本の正しい形は紙の本でも電子書籍でもなく、全く別の形だった？

うるさいわね。かつてはきっと石や金属などに彫られたりもしたでしょうね。壁画だって意味がある立派な書物と言えるわ。今はいかにも電子書籍が次代の中心になるような論調で情報を操作しているけれど、本はやはり紙から作られるべきだとハイジは言っているのよ。【本】という漢字は【木】の【一番】良い使い方、という意味だもの

ええ、そうね。今考えた話だけれどよく信じたわね

どうもこうも無いわよ。本当の話として押し通そうと思っていたけれど、言っている間に気付いたのよ。先程のように漢字を元に考える理論では、【木】をわざわざ紙などには加工せず、木彫りで文字を記す方が【本】の適切な形になってしまうものね。私は真実や正解を追究するためなら、恥を掻く覚悟で前言撤回も辞さない心構えなのよ

あら、私は【熱帯魚って、熱を帯びた温かい魚なのかと思った】かしらね。真実を追求し過ぎてしまうのも意外と虚しい事なのかもしれないわ

あらそう。それなら【フライドポテト】でも良いわよ。食べたくなってしまうから諸刃の剣という意味合いが強いけれど

それなら私は【プランテーション】に興味があるわね。今後は熱帯や亜熱帯地方の農業の変化も食糧危機を乗り越えるために必要だと思うわ。こちらは正に今後の人類を考える上で熱を帯びているテーマと言えるわね。コーヒーやタバコや綿花ばかりではなくてジャガイモをもっと育てなければいけないのよ

開戦会開会宣言、開戦会開会宣言、開戦会開会宣言難破船難解な布なのかい

あらそう。今回は開戦の一回戦と言われているけれど、敵は全て海王星の海鮮兵らしいわよ。要するに海戦の一回戦という事になるわね。そして……

まぁ、こんな近未来の時代にずいぶんとアナログな回線を持ち込んでいるのね。あら、自ら近未来と言ってしまうと、現在はどこへ行ってしまったのか分からなくなってしまったわ。開戦の前に回船をして探す必要があるんじゃないかしら。回船とは本来、港から港へと回る船の事だけれど、そんな事は言わなければ隠せるからそのまま地球へ引き返す意味で使ってしまいましょう

あら、快閃よろしく飛び出していってしまったわね。しかも私の指示を解せんうちにあっと言う間に勝利してしまったわ。ご褒美に私のポケットマネー、直訳すると懐銭を恵んであげるから早く戻ってきてちょうだい。あら、回線トラブルがまだ直っていないじゃないの。そのうえ何故か回船運転に切り替わってしまって、海戦に向かった全員を宇宙に置き去りにして地球へ戻らなければならないみたいね。開戦にはどうしても犠牲がつきものという事かしら、悲しいわ。でも私の給料は常に下位戦線まっしぐらだし、懐銭が勿体無いから犠牲者の事は意に介せん方が良いかしら