ブログネタ:美味しくて感動したもの
ミッキー
毎日色んなものを食べるけど、感動するほど美味しいものって中々巡り会えないもんだな
ハイジ
ぴー!ビックリ驚きの感動的なテーマかも!ガクガクブルブル
ミッキー
おっ、おい!大丈夫か!?気を失うような事を言った覚えは無いんだけど……
ハイジ
むにゃむにゃまさかミッキーが私に話しかける事が出来るなんて感動なんだよむにゃ
ミッキー
気絶しながら器用に話すな……って、おい、感動のポイントが全く分からないぞ。どういう意味なんだ?意識はあるか?
ハイジ
しゃきーん!というわけで完全に目が覚めたかも。とにかくミッキーがちゃんと人に話しかけられた事に驚いて感動した次第なんだよ。全く育てた覚えが無いのにいつの間にか巣立っていった子供を見送ったお母さんのような心境かも?そうなのかも。違うかも
ミッキー
それじゃ僕は普段ほとんどまともに会話が出来ないと思われてるみたいじゃないか!いくらなんでも酷いぞ!
ハイジ
むっ、巣立ったクセに反抗期をするためだけに戻ってくるとは太い子供かも!痩せ型のクセに太ってるとか言ったりして、慣用表現に対してもしっかり反抗的な態度を取っているんだよ!ポカパカポキカッ!
ミッキー
痛てっ!いきなり蹴るな!わけが分からないぞ!
ハイジ
んー?感動的な別れの後は、せいぜい10年くらい間隔を空けないと感動の再会にならないんだよ。たった3秒で戻ってこられちゃうと、その再会には感動するような要素は全く無いのが逆算して透けて見えちゃうのかも。時間というのは誰にも取り戻せない残酷なものだからこそ、人生に深い意味を与える事があるという教訓でした。今日の授業はこれで終わりです。ぺこり
ミッキー
こら!何だかいきなりまともな事を言われても、僕の話が全然済んでないぞ!どうして僕がまともに人と話せないような扱いになってるんだ?
ハイジ
むむむ、私やミニーに話し掛けてくるというのは一般的な感覚ではありえない事態としか言えないんだよ。むっ、という事はミッキーが変なんじゃなくて、私とミニーが変人という事にもなってしまうのかも!ポカパカポキカッ!
ミッキー
いきなり蹴るなって言ってるだろ!全く。さっきは未熟な僕がまともに人に話しかけられるのが驚きだったのに、今はまともじゃないハイジに話しかけられるのが驚きになっちゃってるじゃないか。何だか矛盾してるぞ
ハイジ
はっ、ぎくっ、ぴよぴよ、どきり、ぎくり、がくがくぶるぶる
ミッキー
何個か核心を突かれたような擬音が混じってたな。って、おい、突然気絶しないでくれ。何なんだ一体……僕は感動するほど美味しかった料理の話しをしようと思っただけなんだけど……
ハイジ
しゃきーん!というわけで正解はミッキーだったんだよ。そうなのかも?そうに違いないのかも
ミッキー
え?何の事だ?僕が何をしたんだ
ハイジ
んー?ミッキーは私とミニーに料理されて、何とも美味しい想いをしているに違いないんだよ。後はミッキーが状況に気付いて感動すればめでたしめでたしかも
ミッキー
なるほど……でも僕としては料理されて育てられてるというより、二人にツッコみながら対等に話してる感覚なんだぞ。まぁ会話での役割の違いというか、そんなカンジだな
ハイジ
ちっ、ごたくを並べてないで早く感動すれば良いのかも。それが出来ないならもう勘当なんだよ。反抗期が長過ぎかも。いらいらちっちっ
ミッキー
僕は育てて欲しいなんて一度も言ってないじゃないか!
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