹もいっぱいになると思うぞ。そもそも今回は食欲の秋じゃなくて……
ミニー
うるさいわね。何なのかしら、さっきから。完全に私との会話に飽きているじゃないの。飽き飽きの秋とか言い出すつもりかしら?そしていつの間にか私の隣の空間が空き空きの秋になってしまうんでしょうね。そうして私は泣き泣き安芸へと傷心旅行へ出掛けて泣き泣き安芸安芸の秋を過ごすのよ。って、くだらない事を言わせないでちょうだい。誰が泣くのかしら、失礼な
ミッキー
僕は何も言ってないぞ!飽きてるわけじゃなくて、違う話をしたかっただけだぞ。お前と話してて飽きるわけがないじゃないか
ミニー
……あらそう。それなら私はウキウキの……って、何を言わせるのかしら、みっともない。ドキドキの秋になると思ったら大間違いよ
ミッキー
う、うん、よく分からないけど……えーと、とにかく僕はスポーツの秋の話を……
ミニー
しつこいわね。もう散々やって見せたじゃないの。私の方が飽きてしまいそうよ。もう良いわよ
ミッキー
いや、スポーツの秋だけは何も言ってくれなかったと思うんだけどな。いつ話したんだ?
ミニー
違うわよ。会話よ、って言ったの。もしくは、脳に良いわよ、って言ったの。私は毎日会話によって脳の運動をしているからこれ以上スポーツなんてしたくないわ
ミッキー
な、なるほど、会話もお前にとってはスポーツってわけか。でも脳の運動だけってのも極端だな
ミニー
うるさいわね。相手によっては心だって激しく動くわよ
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