ブログネタ：受験勉強の思い出
ミッキー
そういえばお前はどうしてこの高校を受験してきたんだ？
ミニー
さぁ、どうかしらね。つまらないから訊かない方が良いんじゃないかしら
ミッキー
いや、お前の事だったら何でも興味深いぞ。出来たら教えて欲しいな
ミニー
あらそう。まず私が住んでいる品川の近くの高校は却下ね。小学や中学で同じ学校だったわけの分からない連中も受験する確率が高いもの
ミッキー
……なるほど……そこまで避けなくても良いと思うんだけど……
ミニー
更にもう一つ確率論の問題として、この高校が意外と進学校というのも理由ね。学校選びの際に最も重視する要素は、自分の学力で合格出来る学校かどうかだと思うわ。だからこの高校を選択肢から外す人も多いもの
ミッキー
そっか。でも意外と進学校って言っちゃうと入学するまで進学校って気付かなかった、みたいに聞こえるぞ
ミニー
うるさいわね。まさかあなたみたいな人がいる高校が進学校だとは思えなかったから仕方が無いわ。入学してしばらくは全然違う高校に来てしまったのかと思ったくらいよ
ミッキー
こら！僕の事を一体何だと思ってるんだ！そもそも事前に願書とかも出してるんだから違う高校なんてありえないぞ！
ミニー
うるさいわね。正論を言えば晴れてあなたも進学校の生徒っぽく見えると思ったら大間違いよ。とにかく、電車で数駅離れている事と、進学校という事と、女子校ではない事が選んだ理由ね
ミッキー
女子校じゃない事？それはまたどうして？女子校の方が居心地が良さそうな気もするぞ
ミニー
あら、そうかしら。同性だけの環境で本性を剥き出しにした女性に囲まれるのは何となく相性が悪い予感がしたのよ。関わりたくない人や興味の無い人にも話し掛けられてしまいそうだものね
ミッキー
なるほど……まぁ同性しかいない環境での不思議なノリみたいなのがあるからな。それはそうと、受験勉強ってどれくらいしたんだ？
ミニー
あら、どういう事かしら
ミッキー
いや、何ヶ月前から始めたとか、一日に何時間くらいやったとか……
ミニー
何もしないわよ。当たり前じゃないの。自分に蓄積された知識に見合った学校に入学するための試験だもの
ミッキー
うっ、何か日本中の学生を敵に回しそうな発言を……でもその考えで実際にこの高校に合格してるわけだからな……しかもずっと学年一位だし……
ミニー
引っぱたくわよ
ミッキー
何でだよ！僕は何も変な事は言ってないぞ！
ミニー
うるさいわね。どうせ【こんなヤツと同じ高校に入ったせいで僕の人生はお先真っ暗だ。全てを黒く塗り潰す鉛筆のような女かと思いきや、全ての人の人生を先細らせる鉛筆削りのような女だ】と言おうと思ったんでしょう？あなたの思っている事は何でもお見通しよ
ミッキー
そんな事思うわけないだろ！お前のおかげで毎日楽しく過ごせてるんだぞ！この高校を受験してホントに良かったと思ってるのに
ミニー
うるさいわね。そうしてたまたま私の思っている事を見通せたからっていつも見通せると思ったら大間違いよ。何を考えているのかしら
ミッキー
え？何が？お前じゃなくて僕が思ってる事を言ったんだけど……って事はお前も僕と同じ事を思ってくれてたのか。感激だ
ミニー
……うるさいわね。いつまで私の心を見通そうとしているのかしら、しつこいわね。もう怒ってるから辞めてちょうだい
ミッキー
うっ、せっかく嬉しい事を言ってくれたんだから怒らなくても……
ミニー
違うわよ。もう受かってる、って言ったの。あなたはもう私に合格しているんだからこれ以上受験しなくて良いじゃないの。更に問題を解こうとしないでちょうだい。何を欲張って満点を取ろうとしているのかしら
ミッキー
うーん、恥ずかしいから思ってる事を言い当てて欲しくないカンジなのかな……でも既に合格してるなんて嬉しいな
ミニー
うるさいわね。あまりしつこいと退学になるわよ
ミッキー
うっ、それは困る……
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