ブログネタ:80歳になったとき、どうなっていたい?
ミッキー
僕達が80歳になったらどんな風になってるだろうな
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ!叩かれるような事は言ってないぞ!
ミニー
うるさいわね。どうせ【この世の恨みを一身に集めるこの女が長生きするはずがない。僕は80歳になっても楽しく生き続けるが、お前は手の届かないあの世から幸せな様子を見てもがき苦しめば良いんだ。この黒い恨みが降りかかりすぎて影なのか本体なのか分からなくなっている女め】と言いたいんでしょう?その気になれば真っ黒のままこの世に居座り続けるわよ、失礼な
ミッキー
いきなり何を言ってるんだ!お前が先に死んじゃうのなんて耐えられないぞ!一緒に80歳を迎えた時にどうなってるのかの話をしてるんだ!
ミニー
……うるさいわね。そんな言葉で私の細胞が若返ると思ったら大間違いよ。それどころか浮かれておかしな細胞分裂をしてしまうんじゃないかしら。みっともないわね
ミッキー
……何を怒ってるのかよく分からないけど……と、とにかく、元気に80歳まで生きる前提での話だぞ。どうなっていたら良いだろうな
ミニー
さぁ、どうかしらね。そんなに生きたらまだまだ経験した事も無いような嫌な事件が世界中でたくさん起こるでしょうね。人間はずっと進化を続けてきたのかもしれないけれど、愚かさも同様に進化させているような気がするわ。そろそろ80年も生きないで済むように進化し始めるような時代に突入しているのかもしれないわね。長生きだけが幸せの尺度ではないわよ
ミッキー
ま、まぁそれはそうだけど……でもほら、良い事だってきっとたくさん起こるぞ。何しろ毎日こんなに楽しいんだからな
ミニー
……何を初めて自分のお小遣いでポテトチップスを買った子供のような顔をしているのか分からないけれど、いつ何が起こるのか分からない世の中は今後もずっと続くんじゃないかしら。誰も明日を体験した事が無い以上、明日は永遠に誰にも分からないのよ。だからいつ人生が終わっても後悔しない今を過ごすべきなんじゃないかしら
ミッキー
確かにそうだと思うけど、中々そこまで深く考えながら過ごし続けるってのも疲れちゃうんじゃないか?それにあくまで仮定の話だからさ
ミニー
しつこいわね。誰と誰の過程が家庭になるという話なのかしら、いかがわしいわね。とにかくあなたみたいに恵まれない日々を恨んでいても、幸せな明日を夢見る権利は誰もが平等に手にしているものね。毎日ちゃんと明日がやってきて良かったわね。結局は恵まれない一日になるだけでしょうけれど
ミッキー
こら!僕はお前と一緒に過ごせて幸せだって言ってるじゃないか!もしかしてお前は幸せじゃないと思って過ごしてるのか?
ミニー
うるさいわね。今は私ではなくあなたの話をしているのよ。このまま毒素の強い私の近くで80歳になんてなったら硬い栗が崩れて栗金団のようになったり、サツマイモが崩れてホクホクの焼き芋みたいになったりするようなグズグズの人生になってしまうんじゃないかしら。離れるなら今のうちよ
ミッキー
いや、どっちも甘くて美味しそうな状態になってるじゃないか。そんな80歳になれたら最高だと思うぞ
ミニー
あらそう。栗ご飯で最後の一本だった歯が欠けたり、干し芋がノドの水分を奪って窒息したりしたいのね。だったら好きにすれば良いんじゃないかしら
ミッキー
さっきと全然内容が違うじゃないか!全く。それで結局お前はどんな80歳になりたいんだ?
ミニー
あら、それは先程言ったじゃないの。何を聞いているのかしら
ミッキー
えっ?えーと、あ、そうか。離れるなら今のうち、って言ってた話か?僕が一緒にいたいと思えばずっと離れずいてくれる、って意味にも取れるからな。そう思ってくれてるなんて嬉しいな
ミニー
あらそう。歯が欠けたりノドに食べ物が詰まったりしたいのね。80歳どころではない話なんじゃないかしら
ミッキー
全く素直じゃない!
公認会話士が出版した小説一覧はこちら
スポンサーリンク