ブログネタ：流しそうめん食べたことある？
ミッキー
流しそうめんっていかにも涼しげで夏の食べものってカンジだな
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ！変な事は言ってないぞ！
ミニー
うるさいわね。どうせ【この不気味な女がいると何故寒気がするのか以前から気になっていたが、どうやらこの長い黒髪が流しそうめんを連想させるからに違いない。だからといって本当に口にするわけではないからあまり調子に乗るなよ。一本口にしただけで毒殺されてしまうような気持ちの悪い怨念と不快感を身にまとう死神のような女め】と言おうと思ったんでしょう？誰か殺したい人がいるなら髪なんて使わずに視線だけでも殺せるわよ、失礼な
ミッキー
何で怒ってるのか分からないぞ！お前の髪が不気味なわけないだろ！流しそうめんの話をしてるだけだぞ！
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。そうめんを流すなんて冗談みたいな事は受け入れるクセに、会話に冗談が流れてくるのは拒絶するのね。そんな狭い視野ではひやむぎや冷麺が流れてきても気付けないんじゃないかしら、腹立たしいわね
ミッキー
いや、確かにそうめんと混ざってたらすぐには気付かないんじゃないかな……って、何でこんな話になったんだっけ……？
ミニー
さぁ、どうかしらね。そうめんを全て流してしまったのにお客が帰らないから色々流し始めたところなんじゃないかしら。そのうちお茶漬けを流して早く帰ってもらおうとするでしょうね
ミッキー
何だか京都の風習みたいになってるな。と、とにかくあんな風にちょっとアトラクションっぽい食べものって他にあんまり無いんじゃないか？
ミニー
あらそう。別にフェイントとか分かれ道があるわけじゃないし、食べた量や取り方の芸術性を競ったりもしないわね。ただ漫然ととりとめのない様子で麺が流れ続けているだけでは意外とそんなに盛り上がらないんじゃないかしら。恐らく最初の２、３回は新鮮な体験という気がするでしょうけれど、その後はすぐに普通に食べた方が食べやすいと思うでしょうね
ミッキー
な、なるほど。意外と楽しみにしてた子供の方がすぐ飽きちゃうかもしれないし、そうなると座って普通に食べる方が親としては安心かもしれないな。じゃぁお前も全く興味は無いのか？
ミニー
あら、あれはそうめんだけ流すから飽きてしまうのよ。たまにフライドポテトが流れたり、取ってはいけないワサビや唐辛子が流れたりすれば盛り上がるんじゃないかしら
ミッキー
フライドポテトを水に流したらその時点で美味しく食べられないと思うぞ！水の中に入っても味が落ちないものじゃないと意味がないんじゃないか！？
ミニー
うるさいわね。その時だけ熱々の油にすれば良いじゃないの。下手に手を出すと箸が油にはねたりして盛り上がるわよ。手づかみで取ろうとする猛者が現れる可能性もあるわね
ミッキー
いや、どれだけ上手に取ってもフライドポテト自体が熱々なんだし、確実にヤケドすると思うぞ……
ミニー
何をごにょごにょ自分の前に立っている男が流れてくるそうめんを見事に全部平らげてしまっている男のようにつぶやいているのか分からないけれど、流しそうめんをしたいなら好きにすれば良いんじゃないかしら。私なら明日にならずに今日にもするわよ
ミッキー
そ、そっか。思い立ったらすぐに、ってカンジなんだな。うーん、でもこのケースに関しては一人でやるのも難しいというか……流す人と食べる人を僕だけでやらなきゃならないからな
ミニー
違うわよ。私ならあなたのために協力するわよ、って、何を言わせるのかしら、みっともないわね
ミッキー
ううっ、そっか。お前は興味がなくても、僕のためだったら協力してくれるんだな……僕はなんて幸せ者なんだ
ミニー
………………
ミッキー
あ、あれ？どうした？突然黙って
ミニー
あら、何かしら。私が何か言った言葉なんてすっかり流れてしまったわよ。あなたも上手に聞き流してちょうだい
ミッキー
僕は言葉じゃなくてそうめんを流して欲しいんだぞ！
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