ブログネタ：朝まで話せる話題
ミッキー
どれだけ話しても話し続けられる話題ってのがあるな
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
いや、別に残念だとは思わないけど……それだけ盛り上がるんだから良いんじゃないか？
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
いや、だから残念な理由が分からないぞ
ミニー
あらそう。残念だったわね
ミッキー
う、今のは確かに理由が分からなくて残念かも……とにかく話題が続くのがどうして残念なのか教えてくれないかな
ミニー
しつこいわね。あなたみたいに眠らないと死んでしまう人には、話し続けられる話題なんてただの苦痛でしかないじゃないの
ミッキー
ああ、そういう意味か。でも楽しく話し続けられるなら問題ないんじゃないか？眠くもならないだろうしさ
ミニー
あらそう。と言いつつ明け方になると本当はもう眠りたいのに、相手がどうも眠る気が無いようだから段々鬱陶しくなって、眠い事をアピールするために生返事ばかりを繰り返すものの全く気付いてくれずに、楽しかったはずの話題がもう大嫌いになってしまうんじゃないかしら。残念だったわね
ミッキー
ま、まぁそういうケースもあるだろうけど……って、何だか実際に体験したみたいに細かい例え話だったな……
ミニー
何をごにょごにょレストランで横のテーブルにいる二人が完全にナポリタンの事を話しているのに二人ともミートソースと間違えた名前を使っているのが気になってしまって、自分が食べたペペロンチーノの味が全く分からなかった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかくあなたが実体験だと思うならそうなんじゃないかしらね。私だって他の人と一晩過ごした事くらいあるわよ
ミッキー
ええっ！？僕だってまだ一度も無いのに……い、一体いつそんな……
ミニー
あら、何故取り乱しているのかしら。私は修学旅行や泊りがけの学校行事に参加しただけであなたを恐怖に貶めるくらい東京から出したくない人間だったのね。１０００万人以上で平均値を取って中和しないと、県民全員が真っ黒になってしまうくらい暗黒の存在だと言いたいのかしら、失礼な。ちゃんと奈良では毒入り鹿せんべいか何かと間違われて鹿も逃げたし、京都では真っ黒の八橋か何かと間違われて外国人観光客も近寄ってこなかったから大丈夫よ
ミッキー
何を言ってるんだ全く……お前はそんな周囲を巻き込んで不幸にするような事はしないじゃないか。僕にとって幸せの象徴みたいな存在だぞ。お前がいるだけで明るく楽しくなるからな
ミニー
……うるさいわね。たった一人で私の毒を中和したりしないでちょうだい、腹立たしいわね。結局あなたの話したい話題なんて朝になるまでもなく変わってしまっているじゃないの。それともどうやって真っ黒の鹿せんべいが黒くなくなったのかを聞きたいのかしら？そんなのはもう多くの鹿に舐めさせるしか方法は無いでしょうね。一体何万匹の鹿が犠牲になったか分からないけれど、その犠牲をバネに立ち直ったのよ。残ったのは鹿バネという名の屍というわけね。って、とても絵本に出来ないような悲惨な話をさせないでちょうだい
ミッキー
だから何なんだその話は……悲惨だからというより、シュール過ぎて子供に理解出来ないような気がするぞ……まぁ僕が言った言葉に対する照れ隠しなのかもしれないけど……
ミニー
……まぁ、どうしてそんな結論になってしまうのかしら。こうなったら真っ黒の八橋のがどうして黒くなったのかという話もしなければならないわね。それは、真っ黒の皮を自ら好んで被ったからよ
ミッキー
え？もう終わり？その黒い八橋ってお前の事を言ってたんじゃなかったっけ？まぁ確かに誰よりも優しい性格を隠すために毒舌を言ってるだけって気がするし……
ミニー
……何を知ったような事を言っているのかしら。黒い皮の中にはどっちみち真っ黒なアンコが入っているから注意してちょうだい。甘ささえも感じさせない、ただ重くて不気味な黒い塊よ
ミッキー
全く。お前がどう自分を評価しても、僕はお前が誰よりも優しいって知ってるし、その評価は変わらないぞ。それはそうと、今回はいつまででも続けられる話題について……
ミニー
しつこいわね。もうやってみせたから良いじゃないの。こんな私でも褒めれば良いのよ
ミッキー
な、なるほど。誰でも自分を褒める話題だったら良い気分になっていつまででも話していたいと思うかもしれないな
ミニー
違うわよ。どんな話題でも始めれば良いのよ、って言ったの。あなたとならどんな話題だっていつまででも……って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
ううっ、そっか、話題の内容より何より、ずっと話していたいと思える相手がいる事が最も重要だよな
ミニー
………………
ミッキー
そこで終えられると台無しになるぞ！
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