急に話題を変える人は何か重大な事を隠しているのかもしれない?

   

ブログネタ:恋人に絶対に見られたくない瞬間は?

ミッキー
恋人に見られたくない瞬間、とかいう内容のテレビ番組を昨日観たぞ
ミニー
あらそう。気の抜けた間の抜けた魂の抜けた表情でぼんやりとその番組を観ていた瞬間を私に見られなくて良かったわね。少なくとも見られなかったと思い込んでおく事が幸せに繋がるんじゃないかしら
ミッキー
何を言ってるんだ?そんなにボーっとしてなかったと思うぞ
ミニー
あらそう。あの表情はまだ多少なりとも意識を残している状態なのね、よく分かったわ。それで一体何の話をしたいのかしら?
ミッキー
……いや、だから恋人に見られたくない瞬間の話を……っていうか、お前は今みたいに散々僕をストーキングしてるような事を臭わしてるけど、もしホントだったら絶対に見られたくない瞬間なんじゃないのか?
ミニー
あら、何を言っているのかしら。そんな事はしていないんだから見られたりしないわよ。私を何だと思っているのかしら、失礼な
ミッキー
そ、そっか。冗談とは思えないくらい僕が家にいる時の様子に詳しかったりするからさ……でもしてないならそれで良いんだ。疑って悪かった
ミニー
あなたみたいな人に簡単にバレるような集中力や警戒心や運動神経ではないわよ。私を何だと思っているのかしら、失礼な
ミッキー
そこに怒ってたのか!って、そういう事を言うから僕としては疑うしかなくなるんだぞ!
ミニー
うるさいわね。このままバレずに覗き見ていたら見たくないものまで見えてしまうかもしれない、という緊迫感による精神的な負担を私に与え続けているあなたには何かを言う権利なんて無いのよ。先日家の近くに新しいファストフード店が完成したみたいだけれど、今度フライドポテトを購入しに行ってみようかしら
ミッキー
え?何だ突然。途中から全然違う話になってるぞ
ミニー
あら、そうかしら。人間が扱う以上、言葉だって生き物みたいなものだもの。色々な事が起こりえると思うわ。もし言葉が意志を持ったら意外と私達が自由に扱える言葉というのは減ってしまうものなのかもしれないわね。言論の自由という権利を獲得する前に、言語を自由に扱える技術を身に付ける必要が出てくるわ。そもそも本来言いたい言葉というのは中々口にする事が出来ないものなのよ。要するに言えないと自覚しているからこそ言いたいという感情が生まれる、というわけね。それは誰かへの素直な想いだったり、自分の感情を正確に表す言葉だったりするわ。誰にでも身に覚えがあるんじゃないかし……ファストフード店は所詮はチェーン店だけれど、もしかしたら店舗による味の違いがあるんじゃないかと睨んでいるのよ
ミッキー
ちょ、ちょっと待った!途中で全く違う話題にされると話しづらいぞ
ミニー
あら、言葉が勝手にやっている事だから私に文句を言っても無駄よ。理解してくれないなんて腹立たしいわね。とはいえ人間は大多数が誰かに自分の事を理解して欲しいと思っているクセに、そう簡単には心を開いたりはしないものなのよ。理解されたいのに理解されるのが怖くて、理解されたいけれど誤解されるのは嫌で、心を閉ざした人間だと曲解されたままなのはもっと嫌で、でも心を開くタイミングは二度と訪れなくて……あら、フライドポテトが違うかどうかは同じチェーン店の違う店舗から買ってきて食べ比べをするのが手っ取り早いんじゃないかしら
ミッキー
……うーん、何だか今日は物凄く話しづらいな……とにかく僕はお前にも見られたくない瞬間があるのかどうかを訊きたかっただけだぞ
ミニー
うるさいわね。見られたくない瞬間と言っているのに、質問されただけでおいそれと見せたりするはずが無いじゃないの。何を考えているのかしら。話題を変えるわよ
ミッキー
うっ、そういえばそうだな。まぁ恋人だからって何もかも見せなきゃいけないとも限らないしな
ミニー
違うわよ。私は変えるわよ、って言ったの。今は見られたくない話を突然変えてしまうけれど、いつかはそんな私を変えたいと……って、何を言わせるのかしら、みっともない
ミッキー
そ、そっか。さっき途中までしか言えなかったような話も、僕だったらいつでも話してくれて構わないからな。それでお前に対する想いが変わったりする事もありえないし
ミニー
あらそう。ではフライドポテトの食べ比べはどうしたら同じ条件で二店舗を比べられるのかしらね
ミッキー
見られたくない話ってそっちだったのか!?

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