【会話ブログ】 ミッキー+ミニー

辛さに強い人とはあまり会話をしない方が良いかもしれない?

投稿日:

ブログネタ:今まで食べたなかで1番辛かったもの

ミッキー
お前は一体どれくらい辛いと辛さを感じるんだろうな
ミニー
あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。私が辛さなんて感じるはずがないじゃないの
ミッキー
そ、そっか。でもホントに全く何の味も分からないのか?少しは分かるって以前言ってた気がするぞ
ミニー
ええ、そうね。海水を飲んだとしてもほんのり甘い程度にしか感じないでしょうし、濃厚な甘ったるいアンコを食べたとしてもほんの少しの渋みしか感じないんじゃないかしら。味なんて全く分からないわね
ミッキー
逆に物凄く繊細な味を利き分けてるように聞こえるけど……と、とにかく、今度激辛で有名なお店とかに行ってみないか?表情一つ崩さずに食べたら皆驚くぞ
ミニー
あらそう。どういうわけか自分の味覚音痴を自慢げにひけらかすような、辛いものを食べた方が偉いような風潮があるけれど、私をその最上級に君臨させようとしているのね。そのうちマスコミに取り上げられて【激辛ハンター】などというみっともない名前で呼ばれて、【こいつみたいに舌がバカなヤツは頭もバカなんだろう】などと視聴者からの笑い者になるに違いないわ。あまりの苦々しさに死んでしまうんじゃないかしら。二度と私に近寄らないでちょうだい
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!そんな事をさせようとは思ってないぞ!お前が嫌な事なんてさせるわけがないじゃないか!
ミニー
うるさいわね。その言葉の甘さがクセになると思ったら大間違いよ。とにかくどれくらい辛く感じるのかなんて食べてみないと分からないけれど、全く味が分からないというのは逆に危険なんじゃないかしら
ミッキー
どういう事だ?
ミニー
あら、もしかしたら人体はあまりにも辛い食べものに耐えられないのかもしれないじゃないの。その危険性からの自己防衛として辛味や苦味や酸味を感じるんでしょうからね。という事は、私の場合は全く自覚症状がないまま突然死してしまう恐れがあると思うわ
ミッキー
な、なるほど。不味くて食べられない、ってのは自分の身体に合わないのが理由とも言えるわけか。まぁ大昔は賞味期限なんてなかっただろうし、ちょっと食べたりにおったりして判断してたんだろうからな。って、辛いにおいも分からないのか?
ミニー
あら、それは見たらすぐに分かるわよ。どれだけの人間を観察してきたと思っているのかしら
ミッキー
……何か話が突然変わっちゃってる気がするんだけど……いくらなんでも料理の辛さは見ただけでは分からないと思うぞ。もちろん見るからに辛そうな料理はあるけど、実際には食べてみないと分からないぞ
ミニー
あら、そうかしら。料理しやすい人間なのか、警戒心さえ解けばあっと言う間に料理される人間なのか、常に警戒心を持っている自分を過信して料理されている事に気付かない人間なのか、全く警戒を解かずに……
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!やっぱり料理じゃなくて人間の話になってるぞ!しかも人間だって見ただけでは分からないと思うぞ!
ミニー
うるさいわね。そう思いたいなら好きにしたら良いんじゃないかしら。私だってあくまで大まかなパターンを説明しただけで、それぞれ微妙にタイプが異なる事くらい知っているわよ。それすら瞬時に見抜いてしまうけれど、残念だったわね
ミッキー
全く……じゃぁ僕のタイプは一体何なんだ?
ミニー
あら、それは簡単よ。あなたは唯一料理しにくいタイプね
ミッキー
えっ?そ、そうなのか?何か物凄く捻くれ者っぽい言われ方だけど、僕はそんなに料理しにくいのかな……
ミニー
違うわよ。料理しに来るタイプ、って言ったの。そんな人は世界に一人しかいないんじゃないかしら、いかがわしいわね
ミッキー
あ、な、なるほど。お前の人格に影響を及ぼしてる唯一の存在って言ってくれてるわけか。そんな存在になれてるなんて嬉しいな
ミニー
あらそう。中辛が激辛になったんじゃないかしら。良かったわね
ミッキー
こら!それじゃ悪化してるじゃないか!聞き捨てならないぞ!
ミニー
うるさいわね。あなたのおかげで好き勝手に言いたい事が言えるんじゃないの

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