メールのタイトルを変更せずにそのまま返信する人とは会話が成立しない？

僕は毎回タイトルをつけるけど、メールの返事でタイトルをつけずにそのまま返す人が多いらしいな。あらそう

うるさいわね、あなたの口調を真似するなんて恥ずかしいマネをした私に感動してマネーを支払うどころか、文句を言うなんて失礼な。そもそも何の話をしたいのか全く分からないわ。今回は本文も無しにさせてもらうわ

うるさいわね。メールなんて書いた事も送った事もないもの。タイトルも何も無いわよ。だから会話の時に採用してみるしかないじゃないの。というのがタイトルよ。では今から本文を話すわね。昨日はフライドポテトが夕飯だったわ。どうしてあんなに美味しいのかしらね。あなたも食べた事があるかしら？私が思うに……

あらそう。でもあなたの送ってくるメールなんてこんな風に薄くて浅い内容ばかりじゃないの。どうして私が同じようにするのはいけないのかしら。フライドポテトは耳に入ってくる音の時点でもう美味しいんじゃないかしら。揚げている音もそうだし、名前もそうね。食べている時の音もあるわね。音一つで何度も楽しめるのも魅力的ね

うるさいわね。メールなんて所詮は言いたい事を一方的に送りつけるだけの物じゃないの。相手の都合も興味も全く無視されている事がほとんどで、余程気の合う人からのメールでもない限り送られてきても嬉しくも何とも無いはずよ。最近は自分で調理する事も増えて、何となく油の温度が見ただけで分かるようになってきたわ。そこへ一袋の冷凍フライドポテトを一気に投入する時の爽快感と期待感、焦燥感と空腹感。幸福感と達成感。それらを総称して第六感と呼ぶのよ

第六感を刺激された私は、ついにフライドポテトを食べる前に美味しさを想像出来てしまう、という超常現象を体験する事になるのよ。上手く行けばジャガイモの霊に美味しさのお礼を伝えるスピリチュアル体験だって出来るかもしれないわ。私があなたの思い通りにタイトルだけで会話を成立させると思ったら大間違いよ。さんざん本文を無視したりして、失礼な

ついにフライドポテトの神様との交流に成功した私は、もしかしたら今後は恐れ多くてフライドポテトを食べる事が出来なくなってしまうんじゃないかと不安になったりもしたわ。でもここまで食べ続けていればもう神をも超える存在としか思えないわ。だから今後も私は神を食い尽くすつもりでフライドポテトの鬼神になってやろうと決意したのよ。塩さえあれば私は充分だけれど、塩にも種類が色々とあって、そっちにも今後はこだわりを持つべきじゃないかと思い立ったのよ。塩の種類で味がどれくらい変わるのか、今からワクワクしてしまうわね

うるさいわね。私の興味のある話がフライドポテトだから仕方が無いじゃないの。そもそもここ【会話ブログ】でのコメントに対しては私はタイトルをつけていないわよ。面倒だもの

違うわよ。感動だもの、って言ったの。わざわざ会話を聞いてコメントをしてくれるなんて感動してしまうじゃないの。だから胸一杯で本文を言うのが精一杯なのよ。という事にしておいてちょうだい。もういっぱいいっぱいよ