ブログネタ:豚に真珠っていうけど、豚が真珠つけていたら可愛いよね?
ミッキー
よく考えたら慣用句とか諺とか四字熟語みたいなのって動物が出てくるのがたくさんあるな
ミニー
ええ、そうね。それにしても何かしら、突然。急に【猿知恵】を巡らせて【虎の威を借る狐】みたいな様子で【猪突猛進】するのは辞めてちょうだい。私と議論をして勝ちたい気持ちは分かるけれど、あなたはたった一人だし、【群羊を駆りて猛虎を攻む】形にはならないと思うわ。恐らく【蛇に睨まれた蛙】状態になるのが関の山ね
ミッキー
またずいぶんとたくさん使ったもんだな。そんなに無理しなくても良いのに
ミニー
まぁ、私が【能ある鷹は爪隠す】とは真逆の行動をしたと【馬鹿】にしているのね、失礼な。そんな訴えは【馬耳東風】なのよ。私の【雀の千声鶴の一声】は全くまとまらない内容をたったの一言でまとめあげてしまう力を持っているわ。あなたが【猫の手も借りたい】状態になったら、ひょっとしたら助けてあげるかもしれないわよ
ミッキー
とても鶴の一声になってないような気がするけど……こういう時はホントに饒舌な気がするし
ミニー
あら、私が口だけで実行しない【鳴く猫は鼠を取らぬ】を地で行くような性格だと言いたいのかしら、失礼な。それとも【虻蜂取らず】のように、欲張り過ぎて結局は何も手にしていないと言いたいのかしら、本当に失礼ね。どんな価値観をすればこんなに失礼な事が言えるのかしら。もう私に近寄らないでちょうだい。【牛を馬に乗り換え】よ。劣っているものはどんどん他の優れたものに変えていかなければならないわ
ミッキー
そこまで怒るような事は言ってないはずだぞ!どうしてそんな展開になるんだ!
ミニー
うるさいわね。元々私達の関係には無理があるのよ。【猫に小判】で【豚に真珠】だわ。新たな諺で表現すると、【オスネズミにメスネズミ】という事かしら、って誰がメスネズミなのよ、失礼な
ミッキー
僕達はネズミじゃないぞ!そこだけは絶対に間違えたらダメだぞ!
ミニー
冗談よ。あなたといるとひょっとしたら【足下から鳥が立つ】ように意外な面白さや、【梅に鶯】のように絶妙の取り合わせが期待出来るんじゃないかと思ったけれど、私の見込み違いだったかもしれないわね。とんだ【取らぬ狸の皮算用】だったわ。このままでは【掃き溜めに鶴】状態になってしまうわね
ミッキー
全く……豚に真珠とか、掃き溜めとか、酷い言われようだな……僕だって頑張ってお前の話を理解しようといつも必死なんだぞ。少しくらい認めてくれても良いのに……
ミニー
うるさいわね。死人にするわよ
ミッキー
いくら力が劣るからって殺すのは酷過ぎるぞ!
ミニー
違うわよ。【驥尾(きび)に付す】よ、って言ったの。小さなハエも、一日に千里を駆ける優秀な馬の尻尾についていれば同じ距離の移動が出来る、という意味よ。だからあなたは私の傍から絶対に離れてはいけないと言っているのがどうして分からないのかしら
ミッキー
……ずっと一緒にいたいと思ってくれるのは嬉しいけど、ハエってのはまたスゴイな……
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