ミッキー
ありがたい事にこのブログも2年を超えたみたいだぞ
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
え?何で?スゴイ事じゃないか
ミニー
うるさいわね。こんな事でわざわざ騒いだら、今後も何かあるたびにその事について会話していく事になりそうじゃないの。でも次にキリの良い数字と言ったら5年とか10年とかになってしまうわ。だからこれが恐らく最初で最後の機会になるでしょうね。残念だったわね
ミッキー
いや、ずーっと続けていけばいつか到達する日だってやってくるじゃないか
ミニー
あらそう。その頃は今の私達の会話を聞いてくれている人達は既に皆死んでしまって、それなのに私達だけは高校生で、そうなるともう新たな浦島太郎みたいな逸話として残っていくしか道が無いんじゃないかしら。ブログが人間になろうとして、でも結局はなり切れなくて、少しずつ夢や希望が失われて悪夢と絶望を突き付けられる、みたいなありがちなストーリーね。って、どうして私が無感情で無感動の人造人間みたいな扱いなのかしら、失礼な
ミッキー
僕は何も言ってないぞ!しかも後3年くらいでここに来てくれてる人が全員入れ替わるわけないだろ!
ミニー
あらそう。もちろん皆の寿命として考えると可能性は低いけれど、いつ飽きてしまうか分からないし、あなたやハイジが問題発言をしてブログが丸ごと削除されるかもしれないわ。凡人は時代の先を行く人の足を引っ張る事しか出来ないから困ってしまうわね。政治の世界も芸能界も、自分が登れないからって、他の人を低い場所まで引き摺り込んで蹴落とそうとする人ばかりだものね
ミッキー
僕とハイジは何とも酷い認識をされてたんだな……まぁ僕は凡人だけど、ハイジはどちらかと言うとお前側の……って、問題発言をする可能性はあるかもしれないな
ハイジ
ぴゅぴゅぴゅっ!何だか引っ張られたがっている様子の足を発見!ぎゅぎゅー!
ミッキー
お、ウワサをすれば……って、いきなりミニーの足に抱き付いて何をしてるんだ?
ハイジ
んー?何だかミッキーが低い場所にミニーを引っ張り込もうとしてるから、私がそうなる前に異次元まで引っ張っていこうとしているんだよ。ところがどういうわけかミニーはここを動こうとしないのかも?そうなのかも。違うかも
ミニー
ちょっと、そんな事を言ったら私が自らの意志で居場所をここに定めているみたいじゃないの。人は向上心を失ったらもうそこで終わりよ。地位や名声に甘んじてしまった途端に自己保身に躍起になって全く輝きを失ってしまう人がたくさんいるものね
ミッキー
おい、二人して僕を何だと思ってるんだ……僕だって二人が話しやすいように頑張ってるんだぞ。少なくとも同じ実力に引き摺り込もうとは思ってないぞ
ミニー
今日は3年目に突入したとかいう話みたいだけれど、何か言いたい事はあるかしら?
ハイジ
んー?どうせどんな大声を出したって地球の隅々までは聞こえないから、大体100人くらいが聞いているつもりで話をしてみたい次第かも。そもそも私の会話が登場する確率だって全体の6割くらいという気がするんだよ。という事は100の人が6割の確率の話を聞きに来てるから、実質は私の事を知っているのは60人くらいかも!いつも朝だけ会話を聞きに来る初めて私と遭遇する約40万人の皆さん、はじめましてなんだよ。ぺこり
ミッキー
お、おい、ちょっと……
ミニー
そうね。もしかしたら私達の話なんてほとんど誰も聞いていなくて、わけの分からない小説やアイドルの話が目当てという人達ばかりかもしれないわね。とはいえそもそも最初から誰も聞いていない状態で始まったわけだし、私は私のまま何も変わらないというスタンスのままでいるのが得策かしら。何かを変えた途端にもうどうにも元に戻せなくなってしまって終焉を迎える作品というのはいつの世にもたくさん存在するものね
ハイジ
そうかもそうかも。そうなのかも。というわけで今後も誰も聞いていないつもりでいつ削除されても構わない話を繰り返す気構えなんだよ
ミッキー
おい、だからそういう問題発言をしないでくれ。っていうか僕の話を……
ハイジ
早速問題発言だらけの一人の発言がほとんど削除されかかってるけど、もう後戻りは出来ないのかも!私も振り返らずに走り続けるんだよ!ぴゅぴゅぴゅっ!
ミッキー
こら!お前が話させてくれないだけだろうが!……って、もういないし……全く。ホントに僕だけレベルの低い場所にいて無視されてるみたいじゃないか……
ミニー
あら、何をごにょごにょ学校行事の重要な班分けをする日に風邪で欠席してしまって、きっとすんなり決まらずに皆に迷惑を掛けたと思って申し訳ない気持ちで翌日登校したら、最初からいないものとして見事に班分けが決まってしまっていて、あろう事か担任からも行事の当日も休むように促されてしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかく私は特に無視したつもりは無いわよ。あなたが何も話さずに一人で被害妄想をしているのが悪いんじゃないの。私のレベルに合わせてちょうだい
ミッキー
うっ、出来たらそうしたいんだけど……頑張ります……
ミニー
違うわよ。私のレベルを上げてちょうだい、って言ったの。私の居場所はここだとハイジも言っていたじゃないの。あなたのレベルが上がらないと私も上がらないわ。って、何を言わせるのかしら、みっともないわね
ミッキー
ううっ、そんな風に思ってくれてたなんて……よーし、凄くヤル気が出てきたぞ
ミニー
あらそう。レベルが上がればもう二度とみっともない話なんてしなくて済むはずよ
ミッキー
そ、それはそれで寂しいな……
ミニー
あらそう。良かったわね
ミッキー
いや、まぁ会話のレベルが上がるのは良い事なんだろうけど、僕への想いを言ってくれなくなるとしたら寂しいぞ
ミニー
違うわよ。私は私のまま何も変わらないとさっき言ったじゃないの
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