五月病になる原因と対処法：四月から始まったものを一度全て捨ててしまおう！

あらそう。良かったわね

あらそう。良かったわね

あらそう。良かったわね

あらそう。良かったわね

あら、どういう事かしら

ええ、そうね。上には空があるわ。それとも空の上の事を言っているのかしら。宇宙には４次元どころか、もっとたくさん無限に次元というものが存在する可能性もあるらしいわね。無限次元というよりは無元と表現するべきかしら。でもそうなるとゼロ次元と勘違いされてしまうかもしれないわ

あら、そうね。悩みの種があるなら悩みの根とか茎とか葉とか花もあるのかしら。悩みの花が咲いてしまったらもう大変な事になるでしょうね。という事は世の中の花が何でも咲けば良いというものでもないのかしら。でも枯れた方が喜ばれるような花はきっと世の中や人間を恨むようになって、毒を撒き散らしたり悪臭を撒き散らしたり、人々の悩みの種になるのよ。あら、悩ませるのと悩まれるのと、一体どっちが先なのかしら。しかも表現的に先なのか咲きなのかも紛らわしいし、何とも悩ましいテーマになってしまったわね

うるさいわね。五月病について何やら言っていたじゃないの。だからやってみたのよ

さぁ、どうかしらね。五月病をしたというよりも、解決策をしただけよ

違うわよ。あれこれ考えたりせずに、一つの事だけに集中すれば良いのよ。人間はいくつも同時にやるべき事が溜まると脳が耐えられなくなって、限界を超えるともう何もかも嫌になって投げ出してしまうわ。例えば少しでも遠くへ飛ばそうと思って、小さな円の中で強引に何十回も回転していたらヘリコプターのように空へ飛んでいってしまったハンマー投げの選手みたいなものよ

あら、そうね。実際に色々な事が起こるのは四月でしょうけれど、四月は新しい環境に対して緊張して集中力が持続しているから大丈夫なのかもしれないわ。でも連休を挟むと脳が休む事を覚えてしまって、一気に新しい環境や人間関係が嫌になってしまうのよ。実は連休なんて無い方が国民の健康のためには良いんじゃないかしら。例えば英語力を鍛えるために留学を決意したものの、にこやかだった英語の先生と違って現地では誰もが真顔で怒っているように話しているのが恐ろしくなって次第に誰ともコミュニケーションを取らなくなって、数年後に帰国した時にはもうすっかり日本語しか話せなくなっていたようなものよ

ええ、そうね。無理せずにいっそ諦めてしまうのも大事じゃないかしら。人の悩みの大部分を占めるのは人間関係に関する事だと思うけれど、そんなものは最初から持とうとしなければ良いのよ。どうせ持続しない人間関係を無理やり構築しようと必死になったら疲れるのが当たり前よ。もともとそんな事は不可能だもの

あら、そうかしら。私の周りなんて既に一人もいないじゃないの。状況も気分もとてもすっきりしているわ

違うわよ。どうしても自分がとても好きな人がいるわ、って言ったの。そう思える人が傍にいるだけでもう充分……って、何を言わせるのかしら、みっともない。あなたのせいで五月病になってしまったじゃないの

違うわよ。語学病、って言ったの。言葉遊びをしているうちについみっともない事を言ってしまう病気を早く治したいわね