ブログネタ:趣味に月100万円使えるとしたら、何する?
ミッキー
もし惜しみなく趣味にお金を使えるとしたら何をするだろうな
ミニー
何よ、突然、気持ち悪いわね。カバディ道場を設立したいなら勝手にすれば良いじゃないの。私はきっと肺活量が無いからとても楽しめないと思うわ。だから悪いけれど誘わないでちょうだい
ミッキー
何の話なんだ一体!カバディってお金が掛かるのか?
ミニー
さぁ、どうかしらね。何となくお金が掛かりそうだから咄嗟に口からカバディと出てしまったのよ。無意識に口に出来るという点では選手向きかもしれないわね。とにもかくにもカバディは講師や教室を確保するのは大変じゃないかしら。息の前に熱意が続くかどうかが最も重要だと思うわ
ミッキー
なるほど、確か途中で息をしちゃダメなんだっけ?って、別にカバディの話をしたいわけじゃないんだけど……
ミニー
あらそう。それならお金の掛かる高いカメラをいくつも買って、性能と写り具合の違いを楽しもうとしているのかしら?モデルを雇うお金も大変でしょうね。私が無料でモデルになると思ったら大間違いよ、いかがわしい。芸術のためなら少しは考えても良いけれど、あなたのはただ自らの眼福のために写しているだけだもの
ミッキー
僕がいつそんな風にお前を写したんだ!携帯の写真だって撮らせてくれないクセに、全く。って、芸術のためだったらホントにヌードモデルになる気があるのか?
ミニー
……まぁ、私がいつヌードモデルなんて単語を口にしたのかしら。あなたの願望は既に私の発言を脳内でどんどん脚色してしまうのね、いやらしい。私をどういう目で見ているのかよく分かったわ。二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
うっ、しまった……モデルって言うからてっきりヌードかと……そもそも今回はお金があったらやってみたい趣味について訊きたかっただけなんだけど……
ミニー
何をぶつぶつヌードデッサンの時にモデルの背中側の席になってしまった美術大生みたいに呟いているのかしら、気持ち悪いわね。突然私に欲望をぶちまけたりして、結局何が言いたいのかさっぱり分からないわ
ミッキー
全部お前が僕の欲望を想像して言ってただけで僕は何も言ってないぞ!最初に言ったように、もしお金が惜しみなく使えるならどんな趣味をしたいか、というのを訊きたかったんだよ
ミニー
あらそう。それなら世界で最も高価なジャガイモを購入したいわ。それから油と塩ね。出来たら鍋やコンロや包丁などにもとことんこだわってみたいわね
ミッキー
なるほど。お金があったら究極のフライドポテト作りを趣味にしたい、ってカンジか
ミニー
まぁ、私がいつそんな事を趣味にしたいと言ったのかしら、失礼な。皮と一緒に捨てるわよ
ミッキー
どうして僕が捨てられる展開になるんだ!どう考えてもフライドポテトの材料としか思えなかったぞ!
ミニー
違うわよ。会話を一緒にするわよ、って言ったの。フライドポテトはあくまで会話の時に食べる付け合わせじゃないの。本来私の趣味には1円も掛からないわ、そんな事も分からないなんて腹立たしいわね
ミッキー
ううっ、僕と会話をしていれば他には何もいらないって事か……それは嬉しいな
ミニー
でもフライドポテトが無いとあまり話す気がしないかもしれないわね
ミッキー
じゃぁ1円も掛からないって事にはならないじゃないか……全く素直じゃない!
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク