ブログネタ:お世話になっている人に感謝の言葉を書こう
ミッキー
普段お世話になってる人に感謝の言葉を言うような機会って中々無いな
ミニー
あら、どういう事かしら?
ミッキー
いや、ほら、改まって言うのも何だか恥ずかしいし、何だか冗談っぽくなっちゃいそうだし、ちゃんと伝えるのって結構難しいと思うぞ
ミニー
あらそう。誰に何を言おうとしているのか分からないけれど、言いたくないなら言わなければ良いんじゃないかしら。言いたくなった時に自然に出てきた言葉が真の言葉でしょうからね
ミッキー
な、なるほど。素直に言えないようなら無理して言わなくても良い、ってカンジか。でも伝えるべき時に伝えられなくて後悔するような事もあるかもしれないぞ
ミニー
しつこいわね。後々【ああ、あれは言うべきタイミングだった】と思っても、その時は言葉が出てこなかったんでしょう?だったらもう仕方がないじゃないの。そうして後悔と反省が出来る機会まで与えてもらって、もう感謝の言葉もない状況じゃないかしら
ミッキー
じゃぁ結局何も言わないんだな……まぁ例えば両親に対して母の日や父の日があるのは感謝を伝える良いきっかけだけど、そうじゃない時はどうなんだろうな。親戚とか先生とか友達とか
ミニー
さぁ、どうかしらね。全員街で偶然見かけたら【お前あの時はよくもやってくれたな】と伝えれば良いんじゃないかしら。恨みなんて常に意識しておくべき感情ではないわよ。また再会した時まで覚えていたら、その時に初めて爆発させたら良いんじゃないかしら
ミッキー
お礼じゃなくてお礼参りみたいになっちゃってるぞ!感謝って言ってるじゃないか!
ミニー
うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。今日も冗談に助けてもらって感謝すべきじゃないかしら
ミッキー
いや、物凄く会話を妨害してるような気もするんだけど……まぁお前が楽しいならそれで良いんだけどさ
ミニー
……何を家じゅう子供達にメチャクチャにされた親戚のおじさんのような事を言っているのか分からないけれど、とにかく言いたい時に好きに言えば良いんじゃないかしら。本当にそのつもりがあれば相手にもどうせ伝わるでしょうからね
ミッキー
なるほど。例え冗談っぽくなっちゃったとしても、何が言いたいのかは感じ取ってくれるかもしれないな。って事は何も言わなくても感じ取ってくれる人もいそうだな
ミニー
ええ、そうでしょうね。それを感じ取っているからこそ、感謝の言葉なんて改まって言い出したりしないような雰囲気を作ってくれているのかもしれないわよ。そこまでお互いに感じ合えたらもう何も言わずに永遠に解散した方が良いんじゃないかしら
ミッキー
お互いに完璧に理解し合えたら満足して関係が終わるって、恋愛ゲームをクリアしてるのとはわけが違うぞ
ミニー
うるさいわね。冗談だと言っているじゃないの。まだまだ理解出来ない冗談が紛れた事に感謝すべきじゃないかしら
ミッキー
全く……と、とにかく、お前は誰か感謝したいような相手っているのか?まぁ両親とかはもちろんだろうけどさ
ミニー
あら、言わなければ分からないような人には言わないんじゃないかしら
ミッキー
そういう人にこそ言うべきだと思うけど……言わないといつまでも分かってもらえないじゃないか
ミニー
しつこいわね。私は言わなければ分からないような人には言わない、と言っているじゃないの。そもそも感謝したい人なんて一人しかいないから、言うような機会もきっと無いんでしょうね
ミッキー
……な、何だか僕の事っぽいな……でもどっちみち感じ取ってても感じ取ってなくても言ってもらえないみたいだけど……
ミニー
あら、あなたには言えるわよ。良かったわね
ミッキー
えっ?そうなのか?でも一人しかいないって言ってたぞ
ミニー
ええ、そうね。また冗談が紛れてしまったみたいね。やはり感謝をちゃんと言った方が良いかしら
ミッキー
もしかして冗談に対して言ってたのか!?全く素直じゃない!
ミニー
うるさいわね。だから冗談だと言っているじゃないの。まともになんて言わないわよ、みっともないわね
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