ブログネタ:何も喋らないイケメン(美女)と、超面白いけどタイプじゃない人、1日だけデートするならどっち?
ミッキー
なぁ、ちょっと訊きたい事があるんだけど……
ミニー
何よ、突然、気持ち悪いわね。そういう風に切り出す時に限ってろくでもない質問の事が多いと私は思うわ。私が答えやすいと判断された気軽な質問ならばそんな切り出し方はせずにいきなり質問するはずだものね。だからその質問には答えたくないわ
ミッキー
ううっ、確かに……でもそこまで変な質問でもないぞ?究極の選択みたいなヤツだからさ。答えたくなければ答えなくても良いから
ミニー
あらそう。それなら私はあえて冷めたフライドポテトが良いかしら。本当に究極の選択だったわね
ミッキー
え?何の話だ?
ミニー
冷めたフライドポテトと、熱々の作りたてのじゃがバター、どっちを食べたいかを訊きたがっていたじゃないの
ミッキー
僕はまだ何も質問してないぞ!っていうかその選択肢じゃ全然究極の選択っぽくないじゃないか!
ミニー
うるさいわね。それなら私は二次元のままで良いかもしれないわ。でも三次元も捨てがたいわね。ああ、これこそ究極の選択ね。どうしたら良いのかしら
ミッキー
何だか一人で盛り上がってるけど、今度はどんな選択肢なんだ?
ミニー
このまま15歳でい続ける二次元世界と、年老いて寿命を向かえる三次元世界、どっちが良いかよ。でもやっぱり二次元が良いかしらね。もっと年齢を重ねた物語の中に行けば、二次元でも年齢を重ねる事が出来るもの。普段はとても不自由が多いけれど、年齢に関しては自由度が高いんじゃないかしら
ミッキー
あんまり深くは掘り下げない方が良さそうなテーマだけど……そうじゃなくて、僕が訊きたいのは【何も喋らないイケメンと、凄く面白いけどタイプじゃない人、1日デートするならどっち?】って質問だよ。どっちも無し、ってのはダメだぞ
ミニー
あらそう。私が格好良い人が好きなのか、それとも面白い人が好きなのか、という事を訊きたいのかしら?それによってあなたは自分がどちらのタイプなのかを探ろうというのね。残念ながらあなたはどちらにも当てはまらないわよ。とても面白くないうえにタイプじゃない人、というカンジかしら
ミッキー
おい!それじゃ最悪じゃないか!どうして僕と付き合ってるんだ!
ミニー
うるさいわね。あなたは大して面白くないけれどそこそこ話すわね。そしてあまり特徴のない顔をしているわ。勉強も運動神経も中くらいね。察しも悪いし、想像力もさほど豊かではないわ。全部がちょっと無い、というカンジね
ミッキー
何か酷い言われようだな……どうして付き合ってくれてるのか分からなくなってきた
ミニー
違うわよ。全部がちょうど良い、って言ったの、って、何を言わせるのかしら、みっともない。私以外の全ての人が欠点と思う要素が100個あったとしても、私にとっては全部長所かもしれないじゃないの、腹立たしいわね
ミッキー
ううっ、じゃぁ僕の全部を好きでいてくれてるって事か?
ミニー
さぁ、どうかしらね。そんな質問に私が答えるといまだに期待しているところは嫌いかもしれないわ
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